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Bベース [ジャンクベース]

今回はバーニーのレスポールベースで悪戯しました。

最近、4弦のベースで重低音かましている若者がけっこういるのでオヤジも黙っているわけにはいきません。

5弦や6弦のベース弾いている人ってなんか「俺は上手いんだぞ」的なオーラを出してて、ちょっと近寄り難い雰囲気。実際、楽器も超高そうだし・・・

オイラはもっと庶民的なBベースを提案します。

早い話、普通の4弦ベースに太い弦を張るだけです。

今回使用したのはダダリオの5弦セットです。
Dscn9794.jpg
こいつの2弦から5弦を使いました。

ここで多くの方は、4弦用に設計されたベースにそんな太い弦を張って大丈夫なのか?と心配されることでしょう。

オヤジもはじめはそんなことしたらネックが反ってしまうのではと思っていました。

で、ネットでいろいろ調べてみたら、大変興味深いデータを見つけました。

レギュラーチューニングをした5弦ベースのそれぞれの弦荷重を調べた人がいまして、

それによると、一番弦荷重が大きいのは意外にも2弦で、1弦と5弦はほぼ同じ値!

この場合、1弦から4弦の総荷重と2弦から5弦の総荷重はほぼ同じということです。

つまり、4弦用に設計されたネックに2弦から5弦を張ってレギュラーチューニングをすればネックにかかる負荷は1弦から4弦の時とそれほど変わらないということです。

で、さっそくやってみました。
Dscn9795.jpg
当然のことながらぶっとい5弦はナットに乗っかっているだけです。他の弦も然り。

ナットはBベース専用としてオリジナルの弦溝を調整しました。
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ベースなのでこんなもので加工できます。写っている棒ヤスリはどちらもダイソーで購入。
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作業中はすぐに目詰まりするので、歯ブラシでくずを落としながら、少しずつ削りました。

作業が終わりましたが、見た目はそれほど変わっていませんね。
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ブリッジのほうはというと、サドルの溝を削るのは止めておいて、ベタベタに下げることで対応。
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この角度が好きです。弦はダダリオだってすぐわかりますね!
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各部の調整を済ませて、バーニーはBベースに変身!
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おーっ、いいねえ!ビリビリとした重低音が出ますよ!

1弦がないので、演奏にはちょっと慣れが必要ですが、満足満足。

注)これをやってみようという方、両連ペグのベース限定でお願いします。





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こんなもんどうすんの? [ジャンクベース]

バーニーのベースはできあがっていますよ!
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もともと軽度のジャンクでしたから。

ノブ類はSONEXのジャンクパーツを流用。
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バックには打痕、スクラッチ多数!
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まあ、こんなもん楽器が生きている証拠だから気にしない。コンターがあるので身体にフィットします。

ネックはロッドも触っていません。問題なし!
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メイプルにはうっすら縮み杢が見えますね。惜しいなあ。

レスポールというよりメロディーメイカーをベースにしたような感じだね。
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音はね、典型的なトレブリー&ブーミー。ベースの出ない(線の細い)ギブソンEBとでも言うか。

懐かしいクリームとかマウンテンとか、そういう系統の音。

いまどきの楽曲では出番がないだろうなあ。

それより、このベースどうすんの?

そろそろ機材整理をしないとマジでやばい。



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バーニーレスポールベースの整備 [ジャンクベース]

今日は2週間前にいったん倉庫に入れたバーニーのベースを引っ張り出して来ました。

黒いレスポール風のジャンクベースです。

こいつの配線をやり直します。なぜかほとんどの配線が外されていたやつです。

まずポットを外してみると・・・
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トーン(左)はOKですが、ボリューム(右)はショートシャフトで使えませんね。

弦アース線が見当たらないので、ブリッジを外してみると・・・
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あれまっ、ずいぶん腐食していますよ!アース線は緑青が噴いてボロボロです。

とりあえず、SONEXの中古ポットを使うことにして、アースを取り直してちゃちゃっと配線してしまいました。
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あらっ?ピックアップセレクターが逆さまですね(汗)

この状態でアンプテストをしてみたら音が途切れます。ん??

原因はアウトプットジャックの腐食でした。接触面が真っ白けです。
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磨けば使えるかもしれませんが、これは新品に交換!

