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ハムサイズシングルコイルピックアップ [pickup]

レフティーSONEXの画像ストックを見ていたら珍しいタバコサンバーストの個体がありました。
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えーっと、このピックアップは・・・
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ギブソンのP-94ですね!ハムバッカーサイズ・シングルコイル・ピックアップってやつです。


それではこちらの個体をご覧ください。私が改造したSONEXのなかでもお気に入りだった1本です。
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フロントピックアップがP-94に似たやつ、リアはもはや伝説となった70年代の国産なんちゃってハム(実はシングルコイル)です。

フロントはヤフオクで詳細不明ピックアップとして安く手に入れたものでなんちゃってハムより安かったです。なんちゃってハムは好き好んで購入するようなピックアップではありません。ネタとして受けるだけです。それが高額で取引されるとは世も末じゃ。
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P-94なら大儲けですが角の丸みがちょっと違います。音はクリーンで繊細、見かけはLollarに似ています。

このギターは焼失してしまったので真相は藪の中です。うーん。





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謎のベルベットブリック [pickup]

SONEXのDELUXEにはSONEX-180 DELUXEとスタンプの押された専用ゼブラピックアップが搭載されていました。
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私は便宜上ソネックス・ピックアップと呼んでいます。

ところがときどき詳細のわからないものがあります。

例えばこれ。
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一見、何の変哲も無いソネックスピックアップのように見えますが・・・

あれまっ!黒ボビン!
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しかもヘックスのオールアジャスタブルポールピース!

一体なんなんでしょうかねえ???

私はSONEXにマウントするためにどこかのマニアが改造したピックアップだと睨んでいます。

で、思い出したのですが、以前、断線したダーティーフィンガーズをヤフオクに出品したことがあるんです。

幸いなことにジャンクの意味をきちんと理解した方に落札していただけました。

落札者さんは断線の状況をみて修理かリワインドをするとのことでした。

そこまでやる人がいるんだなと非常に感心しました。

しかも、その落札者さんは女性でした。

自分はジェンダーフリーな考え方をするほうだと思いますが、やはり、同じ趣味の女性がいるという事実に正直驚きました。だってこの世界はちょっと変わったオタク系男子が多いじゃないですか。

どんなかたなんでしょうね?・・・妄想。



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ダーティーフィンガーズはどうなった? [pickup]

1980年から1981年にかけてSONEXのCUSTOMとSTANDARDに搭載されていたダーティーフィンガーズ(DFS)はその後どうなったのでしょうか?
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今回は全くの憶測なので単なるシロウトの問題提起という形で読んで下さい。

まずレスポールXR-1というギターをご存知でしょうか?

XR-1に関して私は実物を見たこともありませんし、ほとんど何も知りません。
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Ebayでたまたま見かけたときに「あっ!これっ!」と思いました。
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XR-1の小さなタップスイッチ、これはもう確信犯でしょう!
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配線を見れば一発で分るんですが・・・

XR-1とSONEXのCUSTOMは製造時期がダブっていて1981年のごく初期のこの個体はなんとSONEXとペグが同じですね。このタイプのペグ(ゴトーOEM?)はギブソンではSONEXとGGC-700にしか付いていないものとばかり思っていました。
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この時期のXR-1のピックアップは黒ボビンのものがあるようです(要確認)。

ところが1981年にSONEXのCUSTOMが断絶するタイミングでXR-1はすべてセブラになったような・・・
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つまり、SONEXのDFSはXR-1に受け継がれたのではないだろうか?というのが私の仮説です。


レスポールならコアなマニアの方がいてピックアップのこともよくご存知ではないかと思います。

実際のところどうなんでしょうか?ぜひ教えていただきたいものです。




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シングルコイルピックアップを買ってしまった [pickup]

ちょっと前にSONEXにシングルピックアップを載せてみましたね。

音は悪くなかったのですが・・・やっぱ、サーフロックを決めるには、トレモロアームがないと。

でも、SONEXにアームはNGなので、いっそのことストラトでいいんじゃないの?

