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さよならH-77 [HONDOギター]

突然ですが、久々のHONDO H-77です。
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アメリカではビギナー用のアジア製安ギターくらいの位置づけのギターだったのですが、日本ではもうクソギター扱いで、評価しているのはこのオヤジくらいです。

でも、こうやって、たまに弾いてみると、改めてコスパの異常に高い、とても良いギターだということが分ります。それに楽器としての質感が最近の中華ギターとはまるで違います。今では塗装も程よく焼けてオールドギターとしての貫禄も十分です。

まあ、一方では、とても我慢しがたい短所もあるんですけどね。

例えば、ブリッジ側のハムバッカーピックアップ。
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パキパキというかジャキジャキというかザリザリというか、とにかく誰もが不快になるような変な音が出ます。これはひょっとするとオイラのギターだけの話かもしれないけど・・・

シングルのほうがこれまたいい感じに枯れてきているので、その落差は激し過ぎます。いっそのこと配線を切ってダミーにしてしまおうかと何度も思いました。オリジナルに忠実に仕上げたのでパーツ交換はしたくないし。と言いつつ、もうお気づきかと思いますが、あめ色に焼けたオリジナルのノブは別のギターのレストア用に確保して、ノンオリの新品が付いています(汗)。

前にも言いましたが、このネックがまたいい。ホントにこれは特筆もの。ただし、太めネックがお好みの方限定ですけど?
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しかし、オヤジが何故、突然HONDOを褒めまくっているのかというと・・・・

次の出張に持って行って、そのままサヨウナラとなるからです。

いくらいいギターだといっても、実際に自分で使う機会はまずないと思います。

それなら、これまでずっと支援してきたあの国の若い連中に最後くらいはまともな楽器をプレゼントしようかなと思って。向こうはちょうどクリスマスだし、サマフェスの季節だし。

てなわけで、今はこうなっております。
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音詰まり発生 [HONDOギター]

このまえ黒本堂のナットを交換したらちょっとした問題が。

ナットの弦溝やブリッジサドルのセッティングが以前と微妙に違ってしまったようで・・・

3弦の7フレットで音詰まりが発生!ブーってバズるようになってしまった。

こんな時はまずすべてのフレットで出音をチェック。

やはり、3弦の7フレットだけで音が詰まっている。

こうなると原因は2つしかない。

3弦7フレットだけが減っているか、3弦8フレットがもともと高いかのどちらかだ。

このあたりはチョーキングで多用するところだから、普通は前者が怪しいのだが、このギターに関してはそれほど弾き込まれた形跡はないので、後者が原因と断定!

ここは素直に8フレットを削って修正することにします。

まずは詰まりの出ている場所を特定してマジックでマーキング。
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あとは粗目のサンドペーパーでマークした部分を少しづつ削ります。
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実はここが大変微妙なところでして・・・少しでも削り過ぎると、今度は隣の8フレットで音が詰まることになります。そうなるとあとは音詰まりの連鎖。結局、全体のすり合わせということになってしまいます。

なので自信のない人は止めておいたほうがいいと思います。ギターのコンディションにもよるでしょうし。オヤジの場合も、完全にバスが消えるところまでは削っていません。妥協しました。生音では多少雑味は残っていますが、これでもアンプを通すと全然聞こえないのでOKです。

削り終わったら研磨剤で仕上げてできあがり。
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なんだかんだで、新しい相棒が完成したよ!ピアノブラックがクールだね!
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オイラの所有するギターで唯一アームが使えるギターだぜ!

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ナット交換 [HONDOギター]

黒本堂ギターなんだけど、こいつとても具合がいいんだ。

とにかくチューニングが安定しているのがいい。音もまあまあ。

そして、ネックをはじめ全体のシェイプがオイラの身体にとてもフィットする。

こういう感じのギターはなかなか無い。

普段弾きのストラトはこいつにしようと思う。

とても気軽に弾けるいいギターだ(なんせ安かったからねえ)。

となると、あの弦間バラバラのナットはいただけません。即交換です。
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今回はマニュアル通り、まじめに交換してみました。ので少しは参考になるかな?

