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またもや解体 [ハイブリッドSONEX]

なんちゃってシルバーバーストは一夜にしてこうなってしまいました。
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ボディーのほうはしばらくいじる予定はないので、劣悪環境の倉庫に逆戻り。

今回は新聞紙にくるんでケースに収容。
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パンティーラインは封印です。もう2度と公開しませんよ。パンツの主がもうお年頃ですから・・・・

取り外したネックのほうは、これから別のSONEXで活躍してもらいます。

その前にちょっと観察してみようか。

ヘッドです。オリジナルのロゴや薄い塗装がいい状態で残っています。
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立派なツノですね。こいつはCUSTOM仕様なので特に尖っています。
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左右対称に近いというのもSONEXじゃレアです(笑)

ペグ穴の色剥げのところからオリジナルの塗装が見えるよ。
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アンダーコートもトップコートもない、一発仕上げ、だよね?

SONEXのなかでも黒のネックは組み込み後に塗装されたので、木地がこのように見えるんです。
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ところで、このエンドのところにある穴は何?以前、海外の読者さんからこの穴について問い合わせが来て、塗装時の吊るし用じゃないか、と答えたんだけど、それは間違いだよね。だって、組み込んでから塗装するんだから。

それに、どうしてネックスクリューの穴が6個あるのか?
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これは、恐らく、埋めてしまった2個のほうでネックを仮止めして塗装したのでは?と考えております。

このネック、現状では特に問題はありませんが、ちょっと心配なところは指板とネック本体の境目のヒビ(今のところ塗装面だけのようだけど)。ローズウッドが収縮したんだろうか?
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将来、剥離してくる前兆かもしれませんので要注意!

よく皆さんの気にする反りはありません。と言いたいところですが、スケールで正確に調べてみると軽い逆反りです。6弦側のほうの反りが強い、つまり、軽いねじれもあるということです。でも、製造後30年も経ったネックのロッドはあまりお気軽に回さない方がいいと思います。
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フレットは全般にまだ十分残っていますが、多用した5フレットが減っています。私は高めの弦高が好きなので気になりませんが、低目が好きなら、そろそろ5フレットの山にあわせてすり合わせをしたほうがいいかもしれません。

総評:キズや打痕も普通にある、プレーヤーズコンディションのネックです。塗装はオリジナルで年式を考えると状態はいいほうです、てな感じかな。まあ、オークションに出すならジャンクですの一言で済ますけどね。

変態ギター [ハイブリッドSONEX]

倉庫からSONEXをひっぱり出してきたよ。

CUSTOMのなんちゃってシルバーバーストさ。
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なんでまた?っていうのはいづれネタにするけど。

それよりも、このSONEX、もうとんでもないことになっていた!

ケースから取り出したら・・・・まずはこれを見てくださいよ。
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なんとバックにパンティーラインがくっきりと!!

このブログは自主規制である程度の節度は保ってきたつもりだったが、ついにオヤジの本性がばれてしまった。

言い訳するとね、いつもギターをケースに長期保管する時は保護のためにギターにパンツ穿かせているんです(誰の?)。

特にギブソンのギターを長期間、純正ケースにしまっておくと、塗装が溶けるんだよね。始めはネックの枕のところから、そして、ボディーのサイドに広がって・・・・

やっぱり、保管方法は考え直さないとだめだな。ケースっていうのは持ち運びのためのもので、保管するためのものではないですから。

しかし、今回のはちょっとひど過ぎます。ケースの中まで・・・・
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パンティーラインはおろか、色まで移ってしまった(涙)。穿いていたパンツの色はね、そうですよ、黄色ですよ。

これまでの経験から、ラッカー塗装のギターはケースにしまう前はケミカル類は使わず、固く絞った雑巾で拭いた後、よく乾拭きをするようにしています。ポリっシュなんか使うと見事に溶けますからね。こいつもそうしていたはずなんだけどなあ。

で、とにかく、このままじゃ、恥ずかしくて使えませんから、コンパウンドをかけてみたんだけど・・・・
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パンティーラインは消えません。これが消えるほど磨くと、オイラが嫌っているハードレリック仕様になっちまうし。今くらいの自然なキズや色剥げがちょうどいいもんなあ。

