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SONEXシルバーバースト復活 [シルバーサンバースト再生計画]

再生作業がひとまず終了しました。毎日ちょこちょこやったので1か月近くかかってしまいました(汗)。

1982年製GIBSON SONEX-180 DELUXE シルバーバーストです。
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光の加減でこういうオリジナルのシルバーに見えることもありますが、実物はもっとゴールドがかっています。

こっちに近い色です。
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音のほうはSONEXらしくないです。フロントピックアップのパワーが全然足りません。音が小さくクリーンです。それはそれでいいのですが、このピックアップはもう寿命が近い感じです。リアはまだまだ元気なのでなんとか爆音SONEXの片鱗を覗わせます。まあ、全体としては「こんなギター要らない」というアンバランスな状態になっています。
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気が向いたら調子のいいピックアップを別のSONEXから移植します。アッセン丸ごと交換が楽勝でできるのがSONEXの優れた点でもあります。

8千円もかかってしまった噂のトラスロッドカバーが本物の存在感を・・・・・
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ペグはできることならキーストーンに替えたいですね。
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最後にこのネックをご覧ください。
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ものすごく細かいウェザーチェックがびっしりです。塗装の剥げといい、オールド感が半端ないです。観賞用にはとてもいい個体です。でも現状で弾く気はあまり起きません(笑)。

これまで持っていなかった本物のバースト系SONEXがコレクションに加わりました。あとはタバコサンバーストだけか・・・・・オイラはコレクターではないのだが(大汗)。

本日をもちましてオヤジはSONEXいじり活動を休止します。来月以降、この趣味をどうすればいいのか大問題です。





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その他の細かいこと [シルバーサンバースト再生計画]

もう完成したも同然ですが、未装着パーツがあります。それはストラップピン。

なのですが・・・・エンドピンのほうはこうなっています。あらあら、2穴です!
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でかいほうが本来のピン位置です。なんとなんとコンクリート用のプラスティックアンカーが打ち込まれています!!

外人さんは手荒なことしますなあ。小さいほうは打ち直したようですが、SONEXの表層は樹脂なので、正規の位置以外ではよほど長いモクねじを使わないと芯材に届きません。

当面ストラップを使う予定もありませんし、今はピンを付けないことにします。

ショルダーのほうはといいますと・・・こちらの下穴は使えそうです。
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手持ちの純正ストラップピンは1個しかありませんでした。モクねじが曲がっています。
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禁じ手ではありますが、ペンチ2本で挟んで、まっすぐに戻しました。

一見ちゃんと付いていますが、これ以上締め込むと内部でネジが折れる恐れがあります。
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エンドピン穴修復と合わせて、まともなものに付け替えた方がいいと思います。これは今後の課題。

最後になりますが、ピックガード装着前にやっておかなければならないのが、ピックアップリングの取り付けネジを効かせることです。

1か所だけ穴が大きくなっていてタップできなくなっていました。

これは道具箱を漁ったらちょうど何かの足ゴムがあったのでそれをそのまま使いました。硬質ゴムに両面テープがついているものです。
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こりゃあいい!と思ったら世の中そう甘くはなかった。このゴムが干渉してピックガードがぴったり閉まらなくなってしまいました。まあ、カッターで当たっている部分を切り取ってしまえばいいんで即解決ですが。

これからピックガードを取り付けて、各部の調整をして・・・・明日は完成披露です。ふうーっ。


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ビス下穴の補修 [シルバーサンバースト再生計画]

配線は終わりましたが、ピックガードを装着する前にやることがあります。

ビス穴のうち2か所が壊れているのです。
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これはSONEXにふつうに見られる症状で、結局ギブソン社はこの問題を改善することなく生産は終了してしまいました。

今回はオヤジがいつもやっているやっつけ補修を紹介します。
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爪楊枝で木工用パテを穴に充填します。その後、楊枝はそのまま刺しておきます。

パテが乾かないうちに楊枝を抜いて、一晩放置します。
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乾いたら形成して、黒ゴム(靴のかかと補修用)で仕上げます。
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これをやらないでネジを締めるとパテが割れることがあります。

ネジが抜けてこないくらいの強度があれば問題ありませんので締め過ぎにはくれぐれもご用心。

で、やっつけ補修の出来上がりです。
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いよいよ終わりが見えてきた。完成間近だぞ!




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配線しました [シルバーサンバースト再生計画]

SONEXの配線が終わりました。回路そのものは、ほぼ当時のままです(ケーブルの取り回しは若干変えてありますが・・・)。
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出音テストもOKです。

週末は予定どおり組み込みが終わりそうです。


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配線図 [シルバーサンバースト再生計画]

まずはこれを。
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えーっ?もうできちゃたんですか?
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てなわけはありません。この画像は別のDELUXEです。

前からやろうやろうと思っていたのが、SONEXの配線図を描き起こすこと。

でも、まだできていません(大汗)。

そして、今回はこういう事態に。
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なっ、なんだこれ?

じつはこうなっています。
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あれまっ、配線イメージを写真に直接描き込んだだけじゃ!