というのが結論でした。

で、今年は1本作りますよ。サーフロック専用ギターを。

ネックとストラトボディはジャンクのストックがあるので、あとはピックアップをなんとかしましょうということになりました。

いつもジャンクやB級品ばかりなので、今回は思い切って新品のピックアップを調達することにしました。新品のギターピックアップを買うのは実に15年ぶりです。

そして、そのピックアップが今日アメリカから届きました。
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ダンカンです。なんて読むんでしょうか?アンティクウィティ?

ストラトのことは良くわからないので、ここは素直に3個セットで注文しました。
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個人輸入だとかなり安く買えるはずだったのですが、アベノミクスだかなんだか知りませんが急激な円安になっちまって。これならサウンドハウスさんで買ったほうが安かったかも。個人輸入で意外に見落としがちなのが為替変動よりも関税で、こういうものを買うと日本に着いてからけっこうな額の税金を払わなければなりませんよ。

さあ、箱を開けてみましょう。
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へえー、袋入りですか。こういうのって当たり前なんでしょうか?

あれっ?新品とは思えないユーズド感が。
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オイラの嫌いなレリック仕様まではいっていなくて、いい雰囲気です。

裏側やリード線がホコリだらけなのも、わざわざやっているんでしょうか?
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50年も倉庫に眠っていたっていう演出にしてはやり過ぎのような。

今年は年内に海外出張が3回もあるのでギターを組むのはいつになることやら。

結構、じりじりしているオヤジです。



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ピックガードについて [pickup]

昨日のネタはちょっと説明が必要だね。

SONEXのピックアップは3点支持になっているから、ピックガードのほうもスクリューの切り欠きが3つあるんだ。
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だから、普通の2点支持のピックアップのように簡単に向きを変えることができないんです。

もし、ピックアップの向きを変える場合は、線のところをカットする必要があるというわけ。
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普通の2点支持のピックアップに換装する際も、左の切り欠き部分を加工する必要があります。

面倒だから向きを変えるのは止めたんじゃないか、というのが昨日のオヤジの推理だったのです。

まあ、実際のところはまったくわからないけど・・・

ところで、このピックガードの写真を拝借したあるショップのことなんですが。

すごいですよ。

製造が終わって30年以上経過した安ギターSONEXであるにもかかわらず、リプレイス用のピックガードがあるわあるわ。

アメリカのカスタム文化の懐の深さを見る思いです。

とにかくここを見てくださいね。


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ボビンの配置が違うぞ!? [pickup]

久々のeBayネタです。

只今、SONEXのCUSTOM81が575ドルで出品されています。
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SONEXではよく見かけるんだけど、ゼブラボビンの向きが同じでして。

この手の個体はどちらかのピックアップが交換されているんですよ。

SONEXのピックアップは3点支持なので、2点支持のように無改造で向きを変えることができません。

だから、この個体の場合はブリッジピックアップが2個付いているということになるのです。

正しいボビン配列は同時出品されているこちらの個体ように白同士が向き合ってます。
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(それにしても、このCUSTOM81安い!終了まで7時間で267.14ドル!ロケットケース付だよ!)

うまい具合にピックガード裏の画像が出ているので確認してみましょう。
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上がブリッジ側です。SONEXのピックアップマウントリングはピックガードにビス止めされているのですが、このように裏から緑色っぽい瞬間接着剤で固定されているんですよ。

次に下のネック側をご覧ください。瞬間接着剤が取れていますね。これは過去に外されたことがあるということなのです。

うん、やっぱりネックピックアップは交換されていたんだね!となるところなのですが・・・

あれっ?裏から見るピックアップの配置も配線も完全にオリジナルですよ!

ということは・・・ネックピックアップのボビンが逆なっているとしか考えられません。
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ここで、オヤジの勝手な推理です。

このダーティーフィンガーズはギブソンがボビンの配置をまちがってしまったもの。3点支持にステーを変更してあるのでSONEX以外には搭載できない。でも、SONEXならまあいいっか、ということでこの配列のままアウトレット品として流通させてしまった。これを入手した誰かがこの点に気づき、ピックアップを外して向きを変えてみた。しかし、今度はアジャストスクリューの配置が逆になってしまい、それも気に入らず元に戻したもの。

こんなのはどうかな?って、例によって、eBayを眺めて妄想しているオヤジです。

今回のネタ、オイラが何をごちゃごちゃ言っているのかわかる人いるんだろうか?