まず、塗装のダメージを防ぐためにカッターでナットにかかっている塗膜を切断。
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ストラトのナットは溝に入っているので横から叩き出すのが鉄則です。が、こいつはしっかり接着されていて外れないのでペンチで上に引き抜きました。やさしくゆっくりとね。
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ナットが抜けたら、溝のチェック。こいつはきれいだったので、カッターの歯を立てて軽く擦ってお掃除完了。
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新しいナットはいつものTUSQです。はじめから弦溝が切ってあるからオイラのような素人向き。
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溝に合わせてみたら・・・あらっ!ぴったんこ!今回は高さの調整だけでいいようです。
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1弦と6弦を張ってナットの高さを出します。紙ヤスリで削ればいいさー。1フレットと弦の隙間を見ながらね。
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新しいナットはもともと付いていたものよりRがきついです。このままでは3弦、4弦の溝が浅すぎるので目立てヤスリで少し深くしました。
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最終的に、すべての弦溝の深さは1フレットのクリアランス(名刺一枚分)で調整しました。
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リペアショップだともっとシビアにフレットぎりぎりまで溝を切るはずですが、オイラのやっているくらいが、使っているうちに弦が食い込んで少し下がるのでちょうどいいと思いますけど。

はいっ、こんな感じになりました。
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このナットは牛骨みたいに仕上げ磨きもできるそうです。これはお好みでということでオイラは面倒なのでやりません。ただ、指板側(この画像で見えるほう)の両サイドは角が立って触ると痛いので、ここだけはヤスリで角を落としています。

調整が終わったら、ナットの真ん中のところに木工用ボンドをぽちっと少量だけ付けて、溝に差し込んで出来上がり。この時、ナットが左右にずれないように注意してね。これにてナットの交換は完了です。
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うわー、ヤバイ。久々に夜ふかししてしまった。明日も仕事なのに・・・・




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こいつは使えるよ! [HONDOギター]

整備なんておおげさな作業はありませんでした。

実質クリーニングだけです。準備するのは掃除機、楽器クリーナー、ウエスたくさん、などなど。

まずオヤジの個人的な好奇心でピックアップをチラ見!
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詳しいことはわかりませんが、ジャクソンなどのアメリカンギターに搭載されたものと同じという噂も?

コントロール部はこんな感じで。典型的な安ギター配線。でも、最近の中華ギターより配線材が太いね。
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ポットの500Kも安ギターのお約束。でも、ガリは出ていません。セレクターは時々音抜けがありましたが、使っているうちに直ってしまいました。念の為に接点類はすべてクリーニングしました。可動部分のグリスアップもね。

ピックガードを外してみたら、こんな景色が・・・
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予想通り、ボディーはベニヤ板でした(笑)。外からは全くわかりません。そういえば生音に空のタッパー的残響感があるな。

アウトプットジャックがちょっときつかったので、場合によっては交換しようと思っていたのですが。
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接触を良くするためにバネを強く曲げているだけのようです。プラグがセンターから外れ、相当強く押されているのがわかりますか?

ブリッジの裏側もチラ見。
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ヘッド裏とネック根元のスーパーの値札みたいな紙シールに印刷してある品番とシリアル番号を裏蓋の内側に転記して、ダサいシールは剥がしました。あースッキリした。

フレットはあまり減っていませんが、ちょっとくすんでいました。
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なので、メタルクリーナーで磨きました。研磨はしていません。
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指板はクリア塗装のメイプルなので、今回はレモンオイルできれいにしました。

作業は特にトラブルもなく順調に進みました。
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ボディーも小キズだけで修復が必要になるようなダメージはありません。最後は楽器用クリーナーで拭きあげて完成です。