せめて実態配線図を作らなきゃね。レスポールとかと違うから。





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電装パーツの取り付け [シルバーサンバースト再生計画]

今日は電装系のパーツをピックガードに取り付けました。

パーツはSONEXの中古品、それからポットやスイッチは国産の新品です。
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SONEXの純正パーツは前期は日本製ですが、後期になると韓国製も使われていたようです。

組み込みは基本的にとても簡単です。
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ピックアップは純正品なのですが、年代的に合っているかどうか自信がありません。
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ナンバーの読み方がわからないのです。

ガタガタの穴はリングでうまく隠れたようです。
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さあ、明日から配線をしますよ。夜中に作業をしているので途中の画像アップできないかもしれません。


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振動系の復旧作業完了 [シルバーサンバースト再生計画]

今日はテールピースを取り付けて、弦を張ってしまいます。

アンカーはオリジナルが刺さっているようなのでこのまま使うとして、まず、弦アースが取れているかチェックしました。
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アース線は生きています。

このボディーは樹脂層と芯材が剥離してきていますね。
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SONEXはほとんどこうなっていますので気にしない気にしない。

画像は前後してしまうのですが、アンカーは最初はこんな状態でした。
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サビサビです。どうしてこんなに錆びたんだろう?

まあ、これもオールドギターの味と思ってCRC556で拭き取るだけにしておきました。
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クリーニングはこのくらいで止めておきます。
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あとは、もう簡単。ブリッジとテールピースを装着するだけです。
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実はブリッジのサドルを入れ替えて向きを変えてあるのですが、詳しい手順は検索すればいくらでもヒットすると思いますのでここでは割愛します。

弦はシムを入れてあるので、かなり低めにセットできます。ネックの反りもないようです。
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弦を張ってみると、センターは問題なく出ているので、スクリューを締め込みネックを固定しました。
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ナットやフレットの調整などやることはまだまだありますが・・・・

とりあえず、振動系は作業終了ということで。 

今週の夜は電装系いじって次の週末には完成させたいですね。




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ブリッジ装着はそう甘くはなかった。 [シルバーサンバースト再生計画]

9月のアタマから出張があるので、このギターをいじれるのはお盆前まで。なのでもうちょっと頑張らないと。

弦を張るにはブリッジを付けなければなりませんが、このギターにはアンカーがありません。

SONEXのブリッジスタッド用のアンカーは特殊なものです(右の2個、左の2個はテールピース用アンカー)。
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アンカーの裏からスタッドビスを入れるという珍しいタイプです。この単品を国内で手にれるのはまず無理だし、Ebayはちょっと止めておこうということで、代用品を模索しました。

そして見つけました!!外寸が7ミリ径のブリッジ用アンカーです。
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国産の標準スタッドはM8サイズなので、M8対応のアンカーにこのブリッジアンカーはすっぽり入る計算です。

しかし、実際は違いました。
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国産の標準タイプには先っぽしか入りませんでした(下)。ただし、うまい具合にSONEXのテールピース用スタッドアンカーにはピッタリ収まりました(上)。

さっそく、アンカーを打ち込もうとすると、今後は穴が浅過ぎです。
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11ミリ径のドリルで穴を深くしまして・・・・
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やっとアンカーが入りました。
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少し緩めなので底の空間にエポキシパテを入れて固定してあります。

次にサムナット付スタッドを装着した7ミリのアンカーを標準アンカーの穴に差し込みまして・・・
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無事にブリッジの装着が完了!
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今回の方法だとオリジナルSONEXの雰囲気は壊れていないと思います。

まあ、知っている人には「これ違うじゃないか?」と突っ込まれそうですけど(汗)


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ネックの再装着 [シルバーサンバースト再生計画]

ネックジョイントスクリューを加工しました。
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純正ネジの1本の先端を切り落としました。これは異物が入ったままの穴に使います。

次にシムを2枚準備。
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2枚のシムはこのようにセットします。重なった部分で1.2ミリくらいの厚さになります。
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ネックに傾斜がつくのでボディー側から見ると隙間ができています。
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外側からはシムが入っていることはほとんどわからないと思います。
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これでネジはすべて純正に戻りました。
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シムの厚みですが、これでいいのかどうかは弦を張ってみないことには分かりません。なので現在は仮止めということです。

明日は弦を張ってみたいのですが、その前に大きな問題が立ちはだかっています。


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ビス穴がやっぱり・・・ [シルバーサンバースト再生計画]

ペグは結局SONEX純正シャーラータイプを装着しました。
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手持ちの純正キーストーンタイプがないことが理由だけれども、いろいろ調べてみると、この個体より後に出荷された個体でもまだシャーラータイプのものが若干あることが分かったから。
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まあ、オリジナルSONEXのイメージは大事にしたいからね。
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それから、ジョイントスクリューに短いものが混ざっていた件ですが。

爪楊枝で正規のスクリューが付いていた穴の深さを調べてみました。
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マーカーで目印を付けて。

問題の穴にその爪楊枝を差し込んでみると・・・・
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あーっ、やっぱり何か異物が残っていますよ!!固い感触なので、おそらく折れたネジの先端だろうけど。

今回はその異物を取り出している暇はないので、モクねじを短くして応急処理しようと思います。

その下準備として穴に木片で詰め物をしています。
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やはり32年前のギター、細部はだいぶガタが出ていますね。

(追記8月2日:最近デジカメの調子が悪く画像3枚目まで色が悪かったのでモノクロに差し替えました)

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