配線の次は振動系。弦を張ってみると・・・
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フェルナンデスベースのお約束のように4弦の溝が浅いです。

で、溝を棒ヤスリで調整しました。
Dscn9172.jpg
画像で見ても良くわからないでしょうが、これだけでずいぶん弾きやすくなります。

このあとは、ブリッジの調整やらなにやらで、特に面白い絵はないので割愛して、

明日は仕上がり具合をアップしますね。








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ついでにバーニーも? [ジャンクベース]

ベースといえば、計画中のプロジェクトがあって、

SONEXのベースを作ってみようじゃないか、というものです。

そのために適当なネックを探し回っているのですが、

なんとなく似ているバーニーのレスポール風ベースのジャンク(爆安)を入手してみました。
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これは4弦がないこと、音が出ないこと、この2点だけでジャンク扱いとなっていました。本当はツマミ類もすべて欠品ですけど(笑)。
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ご覧のとおり程度は悪くありません。

肝心のネックはというと、反りも無く・・・・残念!SONEXには使えません。
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ネック基部は指板の端からさらに1インチくらい長くて、ディープジョイントのボルトオン構造となっています。長い部分を切断加工すれば装着できそうですが、もちろんそこまでする気はありません。

でもって、音が出ない原因のほうを調べてみると、
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トグルスイッチから先がすべて断線していました。何が起こったの?

とりあえず、ワニグチコードでつなげてみると、
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ピックアップは両方とも生きていました。

このベースは配線を直して、4弦を張ればすぐに復活するね!
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てなわけで、今回は何もしないで屋根裏部屋(ギターの墓場)行きとなりました。復活する日は・・・・・来ないと思う(汗)。

グレコの初代SGベース(ボルトオン)のネックならSONEXに合うはずなので、気長に探すとしましょう。





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フェルナンデスFRB-40 ひとまず完成 [ジャンクベース]

ジャンクベースの整備はひとまず終了しました。
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アニーボールのヘヴィーゲージを張りました。こいつはこれからレゲエバンドで使われるのでミュートした低音が良く出るようにね。しかし、弦のほうが本体価格より高くなり、当然予算オーバーです。この超過分はオイラの持ち出しだよ。とほほっ。
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細かいところは省略しますね。もう当たり前のことしかしていませんから。

ボディーはパーツを全部外して、コンパウンドとカーワックスできれいにしました。スリ傷はこのやり方ではとれません。
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塗装面のクラックはどうしようもないのでそのままに。一部剥離しているものは瞬間接着剤を流しましたが、はみ出すと白濁して汚くなるので要注意です。

外したパーツで錆がひどいものは交換しました。たとえばこんなやつ。
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配線はごちゃごちゃしていますが、特に問題がないのでそのままに、
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と思っていたら、切れているのがありました。

それにしても、当時のフェルの配線はとても熟練しています。
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模範的な薄付けハンダです。ちょっと感動。

素人のオイラがえらそうなこと言うつもりはありませんが、最後に一言だけ。

ネックの装着の前にボディーのネックジョイントスクリューの穴をちょっと確認してください。
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スクリューが効いているときはドリルで穴を少し拡張してボディーに直接効かないようにしてください。

これだけでネックのセットアップが容易になります。つまり、ボディーを挟んでネックがしっかりネジ止めされるということです。

後は、少し時間をかけてオクターブ調整をやって完成だ!


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キズ隠し [ジャンクベース]

今週末はジャンクベースのボディーでしたね。

このボディーはキズだらけで、レストアするなら塗装を剥いでしまうのが手っ取り早いのですが、いじりの練習がてら一番ひどい傷だけスポットで直してみます。

このキズです。木部に達しています。
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コンクリートの上を引きずったような深いキズです。

まず、粗目の紙やすりでキズを整えました。気持ち的にはすり鉢状に。
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凹みを充填する感じで木工パテを盛りました。
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紙やすりでパテを形成して、面を整えたら、耐水ペーパーで広めに水研ぎ。
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下地ができたら、黒のラッカースプレーを軽くさっと吹いて着色。
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ここではゆず肌になっていますが、時間を空けて繰り返して吹いて、つぶつぶを消していきます。ここでいきなり厚塗りするとアウトですので気をつけて!

乾いたところでまた水研ぎ。画像撮り忘れました(ペコリ)

最後にクリアーを数回吹いて、今日はここまで。
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白いところはフラッシュの反射です!キズはどこでしょう?
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ネックいじり終了 [ジャンクベース]

お次は指板のトリートメントです。

やり方はいつもどおりで、椿油で保湿します。

カサカサに乾燥していたローズ指板に椿油を塗布したらこうなります。
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しっとり感が出るまで塗布と乾燥を何度も繰り返します。
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フレットはメタルクリーナーで磨くだけにしました。
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このベースのフレットは減りも弦凹みもほとんどありませんでしたので。

フレットについて、最近は摺り合わせは極力すべきではないと考えるようになりました。研磨もしません。不必要にフレットを減らすのは馬鹿げたことです。

そうこうしているうちに、フレットも指板もリフレッシュ完了!
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思った以上にいいネックですね!

