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きれい過ぎる海 [海外隠遁生活日記]

今日の仕事現場は東海岸でした。

東海岸は汚れを知らない外洋水が流れ込んでくるため澄んでいるのなんのって。
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雲が海面に映っているのが分るかなあ?もし無風だと絶景になるんですよ。

そんな海に飛び込むと・・・
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海底に泡の陰が映るんです。

娘たちが遊びに来ていたころは天気が悪くて、あまりきれいな景色を見せてやれなかったのが心残りです。




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ただいま来客中 [海外隠遁生活日記]

ギターの改造はまだ手を付けていません。

娘が友達を連れてウチに遊びに来ているので・・・

ぎこちなくお父さんやってます。

この国で娘たちは行く先々でモテモテ。

地元の人たちが勝手にK-popアイドルグループと勘違いしているだけなんですけれど。

かと思えば変顔メークで出歩いたりと、異国の地を楽しんでおります。
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明日の晩からまた静かなオヤジの独り暮らしに戻るのは・・・寂しいです。



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環礁の国-最終回 [海外隠遁生活日記]

雲の上に遠く山並みが見えています。
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と思ったら大間違い。手前に小さな島が見えます。ということはここは海の上?

ズームで撮影しても、なんか幻想的で・・・
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雨陽気の夕方とはいえ熱帯の開放感を感じさせない風景です。

雨雲が重く立ち込めているので海と空の区別がつきません。島影もただの黒雲のようだし。
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ここは昔トラック諸島と呼ばれたところです。この静寂な海はかつて大日本帝国海軍連合艦隊の基地でした。旗艦船はあの戦艦武蔵です。

ここには総延長200キロにも及ぶ(本当だろうか?)丸く連なった礁があるので環礁と勘違いされますが、内部に島があるので正しくはバリアリーフです。まあ、それはそれとして、ここは環礁という言葉本来の意味にぴったり当てはまる地形ではあります。

ちょうど眼下に外縁のリーフが見えています。海中に天然の防護壁があるのですね。
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ところで、私はこの島に立ち寄るといつも不思議な気分になります。

飛行機はもう乗り慣れて普段は空中にいることさえ忘れてしまうのですが、ここに着陸するために急旋回して高度を下げていく時、何故かものすごく飛行機に乗っている自分を意識します。

・・・・それはとても小さな単座式の飛行機です。

海面がぐっと迫ってくると、上空にちょっと不恰好なドーントレスか何かの編隊が現れ、次々に急降下して私を襲ってきます。

海上には炎上するたくさんの船舶が見えます。無抵抗な民間の輸送船団でしょうか?

島の飛行場には補給されて一度も出動することなく撃破されていくおびただしい数のゼロ戦。

私は被弾したわけではないのですが、結局、海に墜落してしまいます。

この後、私の乗ったボーイング737は着陸してつんのめるような急制動するので突如現実に引き戻されます。

この不思議な感覚はここに来るたびに起こるのです。ここの海に未だに沈んでいる多くの英霊の御霊が私を呼んでいる??そういうのを信じない人には全くもって下らない話です。

私は理系です。どちらかというと科学的な思考回路だと思います。でも、この感覚は何度も体験しているので非科学的だと否定のしようがありません。恐らく何かで見た海戦シーンが私の脳裏に刷り込まれていて、ここに来るたびフラッシュバックするのだとは思いますが・・・


次回から通常の楽器ネタに戻りますね。





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環礁の国-続編 [海外隠遁生活日記]

環礁の国の首都を空から見ると・・・・
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さすがにこのあたりの幅は少し広くて建物もたくさんあります。でも、この写真に見えている細長い島が国土なんです。

環礁は自然の防波堤ですから内海は天然の良港になっています。
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たくさんの大型船舶が停泊しています。のどかな風景ですね。

しかし、このあたりの環礁は美しい環境に似つかない複雑で根深い矛盾を抱えています。ここで私が軽々しく論ずるような話題ではないですが、ちょっとだけ触れてみたいと思います。

この国は言わずと知れた太平洋戦争の舞台であります。そして戦後はアメリカの核実験場となり、その後はアメリカ本土から発射されたミサイルの迎撃訓練場となりました。

それではここにもともといた住民は??