はいっ、一丁上がり!お代は送料込みで3千円也。安っ!!
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ZONEの楽曲をやるのにちょうどいいギターが手に入りました。例えばHANABIのバックでザクザク鳴っているコードの、あの音が出るんだよ。

HONDOの昔(80年頃) の入門用ギターは、はっきり言って使えます!ネックはグレードに不釣り合いなくらいに作りがいいです。このネックを単板ボディーに載せたら、もっといい感じになると思います。

で、オヤジはそのうちやりますよ。中韓合体カスタムギター作り。乞うご期待。


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あれっ?全然問題ないです。 [HONDOギター]

HONDOにとりあえず弦を張ってみました。ギターとして使えるかどうかを判断するためにね。
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入手したままの状態です。
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ジャンクギターとして流通しているギターなんですけどね。
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そうそう、これだけは真っ先に取り外しました。カッコ悪いから。
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こんなの初めてで、釘を抜くのにひと苦労しました。つまり、ストラップピンはことのほかしっかり付いていたということ。

弦を張って、一週間になりますが、チューニングはとても安定しています。トレモロを使っても、です。
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安ギターは音がすぐ狂う、とよく言いますが、多くは先入観というやつです。こればかりは実際に弦を張って弾いてみないとわからないです。当たりもあればハズレもあるのがこの世界。ちなみにこのカバードタイプのペグは日本製です。

でもって、肝心の音ですね!

はっきり言って、まさかの激鳴りです!!

いや、実際は大したことないんでしょうけど、その直前まで弾いていたバスカーズのストラトの音があまりに貧弱だったから・・・・

一応、ストラト系の音が出ています。
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バスカーズがおもちゃなら、HONDOはギターのくくりに入れてもいいと思います。まあ、それほど違うということです。

しかし、このギターはまったくと言っていいほど問題がありません。ネックや振動系の調整の必要もありませんでした。このままでも十分使えます。

弦間がデタラメのナットは、実際弾いてみると特に違和感がないのでこのままにします。
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見てくれはちょっとNGです。3弦と4弦の間が広過ぎだよね?

そもそも、ナットとそう変わらない値段で手に入れたギターなので、余程のことがなければ修理にお金はかけたくないです。

それでは、このブログの読者さんに申し訳ないので、明日は軽く整備をしますね。





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新企画 本堂H7600シリーズ [HONDOギター]

ジャンク安ストラトシリーズの第二弾です。
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こいつは1.5K円以下で手に入れたジャンクギターです。いくつかパーツが取れればOKみたいな。

で、その正体は・・・HONDOです。
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シングル3発ですから、名器H76かな?
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と思ったら大間違い!H7600です。
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マツモク製ではなくトーカイ製との噂がある時代のものですよ!?多くの人は韓国サミック製と言っていますが。

このHONDOもやはりネックがとてもいいです。
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中華バスカーズで苦労したフレットエンドもきっちり処理されています。ちょっと感動!というか、昔のギターは通販安ギターだってフレットはちゃんと処理されていたよなあ。いまそれらが尖ってきているのは、指板のほうが経年劣化で痩せてきたからだよ。

HONDOのギターの特徴の一つがスカンク入りメイプルネック。
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これは当時のHONDOのポリシーだったんだろうね。ネックだけはちゃんと作らにゃあかん!って。残念ながら近年はスカンクなしの中華ネックになってしまいました。

このギターのネックはなんとメイプルワンピースのグロスフィニッシュですよ!!
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ボディーのほうはおそらくベニヤ板ですけど(笑)

でもねえ、このとても出来のいいネックにこのナットですよ。
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弦の間隔が・・・・・ヤバイ

それから、いくらなんでもこれはストック状態ではないでしょうけど、
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ストラップピンが釘止め!

