こういうのが一番困る [ネック]
つい最近、某オークションにイギリスから出品されたSONEX-180のSTANDARDです。
よく見るとピックアップが純正ではないなど、ちょっと気になるところがありますね。
しかし、マニア的に見るとこの個体はとてもヤバいんです。
1フレットにポジションマークがあるのです。指板はローズウッドなのにです。
ヘッド形状がでかヘッド(パドルヘッド)でグロス塗装(艶あり)というのもちょっと珍しい。
ここにポジションマークがあるのは1980年製のCUSTOMだけで指板はエボニーです。
普通のSTANDARDはこういう仕様です(すげーミント状態!)。
ネックのサイドを指板までしっかり塗装してあるのが1980年ローズ指板モデルの特徴ですから、今回の個体は1980年製のDELUXEかSTANDARDで間違いありません。
そこで、秘蔵の画像コレクションでSTANDARDのポジションマークを調べてみました。
サンプル62本中、1フレットにポジションマークがないのが61本、有りは0本、不明が1本という結果でした。
つまり、今回の個体が1フレットにポジションマークが確認できた唯一のものになります。
こういうのが出てくると困るんですよね。出品者はもちろん、このギターがそんな希少なものとは知らないんでしょうね。
2021-07-10 11:04
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