この写真の島は一般人の立ち入れない現役の米軍施設です。
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こんな環礁にアメリカそのものの生活が持ち込まれています。

でも、同じ環礁内にはスラム化してしまった島があります。そういうところは報道されることがほとんどない(意図的に隠されている?)ため、その存在を知る人は極僅かでしょう。ビキニ環礁に帰島できない人たちが暮らしているということでテレビで観たことがありますが、被爆の後遺症などの話ばかりで彼らの生活についてはあまり触れられませんでした。

この環礁で生きるには米軍基地で働くしかないのです。結果、ここの賃金水準は首都以上となり、職を求めて多くの人が流入してきました。小さな島はいろいろな背景の人たちで過密状態となってしまいました。

私の今回の出張先に行くにはこの島に立ち寄らなければなりません。もちろん機外に出ることはできませんし、写真撮影も禁止です。

私は15年ほど前に隣の国で暮らしていました。ここに軍事施設があるおかげで、国際線はすべてナイトフライトでした。昼のフライトだと施設が見えてしまうからですね。でも、現在は昼に飛んでいますから軍事的な地位は低下しているのでしょう。

撮影禁止がどのタイミングで始まるのか分らないのでとりあえず一枚。
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マットな塗装がリアルな軍用機が駐機していますね。

これ以上の画像は公開しません。今後、米国に入国できなくなると困るので。



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環礁の国 [海外隠遁生活日記]

ただ今、出張で熱帯の某国に来ております。環礁(アトール)の国は久しぶりです。

地球温暖化で沈むとされている国のひとつですが、一般の方にはあまり馴染みのないところでしょう。でも、こう言うと場所は分らなくてもほとんどの方はなんとなくイメージできるかもしれません。

ビキニ環礁のある国。

さて、これは首都のある環礁(島と呼ぶにはあまりに違和感がある)です。
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確かにほとんど標高がありませんね。


仕事先は首都からさらに船で外洋に出て40分ほど行ったところにある別の環礁です。
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海から見ると都会も田舎も差はありません。

土地の真ん中に車が通れるほどの道があり、その両側が外洋と内海(ラグーン)になっている典型的な環礁です。

静かですごくひなびた感じですが、景観はすばらしいです。

こちらはラグーンサイド。
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そしてこちらがオーシャンサイド。
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西海岸なので海は穏やか。環礁に川はないので海水は澄み切っています。

しかも、仕事現場の目前には私の大好物の波まで・・・・
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波質はメローでロングボードに最適。

電気や水道が無くたって私にとって必要なものが揃ったいいところなのですが、同行した人たちは「仕事だから来ているが本当はお金を貰っても来たくない」

などと言っています。

私はお金を払ってでも来たいと思うのですがねえ。







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ちょっと休憩 [海外隠遁生活日記]

最近本業のほうがなにかと忙しくなってきました。

週3回は海に出ています。

今日は調査でした。

仕事でひと潜りした後、休憩時間に何をしているかというと、

やはり潜っています。

目的はありません。だらーっと魚を眺めたりしています。

特に珍しくもない魚も良く見ると・・・
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こいつ、魚のくせにまつ毛あるじゃん!

などと水中で大声で叫んだり。

完全にちょっと危ないオジサンです。


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ウクレレについて考える [海外隠遁生活日記]

変わった楽器ですが何だかわかりますか?
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愛好家の世界でこれはタヒチアンウクレレと呼ばれているものらしいです。

でも、これを使っている人たち自身はこれを単にウクレレと呼びます。

上の写真はフィジーで撮影したものです。

南太平洋では特に珍しくも無い8弦ウクレレを何故撮影したかというと妙に出来がいいからなんです。

稚拙な手作りものが大半を占めるこの楽器にしては完成度が高いのです。どこか工房のようなところで作られたものではないかと考えています。ハワイのウクレレのようにこちらも今後は高級化していくのでしょうか?