しかし、どうしてこんなことになっちまったんだろう?最近のいじり作業はブログに記録しているから、何をやったかあとからでも良く分るけど、それ以前にいじったやつは、何をやったのか、もう覚えていないよ。

こいつの黒はオリジナルだと思うんだけど、オーバーラッカーでもやっているんだろうか??もともと人前に出せるようなギターじゃないから、まあ、いいっか。

いや待てよ、よくないですよ。倉庫の奥には、まだ、パンツを穿いたギターがたくさん積みあがっているじゃないか。どうしよう。暑くて天井裏に入る気にならないし。涼しい季節になるまで待ってていいんだろうか?コレクションのやつだけでもレスキューしないとだめかな。

まあ、パンツの話はこれくらいにしてと。久しぶりにSONEXを弾いたんですけど・・・・・そりゃあ、もう、びっくりですよ。

あれっ?オイラって、最近、急にギターが上手くなったのかな?って感じです。

もちろん、上手くなっていません。SONEXが勝手に鳴っているだけです。

確かに、近頃はトムソンばかり弾いていたからねえ。赤ムスだって、そんなにひどいギターではないと自分に呪文をかけていたようなところがあるし。

ダーティーフィンガーズはやっぱぜんぜん違う。音のまとまりといい、奥行きといい、好きだなあ。
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SONEXのボディーうなりと合体すると・・・・しびれるよ。



実戦配備完了 [ハイブリッドSONEX]

SONEX DELUXE とCUSTOMの実戦配備が完了しました。と言っても別にバンド活動をやっているわけではないし、気が向いたときにいつでも弾ける状態に置いてあるというだけです。私は家族4人でマンション暮らしなのでスタンバイしておけるのはせいぜい2本がいいところです(ほかにベースを1本スタンバイさせてありますが)。この2本でどちらがいいかと言うと、私個人としてはDELUXEのほうが好きです。楽器としてのバランスがとてもいいです。まあ、どちらも似たようなでかい音が出ます。
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では、他のギターはどうしているかというと。10年前のゴールデンウィークに、現在の娘の部屋にロフトを作ってしまったのです。今ではそんなパワーはありませんが、当時は日曜大工が大好きで。。幸い我が家は最上階なので天井裏に少し空間があるのです。ここを使って床面積で6畳から8畳くらいのロフトができました。が、難は高さがないことで、奥へ入れたものを出すのは至難の技です。
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じゃーん。一見ただの天井。だが、天井を開けると、ギターが格納されています。
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こんな感じで。
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ロフトに上がって奥へ行くと、はいっここにも。最近、探しても見当たらないのが1本あるのだが、どこへいってしまったのか。
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そもそも、このロフトを作るきっかけは、サーフボード置き場に困ったから。だいぶ数は減ったが未だに場所をふさいでいる。
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連休の残りは波乗りのスタンバイ(熱帯低気圧と台風1号が接近中!)。このところギターいじりに専念していたので腰痛もだいぶ良くなったし。それから、ホームページの内容を更新する予定です。




SONEX もう完成 [ハイブリッドSONEX]

