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トムソンD-38復活! [アコースティックギター]

ヘッドの補修はばっちり成功です。

接着後3日で緩めに弦を張って様子を見て、さらにフルテンションで2日間観察。

全然問題なしです!

で、最終の工程に入ります。

ネックの反りはありませんが、弦は少し高めです。
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6弦の弦高が12フレットで4ミリくらいあり、典型的なトップ浮き症状です。

なので、サドル底部をぴったし1ミリ削り、サドル全体をローダウンしました。
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あわせてナットも調整しました(6弦の溝を深く)。

フレットの減りはほとんど見られないので、磨きをかけるだけにして、

まず、市販のフレット磨き用プレートのようなものを自作しました。
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透明でよく見えませんが、一見よさそうですね。
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このあとメタルクルーナーで磨いたのですが、隙間からクリーナ液が染み出し指板が汚れてあまりよくありませんでした(涙)。

最後に指板のクリーニングを行い、椿油で保湿処理、そして弦を張って完成!
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どうですか?このギター?
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このバックは突き板を貼ったものではなく、本当に3枚(3ピース)構造ですよ!

補修したヘッド周りも何事もなかったようなたたずまい。
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無事復活したトムソンですが、その音は・・・

アコギはまったくの素人のオイラが無責任なこと言うのもなんだし・・・

どうなんでしょうねえ?

最近の入門用中華アコギとは次元の違う鳴りだということはわかりますが・・・

実際、現物を目の前にすると、このギターは怪しいところはどこにもない、至極まっとうなオールドギターです。ナットとサドルをグレードアップすればさらにいい感じになる予感がします。

こいつがうちに来たのも何かの縁、自分用に大事にしたいと思います。






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ペグ装着 [アコースティックギター]

圧着は24時間きっちりやりました。これには特に根拠はなく気持ちの問題だけ。
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しかし、ヘッド圧着中のギターはいつ見ても花魁っぽい。と思うのはオイラだけ?

で、圧着の終わった接着面はというと。
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しっかりくっ付いていることにしよう。恐らく大丈夫・・・

さて、お次はペグの装着ですが、オリジナルのカバードタイプペグは使いません。

クルーソンタイプのロトマチックペグを探して探してやっと見つけました。
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新品1000円という激安品で、当然のようにシャフトの回転がギシギシいって、いかにもです。

まともに使えるか装着してみないとわかりませんが、相当やばそうです。

今回はこんなものまで動員しています。
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本業で使うマイクロメーターです。別にノギスでもいいんだけど。

でもね、ほら、ここの径は公称10ミリのはずが。
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実際は10.43ミリもあるんですよ!

たいしたことないじゃないかって?

いえいえ、これでは10ミリのドリルビットの穴は、きちきちで通りませんよ。

まあ、こういうことをわきまえて慎重に作業をしろということだけど。

で、穴の拡張に入りますが、今回はちょっと凝ったことを。
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10ミリで一気に抜かずに、ハイエンドギターのように2段構えの穴にしました。
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つまりトップの穴はオリジナルの8ミリのまま。

まあ、そんなにすんなりいった訳ではありませんが、なんとかできあがりました。
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ここの読者の皆さんならすでにお気づきのとおり、ロトマチックペグにしたのは、ペグをボルトナットに見立ててヘッドの継ぎ目を補強しようというわけです。
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この作戦がうまくいくかどうかは乞うご期待!!







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圧着 [アコースティックギター]

剥れたヘッドの補修ってことでいろいろ検討した結果、

あまりに当たり前な、タイトボンドで接着という結論に達しました。

表には突き板が貼ってあり、そこにあるゴムソンロゴはどうしても温存したいので・・・

でも、ここにたどり着くまで結構時間がかかったんだよ。

一度ヘッドを外して、接着面から古いボンドを除去しながら面出しをして、再度接着してやれば完璧なんだけど。(当時の国産ギターが使っていた接着剤って何なのかなあ?)


というわけで早速やりましょう。

本日使うものは、タイトボンドと注射器。
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一般の人が針付きの注射器を買うのは大変みたいですね。オイラは本業のほうで使うので簡単に入手できますが・・・

只今、練習中。こういう感じでやる予定です。
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さて、作業を始めるにあたってギターをホールドしなければならないのですが、

素人工房に工作台なんて気の利いたものはありません。

なのでこんな事態に・・・
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それにしてもすごい数の漫画本だ!