ちょっと心配になってきたぞ。







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高さの調整? [pickup]

フォトジェニのJRに搭載したダーティーフィンガーズが暴れてしょうがないので、なんとかならんか?

ということで、高さをいろいろ変えてみました。

まずは一番下まで。ボディのザクリの関係でここが限界。
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弦とポールピースの間隔は7ミリくらいかな(動かす前は4ミリくらい)。。

これで弾いてみると、うーん、暴れは結構収まる感じはするね。

でも、さすがにハイゲインピックアップだけに、こんなに離してもまだまだパワーを感じるよ。

で、今度は有り得ない高さまで上げてみましょう。
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うわーっ、音でかい!爆音じゃ。

このピックアップは意外にP-90に近い性格で、スクリーム系です。でも、線が細くP-90のような芯のあるミドルが出ません。まあ、どうせ、メチャメチャな音が出ているなら、このくらいで使うのもおもしろいけどね。

とは言っても、丸出しのボビンはカッコ悪いです。
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結局、また下げMAXに戻しました。
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ノーマルな人ならやはりこっちのセッティングでしょう。

これでポールピースを調整すれば少しはメリハリが出るのかもしれません。

でも、面倒だからやりません。オイラそんなに耳が良くないし。

せっかくのピックアップも変なボディに載せると本来の性能が発揮できませんよ。

というのが今回の教訓だ。とほほっ。
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Gibson Victory [pickup]

Gibson Sonex-180 Deluxe 改めVelvet Brick ピックアップはSonexのDeluxe とInvader そしてFireBrand theSG のフロントだけに搭載されるっていう意見が主流だけど。

だったらこいつはどうだ?
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ほぼSONEX と同じ時期に製造されたVictory っていうやつ。シリアルナンバーみると作られたのは珍ギターの殿堂、カラマズ工場のほうだね。

HSH構成のゼブラハムバッカー、こいつがSONEX ピックアップじゃないかと疑っているんだけど。
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誰か、外して裏側みせてくれないかなあ?

プレオーナーマニュアル(パンフレット)で見てみましょう。
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ピックアップのところだけアップにすると・・・
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えっ?この真ん中のシングルピックアップはスタックのハムバッカーだって!?ってことはこれはHSHではなく3ハム仕様なんですね。

これには驚きました。この事実だけで、今日このブログを訪問してくれた皆さんも得した気分??

だからと言って、オヤジの手に入れてみたいギターという基準からするとアウト。

こんなGibson要りません。

でも、こっちの2マイク仕様は・・・
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なんか、格好よく見えてきたぞ!とりあえず、本物を見てみたいものですね。ただの好奇心だけど・・・
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Velvet Brick [pickup]

自称SONEX研究家のオヤジですから、時間があるときはもっぱら海外のサイトで情報を集めています。

国内では私のホームページ以外に信頼できるまとまった情報はありませんから(プチ自慢)

でも、SONEX自体がマイナーでおもちゃの扱いなのでいざ調べてみると分からないことだらけなのです。


そのなかで、前から気になっていたのが、SONEXのオープンゼブラピックアップは

1.TIM SHAWが開発したPAFのリイシューピックアップのひとつ
2.ベルベットブリックである

という記載を多く見かけることです。

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今回までSHAWというのが人の名前だということも知りませんでしたし、Velvet Brick は外人さんお得意のニックネームじゃないかと、あまり突っ込んで考えていませんでした。研究家というにはあまりにお粗末な話です。

SONEXシリーズにはアーチストモデルを除くと、2つのタイプのピックアップしか搭載されていません。

ひとつはDELUXE(1980-1984年)だけに搭載されるSONEX-180 Deluxe ピックアップ(上の写真)。これはそういうスタンプが押してあるので、私はあえてSONEXピックアップ名称で統一していました。