電気系統からいじります。このボディ、困ったことにアース線が切れている。穴の中に線の残りが見えていたので通電を調べるとまだ生きていました。
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そこでこんなものを作ってみました。得意のギボシコネクター。
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線の切れ端をうまく噛むように念じながら木ネジで止めて、テスターで通電を再度チェック。うまくいきました。
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それから、先日パーツ組み込みの際、切断箇所が分からなくなっていたケーブルを配線。ジャック(アース)に行っていることが分かったので、とりあえずアース側に繋げてみると、ちゃんと音がでました。タップも切り替わります。しかし、このタップスイッチは一体何?両ピックアップから出ている謎のリードのホット側がここでまとまり、一気にアースに落ちるようになっています。そんなことしてどうして音が出るのか、物理の苦手な私には・・試しにジャックのホット側に繋げてみると、あれっ?音が出る。タップも切り替わるぞ。それじゃ、そもそもどこにもつながないっていうのはどうだ?あれあれ?ちょっと小さい気もするが音は出るし、タップも効く。なんじゃこりゃ?
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頭が混乱しましたが、とにかくオリジナルに従って配線しました。次はハードウエア類。今回使えるブリッジとテールピースは3組ありました。SONEXの年式違いとエピフォンのレスポールから外したもの。よくみるとブリッジ、テールピースとも全て同じ。違うのはテールピースのアンカーボルトのあたまのサイズ。エピフォンは大きいです。
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ブリッジを裏返すとJAPANの文字が。やはり全く同じものですね。当時のギブソンとエピフォンの関係を考えれば納得というか。私はギブソン社が日本製パーツを使ったというような生半可のものではなく、SONEXそのものが日本製ではないかと疑っています。それはさておき、このタイプの古いブリッジはほとんど例外なく中央部が湾曲し陥没しています。3、4弦のびびりの原因になるので直しますが、某サイトでこれは叩けば直るとあったのでやってみたら本当に簡単、まっすぐに戻りました。
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さあ、パーツは全て揃いました。木ネジ類は全て錆び落としと頭の溝の修復をしたので、結構な時間がかかってしまいました。しかし、こうやって並べてみるとなんかギター組み立てキットみたいですね。ここから先はあっという間です。
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ネックもすんなり付いたので小一時間で作業終了。ほんと簡単。
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本機は実戦配備用です。もともと相当キズがあるので、細かいことは気にせずガシガシ弾けそうです。最近、ギターの基準がフォトジェニックのJRになっているので、それに比べるとSONEXは本当よくできたギターだと思います。
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SONEX作るぞ [ハイブリッドSONEX]

お次はSONEX。このブログのテーマだからリキ入れてやります。今回使うボディは80年製CUSTOMのもの。まあ、SONEXはグレードに関係なくみんな同じボディだけど。あらあらこれはひどいペイントだ。本人の名誉のために誰がやったかは伏せておきますが、シルバーバーストにしたかったんだろうな。このボディ、実はサイケデリックペイントにする予定だったのです。今ヤフオクに出品されているハンドペイントのSONEXをかみさんに見せたら私もやると言い出し、芸術系の大学に行っている息子がデザインして、おとうが組み立ててと家族プロジェクトになるはず。が、うちはみんな口ばっかりで、実現しようという意欲に欠けている。あのサイケSONEXはマニアの間ではイエローサブマリンとして知られているやつで私のホームページでも取り上げています。本当にきれいなグラフィックですね。
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さて、このボディを提供したCUSTOMはイーベイで結構な価格で落札したのに実物はガタガタでした。キズだらけなのは納得の上とはいえ、ピックアップが断線、ブリッジの駒なし、サーキットの断線、ピックガードの大きな割れ、指板のひび割れと虫食い、ともうギターとして使える状態ではなかったです(ケースも損壊)。日本なら完全ジャンクとよばれるものですね。こんなやつでも手をくわえてやればまだまだいけるはず。
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これに限らずSONEXで一番問題になるのは、樹脂製のボディトップと芯材の剥離です。この個体もその現象が発生しています。別の個体でこれを修復したことがありますが、プレス機がなければまず不可能です。今回はそれほどひどくないのでそのままにすることにしました。
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このギターは製造から29年が経過したビンテージですので、実用に支障のないキズの補修はしません。全体をコンパウンドで磨くだけにしておきました。マウスサンダーがここでも活躍。
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ネックは81年製のCUSTOMのもので、DXやSTDと全く同じものです。わたしのホームページで述べているようにCUSTOMのメイプル3ピースにエボニー指板は80年製だけのものです。例えば81年製だとSTDとCUSTOMは全く同じ仕様なんです。このネックは日本ギブソンが国内販売したCUSTOMから外したもので、さすがに日本人が前オーナーですから大事にされたようです。
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ローズの指板、フレットも問題なし。
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オリジナルのペグはずいぶん前にヤフオクで売ってしまったので、80年製のほうから移植しました。多少キズがありますが、まだ、ガタは出ていないようです。
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ジョイント部も問題ないようです。SONEXはあまり問題なくネックのトレードができます。あのネックポケットの巨大な隙間があればほとんどの誤差を飲み込んでくれます。
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明日は配線のチェック、ハードウエアの選択の予定。できれば一気に組み上げてしまいます。




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