集中してやったので注入作業は画像ありません。あしからず。

で、注入が終わって軽く圧をかけると、余分なボンドが出てきます。
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ここで、さらにパクパクさせて十分奥までボンドを行きわたらせます。そうそう、ボンドはそのままだと粘度が高く注射針で吸引できないので、ほんの少しだけ水を加えてあります。

均等に行きわたったと思ったら、はみ出たボンドをきれいにふき取ってクランプをかけます。
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乾燥を開始して、数時間たったらいちどクランプを外してみます。
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これは当て木がヘッドにくっついていないか確認するため。

これで大丈夫なら、今一度クランプをしっかりかけ直して、明日まで丸一日以上放置。

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ヘッドの修復 [アコースティックギター]

ほとんどトムソン専門になりつつある当ブログですが・・・
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新プロジェクトもまたまたトムソンです。

今回はアコギD-38のヘッド修復です。

ヘッド折れということで500円で手に入れたあれですよ。

実際はヘッドの継ぎ目が一部剥離してきただけでした。

でも、弦を張ってしばらく放置しておいたらやはり音がじわーっと狂ってきて、そのままでは使えないことが判明!

その継ぎ目というのは弦を張らなければほとんど開いておらず、
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フラッシュをたいてやっと見えるくらいなんです。

こっち側にはクラックはまったく見られず・・・
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そもそも継ぎ目自体がよく見ないとわかりませんね。さあどこでしょう?

ところがこっち側は・・・
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継ぎ目がはっきりと見えます。

どのくらい剥がれているかというと、
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ちょっと力を入れたくらいでは開きません。

かなり力を入れてやっと隙間ができるかな。
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うーん、困ったもんだね。

中途半端なんだよ。

ばっくり外れていれば修理も楽なんだけど。

さあ、どうする?
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D-38 木曽鈴木バイオリン [アコースティックギター]

アコギが手に入りました!巷でジャパンビンテージとか言われているやつだよ。
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豪華アバロンバインディングに3ピースバックです。
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やっぱりトムソンですね!ちょー懐かしいゴムソンロゴです。
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このギターは国内最大のオークションサイトにて500円で落札しました!!

この時代のトムソンのD-38はすがの楽器製と木曽鈴木バイオリン製があるらしいんですけど、これは木曽鈴木さんのほう。
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あれっ?シリアルナンバーもサインもありませんね。1975年頃のものだと思うんだけど。

しかし、この比較的状態の良いD-38がどうしてたったの500円で落札できたのかというと・・・訳あり品だからです。

ヘッドにヒビ割れがあるということでしたが、写真で見る限り、割れたのではなくジョイント部分が外れただけに見えました。

で、実物はどうだったかというと・・・
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やっぱり、継ぎ目に隙間が出来ただけでした。
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現状でまだ演奏に支障のない範囲ですので、問題なく直せると思います。

ところで、音の方はどうなのかというと・・・オイラはアコギのことはよく分からないので、あれなんですが、そんなに激鳴りとか、そういう感じじゃないですね。今はネックが反っていてテンションがきつくてうまく弾けないし。

でも、暇をみてきっちり調整して自分で使いますよ。パチモンギターのレッテルを貼られながら35年以上も生き残ってきたギターですから。



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THR-10 でエレアコを鳴らすと [アコースティックギター]

次の出張にも現地の音楽好きのBoysからアコギの購入を頼まれてね。

もう止めようと思っていたけど、

まあ、オイラにできることといったらこんなことしかないし。

で、今回のリクエストはというと。

1.色は青
2.シングルカッタウェー
3.新品あるいはそれに近いもの
4.予算はオール込みで5千円以内

おいおい、ちょっと待ってくれよ。3と4は無理だろう?

しかし、日本ならばどうにかなるもんだね。

ヤフオクで程度のいい中古品を無事にゲット。

ほらねっ!
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バークレーってやつだ。ビギナー向けのね。
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ネックにちょっと大きな傷があったので修復しました。以前それらしい画像をちらっとお見せしたでしょう。

こいつは一応エレアコなのでアウトプットがあります。
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パッシブのコントロールもあります。とは言ってもイコライザーではありません。ただのスライド式のボリュームとトーンです。
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歯医者さんが使うミラーで覗いてみたけど、どんなピックアップがついているか分かりませんでした。

でもって、エレアコならばあいつを試してみなければ!

THR-10 にはアコースティックギターアンプ・モードがあるからね。

エアー系のエフェクトもかけれるし。

実際どんなもんかというと・・・・
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ダメ、だめだめ!ひどいもんだねえ。まったく使いものにならない。

しかし、これはTHRのせいじゃないよ。

このギターはアンプの増幅に耐えるような分離のよい音が出ないのか?はたまた、ピックアップの性能が悪すぎるのか?

