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H.S.Anderson [その他]

もう、ご存知のことと思いますが、とてもいい本が出ました。椎野秀聰さんの「僕らが作ったギターの名器」文春新書です。
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あーオヤジは久々に感動した!そして、いろいろ、もう、本当いろいろ考えさせられたさ。ぜひ、皆さんも読んでみてくださいね。

で、巻頭カラーに出ているマッドキャット。これ懐かしい。胸キュンだ!
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オヤジはリアルタイムでこいつを知っているんだけど、実物はもちろん触ったこともないよ。

中学生の頃かな。地元の楽器店で、H.S.Andersonのカタログをもらってきて、それはもう毎日眺めたもんだ。ロゴがあまりに垢抜けしていて輸入楽器だとばかり思っていたよ。あれをたった2人の凄腕職人さんが作っていたなんて知らなかった。どうりで地方の楽器店の店頭には展示されていなかったわけだ。

同じ頃、楽器ショーかなにかで、マッドキャットの実物を見る機会があった。価格的にははるかに高いギブソンやフェンダーと並んでも存在感は十分でとても試奏する勇気はなかったなあ。

実はその時の貴重なカタログを数年前までもっていたんだ。でも、そいつはヤフオクに出品してしまった。まあ、マイナー楽器のカタログとしてはそこそこの値段で落札されたけど、今は大後悔。売るんじゃなかった(涙)。今なら相当高く売れるぞっていう卑しい話ではなく(本当か??)、裏事情を知ってしまった今、その価値に改めて気が付いたってわけ。

とにかくだ、椎野さんっていうのは数少ない信用できる大人って感じだ。って、オヤジすっかりギター少年に戻ってしまっているぞ。


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コメント 7

サトリーズ

椎野氏もマッドキャット知りませんm(_ _"m)ペコリ
でも国産だって素晴らしいギターはいっぱいあるし
優秀なギター職人もいっぱいいるもんな。
H.S.Andersonは、おいらもアメリカのブランドとばかり思ってたよ(^^;
by サトリーズ (2010-10-25 22:50) 

tiyo

H.S.アンダーソンは復刻したみたいだけど、オヤジはあまり関心ないね。

あのブランドが当時どうして出てきたのかという時代背景が重要!現在ならもっといい国産楽器はたくさんあると思うよ。
by tiyo (2010-10-25 23:20) 

マッドキャット購入第1号者

はじめまして。私はHSアンダーソン マッドキャットの市販品第一号を御茶ノ水 谷口楽器で購入した者です。当時はGRECOやFernanndesのコピー全盛時代にあえてコピー+オリジナル色を打ち出した若干数名の会社で
立ち上げたブランド(モーリス配下)がありました。それがHSアンダーソンでした。 石橋楽器と谷口楽器でほぼ同時に発売。当時¥78000-もして、結果貧乏大学生はバイトを余儀なくさせられました。

実は谷口には「試作品マッドキャット」もあって、どちらを買うか非常にまよいました。傷の無い新品市販品を買ったのですが・・・・大失敗でした!
試作品は色がやや黒く弾き傷があったのでパスしたのですがPUSと糸巻きにはシャラー製、その他パーツもおごった物で音も良かったです。
今思えば「試作品」を買っておけば・・プレミア付いたのに、残念!

えっ?・・・市販品のマッドキャットですか? 実は、どうにもこうにも使えない代物で(ネック名反るし、音はキャンキャンうるさいし、重いし、どうしようもなかったです)バラバラに分解してゴミの日に出してしまいました。
ボデイはトップバックに薄い貼りメイプルで中は適当な材(アッシュ・メイプル)の寄木細工でした。鳴らないはずです(汗!!)
でも、当時はそんな事は分からないギター少年ですから、立て続けにHSアンダーソン レスポールカスタムとストラト、これも市販品1本目を購入しました →  レスポールもボデイはばらしてみたら寄木細工、 結果同じくゴミの日に出しました。

HSアンダーソンの名前は当時の外国スタッフの名前から取ったとカタログ等にうたってましたが真っ赤な大嘘で、本当は「椎野さんの下半身の息子」という最低のネーミングだったんです。
プリンスが使って一躍有名になって、幻の名器などと評価されてますが
今の国産ギターの方が遥かに作りは上です。保障いたします・・・なぜなら
私はその後楽器メーカーに勤めていたからです^^

長文で失礼致しました。
by マッドキャット購入第1号者 (2011-09-13 16:25) 

tiyo

>マッドキャット購入第1号者さん
こちらこそ、はじめまして。

マッドキャットの記念すべき1号機の消息についてはまさに衝撃的でした。そして、まさか、その当事者本人からコメントがいただけるとは・・・・感激です。

私はHSアンダーソンのギターを実際に弾いたことがないし(見たことはあります)、奉信者ではありませんが、あの当時の憧れだったことは確かで、椎野さんの本が出たときに、あの変な山猫みたいなイラストとともに一気にフラッシュバックしてしまいました。。下のムスコというブランドもシリアスにF社やG社の完コピーを競い合っていた時代になんとも茶目っ気があっていいですね。

それにしても、HSアンダーソンの1号機がことごとくゴミの日に出されたとは、これまたすごい話ですね。私はゴミの日に捨てられたクソギターも、拾ってきてなんとか再生してあげたくなるような性格ですので、絶句しています。

でも、寄木細工ギターもトムソンなら笑い話で済みますが、一応高級志向だったアンダーソンがそれでは・・・・なんとなくお気持ちも察せられるというか・・・・

いづれにしましても、今回は非常に貴重なコメントをいただき、本当にありがとうございました。
by tiyo (2011-09-14 13:13) 

鹿山ドラゴン

椎野さんの本を最近興味深く読みました。カラーの写真の中でナビゲーターのストラト(ESPARTO ST-120)の2基セレクターが大変気になります。もしご存知でしたら御教示下さい。
by 鹿山ドラゴン (2014-10-05 22:23) 

tiyo

コメントありがとうございます。
せっかくのご質問ですが、私はジャパンビンテージにそれほど詳しいわけではないので回答できません(汗)。
世の中あらゆるものにマニアの方がいますから、きっといろいろ知っている方がいると思います。問題はどうやってそこにアクセスできるかですね。誰かここにレスを入れてくれるといいのですが・・・
by tiyo (2014-10-12 05:56) 

鹿山ドラゴン

無茶な質問への回答ありがとうございました。ジャパンヴィンテージは奥が深いとつくづく思います。謎多きトムソンの解体もおもろかったです。ブログの復活期待しております。
by 鹿山ドラゴン (2014-10-12 10:59) 

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