とりあえず、弦を張って、音出してみます。再生するか部品取りにするか、ちょっとワクワクしますね。

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イモネジ交換 [HONDOギター]

日本の物流は大したものだ。

連休直前に頼んでおいたブリッジサドルのイモネジがもう届いている。

連休後半戦で交換しようと思っていたのだが、

もちろんやってしまいますよ。

で、問題のイモネジなのだが。
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六角の穴が腐食していて、レンチを入れるとボロボロになって、要するに回せないのよ。

CRC-556を吹きまくったけどね。やっぱりだめ。

イモネジの新品が届いたので古いやつは力技で外してしまいましょう。

とりあえず潤滑剤と使えそうな工具を総動員。
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潤滑剤をネジの回りに塗布してしばし放置。
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まず手始めにラジオペンチで回してみたら・・・・
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あれっ、結構すんなりと外れました。画像では立て向きで挟んでありますが、力を入れて回す時はもちろん横からです。言うまでもありませんが。

今回使った潤滑剤はこういうやつ。
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WD-40っていう定番の潤滑スプレーをご存知かと思いますが、それの液体版みたいなやつです。日本のホームセンターでも似たようなものがあると思います。

かなり固いやつもありましたが、無事に全部外せました。
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で、ちゃちゃっと新品に交換。
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イモネジって意外に重要なパーツだと思うんです。弦振動を伝達する部分ですから。なので、材質を変えるのはいかがなものかと思いましたが、サビに懲りて鉄からステンに変えてみました。

黙っていようか迷いましたが、実はイモネジ交換後にちょっと音が変わった気がするんです。

具体的には太いほうの弦の倍音が減ったような。

まあ、いいっか。ばらばらだった各弦の高さが揃ったというほうが、より重要ですから。

てなわけで、HONDO H-77 のメンテは今日で完了です。パチパチ。








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H-77 まとめ [HONDOギター]

HONDOのギターってなんか引っかかるところがあっていろいろ調べてみたんだけど。
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やっぱりTOMSONと同じで、ブランドイメージで切り捨てるのはちょっと待てよっていう感じだね。

イマドキの品質の揃った大量生産品とは違い、まさに玉石混交状態。

HONDOの中にもかなりそそられる個体が多々あることが判明したのは収穫だった。

で、このH-77なんだけど、最初のネット情報を検証してみましょう。

1.1977年日本製

これは違いますね。オイラのH-77はおそらく80年代に入ってからのものだと思います。それから、生産国ですが、これも、確証はないですが、韓国サミックじゃないかと思うんです。だから、この個体に関していえばジャパンビンテージ説は間違い。でも、ペグなどのパーツは日本製でした。

ちなみに、H-77には同じコンポーネントを使ったバリエーションがあり、H-75はハム一発、H-76はSSSです。

H-75です。
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カッコいい!オヤジ好み!!でも、こいつもあのパキパキサウンドなんでしょうか?

こちらはH-76です。
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このシングル3発は超お勧め。程度がいい出物があったらオイラも欲しい。


2.ディマジオピックアップ(本物)標準装備

これはわかりません。ディマジオと関連がないとは言い切れませんが、少なくとも正規品ではありません。このピックアップは日本製という説をネット上で見つけましたが、ネジがインチ規格だったり、おかしなことがいろいろあります。結論、判定不能!!


3.ストラトシェイプなのにマホガニーボディー

これは間違い。マホガニーではありません。かといって、他のHONDOで見られるようなラワンの積層合板でもありません。両表面に化粧板を貼ったメンクランの一枚板(貼り合せ?)です。いづれにしても、当時の国産ストラトにお約束のセンのボディーではないので、かなり個性的な音がします。

ってなわけで、ネットの情報はあてにならないっていうのが結論です。


このH-77は、ブリッジサドルの高さがバラバラなので、連休中になんとかしたいと思います。




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ひとまず完成 [HONDOギター]

できあがってますよ。
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HONDO H-77 っていう訳のわからないギター。
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リアピックアップを直付けした以外は完全ノーマルです。
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まあ、物好きな皆さんの参考までに。
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で、どうなんでしょうか?このギターの実力は??