とにかく、音が汚い。ふうーっ。

生音はそれほど悪くないから、アコギと割り切って使えばそれほど問題はないと思うけど。

アンプのテストにはなりませんでした。

それよりだ。まったく身に覚えはないのだが・・・
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フロントグリルがぽっこり凹んでいるよ!なんで??実物は意外と目立つのよ。

まだまだ新品同様だから、人気のあるうちに手放そうかと思っていたけど、これじゃあ、自分で使うしかないね。

まあ、いいっか。
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Kyser カポ [アコースティックギター]

カポが急に必要になった。

高校生の頃、ちょこっと使ったことがあるだけで、

まあ、40年近く必要なかったものなんだけど。

どうせなら、チャットのえっちゃんと同じのが欲しいと思って、

ヤフー知恵袋を見たら、そのものずばりの質問があってさ。

で、回答はKyserだって。

へえーっ、そういうブランドなんだ。

さっそく、ネットショップを探したら、妙に安いのが出ていて、迷わず購入。
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届いたものをよーく見ると・・・・

あれっ!Kyser じゃなくて Gyser だ!
なんだこれ?品番はKG6BじゃなくてKG6Gだし・・・

いやはや、やられましたな。よく調べもしないオイラも悪いですけど。

恐る恐る装着してみると・・・
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一応、普通に使えそうだし、まいっか。

本物を知らないから、あれなんですけど、バネがすんごく強いぞ!
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こんなに強く挟んでいいんだろうか??ネックは大丈夫?

それにしても、よくパクってますね。

保証書まで付いているよ。
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壊れた時の無料修理から消耗品の購入までサービスがいろいろ受けられるから、まずは、登録書を送れというようなことが書いてあるが・・・

どこを見渡しても、メーカーの住所は書いていないよ。

冗談きついなあ。


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オヤジ再稼動 [アコースティックギター]

MIZUHOにスティックで散々しばかれた甲斐あって(なんちゅう妄想や!ファンの皆さんゴメンなさい)、やっとオヤジが動き始めました。

今週末はこんなことやってます。
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専門外ですがエレアコのネック補修やってます。
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これは、後日ネタにしますね。

とにかく、MIZUHOありがとう。

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入門用アコギ [アコースティックギター]

エレキギターは全部片付けて、代わりに倉庫からこいつを出してきました。
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ヘッド形状でお分かりのとおり、アコギです。

黒澤楽器のスタッフォードっていうブランド。
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遠目黒のヘッドも実はシースルーなんです。なんか高級家具みたいな。

実はこのギター、値段だけで選びました。ケース付きで予算2500円以内という超タイトな条件で検索して、ヤフオクで落札しました。しかし、届いた現物は新品同様だったのでびっくりしたものです。

アコースティックギターに関しては全く知識がありません。このギターがどの程度のグレードのものかも見当がつきません。作りは丁寧だし、音もきれいに出ているし、音程も正確だし・・・

で、ラベルをチェックしてみました。
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このギターの型番はSF250-D BSっていうんですね。スタッフォードの定価2万5千円のドレッドでブラウンサンバーストか。なんて分かりやすいんでしょう。グレード的には入門用ど真ん中ですね。

しかし、アコギ作りの職人さんは腕がいいんでしょうか?
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エントリーモデルなのにバインディングの処理などとてもしっかりしています。

このギターは赴任先の知人に購入を頼まれたのが、かれこれ3年前、実際に手に入れたのが2年前。やっと依頼主に届けられます。
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でも、こんなものを手荷物で持っていくのも今回が最後だよ。分解できるエレキと違って邪魔でしょうがない。円高のおかげでこの件に関しては損までしているしね。

ところで、今ヤフオクにこんなトムソンが1000円で出ています。
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トムソンブランドもエレキの評価はボロクソですが、アコギは評判いいですよね。ジャパンビンテージなんて呼ばれて。このギターもそこそこの値段で落札されるんだろうな。

それにしてもだ、強烈ですね。この純正ケースに誇らしげにプリントされたどでかいトムソン(ゴムソン)ロゴ!!
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今でこそお宝扱いですが、当時このケースにギターを入れて外を持ち歩けた強心臓の人間っていたんだろうか?


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アコギいじり [アコースティックギター]

こんどはヤフオクですよ。しかもアコギですよ。どうしてこんなものを?
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これ実は私のものではないんです。このところよく行っている某国の友人に購入を頼まれたものです。私はそこの若者達の音楽活動の支援をしていまして。やはり電気もろくにないところでエレキギターというのは問題が多くて。彼らあまり金もないので「よっしゃ、日本で買ってやる」と安請け合いをしてしまったのです。実際、日本ではオール込み5千円の予算でこんなキズもないようなギターが買えるわけでして。

しかし、前のオーナーさん、初心者の方だったのか、弦をまったく切らずに張っています。ぐりぐり巻きです。よくぞここまで巻いたものだと感心してしまいます。
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これではあんまりなので全部張替えることに。

ほら、スプリングになっていますよ。
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どこにも問題はないと思っていたら、4弦ペグのスペーサーが割れていてシャフトがガタガタしていました。
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普通ならビスを外すとペグボタンはコロリと外れるのですが、こいつは何故か外れません。仕方がないので細いステンの針金を巻いて噛ませました。まあ、あいつらならこれで上等だろう。

問題はこれをどうやって現地に送るかです。大問題です。送料はギター本体の3倍もします。あと数本落札してまとめて船便で送るしかないのかなあ。それに代金の回収も怪しいものです。大丈夫かオヤジ。

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