それから、もうひとつはSTANDARD(1980年)とCUSTOM(1980-1981年)に搭載されたDIRTY FINGERSです。

で、Velvet Brick とはいったい何?と検索したら、まあ、あるんですよ。いろいろ情報が。海外ではこの手のフォーラムがいくつもあって、みんなで熱く討論しています。日本の2ちゃんねるや質問箱とは違って、情報の出所をあげているし、直接関係者に当たったり、ギブソン社に問い合わせたりする人もいるので、まあ、少しは信憑性は高いのですが。実際のところ、現在、こんな古くてマイナーなギターのピックアップについてギブソン社に問い合わせてもほとんど情報は得られないようです。結局、これだという決定版はありません。

このあたりは帰国してから私なりに整理してみます(本当か?)。

それで今回なんとなくわかったのは次の2点。

1.DELUXEのSONEX-180ピックアップは間違いなく Velvet Brick である。
2.西独のシャーラー製である。

2.については、異論があります。私は今でもこのピックアップは日本か韓国で作られたものであると思っています。

長くなってしまいましたが、最後に、英語の得意な方は以下の情報を読んでみてください。忙しくて翻訳している時間がないのでそのまま転載です(ペコリ)

Velvet Brick Pickups
These came stock in the Sonex 180 and the Gibson "The SG" made between the years of 1979 - 1983. Often overlooked and forgotten it is now hard to find info on these pickups because everyone confuses them with the Dirty Fingers. They are similar Zebra black and Cream open coil humbuckers with screw pole pieces on the black side and flat pole pieces on the Cram - but the clearest difference is that they have 3 adjustable mounting screws - two on one side and one on the other. They are also made in Germany - not the USA. I read an article once with Willem Lorenz aka Bill Lawrence that said while he was working for Gibson he had these custom sound to his specs by Schaller in West Germany. They are very Hot pickups but still very toneful. I don't know the exact output but must be at least 13K. Sort of the polar opposite of a PAF - if you like the Dirty Fingers you will love these. they are excellent pickups (MY LESPAUL FORUMより)

Gibson Velvet Brick Humbucking Pickup
This pickup was produced by Tim Shaw for Gibson for a short time between '81 & '84. It meters out at 8.13K. There is much confusion about velvet bricks and there are several versions but they are legendary among Gibson enthusiasts due to insane rarity. First released as the "TGA Super Humbucking pickup" in 1979, then renamed after a hot replacement pickup (the Red Rhodes 'Velvet Hammer'). The Velvet Brick is wound like a PAF, but with a ceramic instead of alnico magnet, producing uniquely dynamic pick response with nice bite, unique gain structure, full bandwidth and superb presence without a hint of shrillness or muddiness. Its great for very high gain feedback harmonics w/o squealing or other undesirable noises. They were used in a few Gibson guitars in the early 80's, for the Sonex Deluxe, as a bridge pickup in the Firebrand series of SG's and in both spots for the Invader. (eBay 商品説明より)




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SONEXピックアップ [pickup]

しばらく留守にしていたら、やっぱり届いていました。eBayで落札したピックアップが。
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なんどもここに書いてきたけど、アメリカ人の取引は遅くて遅くて、こっちも落札したのを忘れてしまうくらいです。

で、届いたのはもちろんSONEXピックアップ!
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このピックアップを一目見て、あれっ?て感じで。雰囲気が随分違うんですよ。

一言で言うと良くできている。
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真鍮のベースもトップコート?でつるつるピカピカしているし。

ちゃんとしたラインで製造されたみたいにね。
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SONEXピックアップっていうのはかなり手作りっぽいのが普通なのに。

それに、リード線が黒ビニール被覆ではなく、メッシュワイヤー被覆ですぞ!
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こんなSONEXピックアップははじめてなんです。時代が違う感じなのでひょっとするとSONEXに載っていたものではなく、その後継機種のINVADERのものではないかと想像しているのですが・・・

スタンプされているナンバー230052が解読できれば、いいんですけどね(涙)

Yahoo知恵袋できいてみようかな。


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