正直、今回のオーバーホールはかなり苦労しました。

もう、本堂ギターは懲り懲りだ!なんて思っていました。

でも、弦を張って、全体が落ち着いてきたら・・・・

えっ?えっ?ちょっとヤバイんじゃないのこれっていう感じで。

すごいんですよ。倍音が。

ネックまで振動している感じで腹にずっしり響きます。

生鳴りは大したことがないのですが、ボディーに耳をあてて・・・

Dのコードなんか弾いてみると。

倍音出まくりで、ジョワーンと分厚く広がりのある音がします。

それが気持ち良く絡み合いながら長いサスティーンとなって。

ええ音や!

心配だった安っぽいペグも見かけによらず
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チューニングはかなり安定しています。全然問題ない!

ピックアップはというと・・・
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シングルのほうはとってもいい。

パワーもあるし、柔らかくてふくよか。

特にセンターは最高。

このふたつでもはやオヤジの普段弾きギターのセンターは確実な状況。

どこのピックアップかわからないけど、
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ポールピース間隔はありふれた10ミリですな。

ところがどっこい、あのディマジオという触れ込みのハムバッカーがね・・・

ほんとうにびっくりするくらい・・・

パキパキの音が出るんです!?

まるでテレキャスターですよ!!

誰がリアに付けたハムバッカーからそんな音が出ると予想しますか?

オイラが昔使っていたディマジオ(スーパーディストーション)なんかグリグリに歪みましたが。

ちょっと計測してみましょうね。
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ポールピース間隔は10.3ミリ、1&6間隔は51.5ミリ。うーん。

このギターはヘビメタ対応ではなく、カントリー&ウエスタン対応なんでしょうかね??

いづれにしてもすごいインパクトがあることだけは確かだ!!












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禁断のピックアップ装着 [HONDOギター]

いよいよ本堂ギターの電装だ。

こいつのシングルコイルピックアップはなんか変なのが付いていたが・・・

カバーを外そうと思ったらなかなか外れなくて。

無理やり引っ剥がしたら・・・・
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あらまあ、赤い樹脂が封入されていますよ!

それから、問題のディマジオハムバッカーもどきはというと。

画像はないんだけど、良く見たら単芯ではなく、ちゃんとディマジオカラーの4芯でした。

しかもね、取り付けビスのピッチがインチなのよ。

このピックアップは何故かもともとビスが付いていなかったんだ(つまりブラブラの状態)。

あいにく在庫がなくて、国産ギターでふつうに使われる直径2.5ミリのビスで代用することに。

さあ、ここからは あまりお勧めできない裏技を見せちゃいますよ。

まず、3ミリのドリルビットでステーの穴を広げます。
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2.5ミリのビスがスカスカで入るくらいの穴になります。

次にその穴にハンダを流し込みます。
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ハンダがよく馴染んだら一旦取り除いてしまいます(少し残すのがミソ)。

ここからがちょっと難しいんだけど、残ったハンダをコテで暖めながらビスを差し込んでしまいます。
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そして、冷えたところでビスを何度か回して。

はいっ、新しいねじ山ができました。
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このねじ山は強度が不十分なので、ピックアップのセッティングが終わったら瞬間接着剤を垂らすか、裏からナットでしめておいたほうがいいです。まあ、大事なピックアップならこんな事はしないで、ちゃんと合うビスを用意しましょう!

なんて具合で工作が終わり、ピックガードに取り付けたまでは良かったのだが・・・・

とんでもない事実が発覚!!

キャビティーのザクリが浅くて、ピックアップが下がらない!

さあ、どうする?

ここでいつもの裏オヤジが出てきて悪魔の囁き。

「直付けしちゃいな」
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結局、直付けですよ。
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せっかくねじ山加工までしたというのに(涙)

しかし、直でいい感じの高さになるということは・・・

このギター、出荷された時はどんなセッティングになっていたんだろう???





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