で、これはハワイのタロパッチと呼ばれるウクレレと同様に弦が8本あります。2本づつ同じ音でユニゾンさせる構造(マンドリン式)で弾き方は普通の4弦ウクレレと同じです。

しかし、タロパッチと構造は全く別物で、表からボディーを丸くザクって共鳴板で蓋をして、その共鳴板に直接ブリッジが装着されています。よってこのウクレレはバンジョーに近いはじけた音感です。


ここの古くからの読者の皆さんなら私がこのタイプのウクレレを所有していたことをご存知ですね。

これです(2009年頃のブログに出ているはずです)。
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メラネシアで独自に進化した6弦タイプで、友人がわざわざ私のために作ってくれたものです。現地でこの楽器はユカリリと呼ばれますが、これはウクレレの英語発音ユーカレイリーが訛ったものです。もちろん普通にウクレレでも通じます。

これはいわゆる6弦ウクレレではなく、2組だけ音をユニゾンさせるものでチューニングも弾き方も4弦と同じです。

ポリネシアにルーツを持つウクレレがメラネシアまで広く普及したのは自分で作れる手軽な楽器だったということでしょうね。

そして私が今いるマイクロネシアにはそういうDIY文化は伝播しませんでした。

ちょっと南太平洋が懐かしくなっています。



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恐るべき生命力(閲覧注意) [海外隠遁生活日記]

閲覧注意:今日の記事は人によっては不快と感じるかもしれません。虫嫌いの方は速やかに退出願います。

ある日、車のフェンダーの上にカマキリがいました。
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ハラビロカマキリの仲間かなあ?鮮やかな緑色です。

前に回ってみると、あれっ?変わった顔だなあ!?
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目が透明で・・・んっ?これってカマキリ?

触ると攻撃的ではあるが、まったく威嚇して来ない。
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まさか、ナナフシじゃないだろう??

上から見るとサソリだし・・・・
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家に帰ってパソコンに画像を取り込んで、拡大してはじめてこれが何なのか分りました。

頭の無いカマキリです。

カマキリのオスは交尾のときにメスに頭を食われてしまうことは良くあるらししけれど、この個体はまだ成虫じゃないし・・・どうして頭を失ってしまったのだろうか?

この状態で生き続けることができるとは、ものすごい生命力です。

このカマキリ君、その後数日は元気でした。そしてネコに食われて成仏しました。

合掌


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無人島ランチ [海外隠遁生活日記]

今日は久しぶりに無人島に上陸して昼飯を食べました。

この島です。
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この海域にはこういう島はたくさんあるのですが、勝手に上陸することはできません。
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島で我々を出迎えてくれたのはこのコだけ。
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全長は30センチ以上もあり、なかなか存在感があります。
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ここも海はいわゆるクリスタルクリアーウォーターです。
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でも、見る方向を変えると、水面がキラキラ輝いています。やばっ!
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でもって、今日のランチはというと・・・魚のスープです。材料は仕事の合間にスピアーで突いたものです。
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今から30年近く前なら魚はBBQが定番でした。でも、今は島での焚き火は厳禁です。なので私たちはカセットコンロを持参します。これならOKです。というわけでランチメニューは必然的に刺身とスープになってしまいます。

などと楽しそうに書いていますが、今日は4ダイブをこなし、本当は死ぬほど疲れて帰ってきたんです。この生活、いつまで身体が持つかなあ??


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HANABI [海外隠遁生活日記]

この年末年始に私を大いに悩ませてくれた爆竹ですが、職場のスタッフに実物を持ってきてもらったのでレポートします。
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この筒はビールの空き缶を8個繋げたもので上も下もくり抜いてあります。
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この状態は竹筒そのもので文字通りの爆竹です。

一番底の部分だけは残してあります。そして小さな穴がひとつ開いています。
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その穴からライターのオイルを少量流し込んだらよく振って内部に行き渡らせます。
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それが蒸発を始めるタイミングでその小さな穴にライターの炎を入れて着火します。
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この爆竹に導火線はないので見ていて恐ろしくなりますよ。

そして、うまく着火するととんでもない爆音が出ます。

実際にやってもらいましたが、不発が多く大爆発させるにはかなりコツが要るようです。

これをこちらではHANABI あるいは BAKUDAN と呼んでいます。日本語そのままですが意味が全然違いますね(笑)。







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