こんな改造嫌いじゃないですが [拾い画像]
ノーマルの青いSONEXです。よーく覚えておいて下さい。
少し前にEbayに変わったSONEXが出ていました。
何が変わってるかというと、ピックガードがどうも、ワンオフで製作されたもののようです。レイアウトがノーマルと違うんです。
問題のギターは、ピックアップセレクターがアウトプットジャックの位置に移され、セレクターの元穴は開いていません。
当然、アウトプットはボディー横出しに改造されています。
じっくり見ると、なかなか味のある個体です。
私はSONEXでよくある、ジャック部分の割れのためにピックガードを作り直す際に、ちょっと遊び心を出したのではと考えています。
塗色はネイビーブルーのように見えます。ペルハムブルーの括りに入れてもいいかも知れません。出品者は塗り替え個体だと説明しています。
しかし、私はエレクトリックブルーが変色したものと睨んでいます。元色はこの色です。
さあ、どうでしょう?
赤紫のSONEX [拾い画像]
前回の紫とはかなりトーンが違うSONEXです。
一瞬ラメ塗装に見えますが、鑑定の結果、ホコリにフラッシュが当たって光ったものと判明。
最近ではSONEXも製造から40年が経ち、それなりの価格で取引されるようになったので、気軽に色を塗り替えて楽しむようなおもちゃギターではなくなりました。
しかし、その高価格はギターとしての再評価によるものではなく単に古いというだけで、このくらいまで吊り上げても買う人はいるかもしれないといった残念なものです。
全然関係ない話ですが、私は若い頃スズキのフロンテクーペという軽自動車を持っていました。
まさしく、この小豆色でした。
幼馴染みから訳ありで貰ったものです。私はその時すでに就職して離島暮らしが始まっており、自分で乗る予定もなく、しばらく実家においていました。そのうち邪魔だということで親に処分されてしまいました。買い手はなくスクラップにしたそうですが、鉄くず扱いで1000円にもならず、引き取り処分費用で赤字だったとのこと。
今、その車はレストアベースでも友人が中古車屋で買った時の30倍以上の金額で取引されています。あのまま実家に置いておけば今頃お宝に・・・・
最近、古いものの値段が相応な価値以上に沸騰していて、おかしなことになっていますね。
江戸紫のSONEX [拾い画像]
ODカラー [拾い画像]
想像を膨らます [拾い画像]
昔々あるところにこんなSONEXがあったとさ。
このギターはDELUXEを改造したようです。リアピックアップが交換されています。そして、赤丸で囲んだところにミニトグルスイッチが2個増設されています。
これらはタップスイッチだろうと軽く流そうと思ったけれど、そう簡単な話では無さそうです。
というのもフロントはオリジナルのベルベットブリックのようですからリード線は単芯で、これに普通タップは付きません。もちろんピックアップそのものを改造するツワモノもいますから何とも言えませんが。
となると、リアのピックアップにスイッチが2個ついていることになります。
いったい何?ひとつはタッピング、もうひとつはコイルのシリーズ、パラレルの切り替え??
私のSONEXも似たようなスイッチがついています(赤丸右)。それで今回のギターが目に止まったわけです。私のギターの場合はフロントとリアそれぞれのタップスイッチです。
SONEXの本来のタップスイッチは1個でアウトプットジャックのところについています(赤丸左)。私のギターはここにフェイズスイッチを付けていましたが、現在はダミーです。
要するにはじめの画像のSONEXのスイッチは何のためについているのかわからないのです。
こういうのをあれこれ考えるのは、ボケ予防になります。マジで。
で、結局はダミーだったりして。