ヘッドの塗装面はカーワックスで磨いて終わり。何本かヒビが見えますがそのままにしました。塗装の剥げた部分はタッチアップで目立たなくしました。

最後にメタルクリーナーで磨いてくすみを取ったペグを装着して完成!
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これでやっとリアルタイムに戻りました。今手元にあるネックは最後の画像の状態です。

来週末は連休だし、ボディーのほうを一気に仕上げたいと思います。

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ヘッドのヒビ割れ [ジャンクベース]

外したネックを観察してみると、

基本的にネック本体、指板、フレットともダメージは無く汚れているだけです。

ヘッド表のヒビ割れはポリ塗装の割れのようです。てっぺん先にはハゲがありますね。
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自分の楽器なら塗装を剥いで塗り直すところです。が、今回は実用上問題が無ければ手を付けない方針なので、そのままにすることにします。

ヘッド裏にはちょっと深いヒビがあります。縦方向なので強度的には大丈夫そうです。
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でも、せっかくですから後で補修の練習をやってみますね。

ボリュートからネックにかけて細かい打痕が結構あって手触りが不快です。
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こっちもついでに修正しましょう。

まず、ヒビ割れに沿ってリューターで溝を掘りました。
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加工が楽なように逆△の溝です。オイラのおもちゃリューターではこれが限界です。ちゃんとしたのが欲しいとマジで思いました。

この溝に合わせて角材を接着。はみ出した部分は削ってしまうのでご心配なく。
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一晩圧着して、溝の奥にも接着剤を行き渡らせます。
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接着剤が乾いたところで、ヘッド裏全体をやすりがけ。
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ボリュート周辺の修正もこのときやってしまいました。

仕上げは艶ありクリアニスにタルク(ベビーパウダー)を混ぜたものをハケ塗りしました。
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ボリュートからネック側はタルク無しです。このネックはグロス仕上げですので。

ベビーパウダーでラッカーのつや消しするのはオイラ世代が模型少年だった頃は定番だったよね?

続く・・・
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ネックを外してみたら [ジャンクベース]

フェルのジャンクベースから反り調整の終わったネックを外しました。

木ネジ(ネックジョイントスクリュー)が硬いのなんのって。
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切り欠きを痛めないように注意して・・・

外してみるとネジは全部錆びていました。
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錆びているのはネックに入った部分ではなく、ボディー部分だけです。よく乾燥していないボディー材を使うとこうなるようです。

あれっ?これはFRB-42ではなくFRB-40ですね!どっちでもいいですけど。
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こういうところの工作がちゃんとしているのが、今の中華激安ギターとの違いです。

あれっ?あれっ?ネック膨れてない?
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なんだか変なことになっていますよ。黒カビらしきもののシミも見られるし。
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あのネジの錆びといい、ひょっとするとこのベースはネックの付け根あたりに何か液体をこぼしたのかもしれませんね。



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ネックの反り [ジャンクベース]

ジャンクベースの整備は帰国後すぐに始めて、毎日ちょこちょこいじっています。

まず、はじめにレストア計画を立てるわけですが、

今回のベースはネックと電装を直してやればまだ十分に使えると思います。

そこでいじるのはネックからになります。

これが使い物にならなければレストアは即中止、部品を取ってサヨウナラです。

で、弦を張ってレギュラーチューニングをしてみると・・・
Dscn8976.jpg
がっつり反っています。12フレットの弦高は1センチ以上ありそうです!

ネックの反りはトラスロッドを廻して修正しますが、やり方はさらっと流します。

古くて使われていない楽器のネックをいじるのは大変なリスクを伴います。ので、経験の少ない方にはあまりお勧めできません。ここに紹介しているのも、仮にネックが折れても笑って済むようなジャンクの話だということをお忘れなく。

オヤジは弦を張ったままロッドを廻します。なので楽器用の先の短い6角レンチを使います。
Dscn8982.jpg
このロッドは完全にフリーの状態でした。おそらく廻すのも初めてのようです。

順反りを直すには、レンチでロッドを右に少しずつ回すということはどこにでも書いてありますが、実際にどうやって廻すかということはあまり書いていませんね。
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両手でボディーとネックをしっかりホールドしてください。ホールドに7、ロッド回しに3くらいの配分で力を加減するとうまくいきますよ。レンチを廻すときに硬くなると手のひらに体重をかけがちですが、力が入り過ぎるので要注意です。基本は指回しです。オヤジは2晩くらいかけて、様子を見ながらネックを伸ばします。

ネックが落ち着いてきたら、さらにナット弦溝とブリッジ高も修正して弦高を調整します。
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このベースの場合、1~3弦のナット溝が浅過ぎです。

弦を外しましたが判りますか?3弦の具合が特に悪いです。
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丸棒ヤスリで弦溝を深くして、ブリッジも下げて、試奏もガンガンやって、この段階でレストア完了時のイメージのセッティングにしてしまいます。

正確にチューニングをして、さらに3日間放置。時々、弾いてみては音の狂いでネックが落ち着いたかどうかを判断します。
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ここがDIYのいいところ。ショップではものの10分で調整は終わるでしょうが、その後のネックの挙動変化まではチェックしてくれませんからね。

なんだかんだで、ネックの反り修正には1週間かかりました。

次回はネックを外しますよ。
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