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ブログ再開 [その他]

今日、実家から戻ってきました。うちは内陸なので津波の被害はありませんでしたが、地震に関連して大変なことになっていました。これから先どうしたらいいのか?

東北の人間として、現在も激しい喪失感があり、以前のようなふざけ半分のブログを再開すべきか迷いました。でも、できる人からどんどん普段の自分に戻っていくべきだと思い、今日は少しだけ書いてみようかなと。

私が留守にしている間にアメリカから小さな郵便物が届いていました。
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地震の前に発注したビルローレンスのエポキシ封印ピックアップです。
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1978年製のデッドストック品です。
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そういえばGIBSONチャレンジャーのピックアップを純正に戻そうと思ってたんだっけ?もうすっかり忘れていた。

それからね、このパーツ類を見てください。
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これをどうしたのか?というと、今回、実家から持ち帰ってきたのです。次のいじりに使うものをみつくろってきたんだけど。

(今回の地震とは関係なく)7年前に他界した私の父は通信のエンジニアで、なんでもかんでもジャンクパーツを集めていました。だから今でもほんと半端じゃない量のジャンクが実家に残っています。時代的には真空管からゲルマニウムトランジスタのあたりだからおいしいものが多いんだ。私は実家に帰る機会があるとこうして親父の遺産を少しづつ頂いてくるのです。

まだ、本格的にいじり出す気力は無いけど、だんだんに再開しますね。

仕事始め [その他]

今日が仕事始めっていうところが多いと思う。オヤジのところもそう。で、今年はどうしたものかと思案している。

海外でやりっ放しになっている仕事がある。こいつをなんとかしなきゃならないんだけど・・・

ちょっとこれを見てください。もはや、絶滅危惧種扱いのヤコウガイがこんなにたくさん!
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ヤコウガイは現地でもご禁制品なので、なにをしているのかきちんと説明しなきゃならない画像ですね(もちろん全部生きています)。

南太平洋の某国には恐らく世界でここにしか残っていないだろうと思われる濃い個体群(でも規模はとても小さい)があるのです。一昨年までこれを元手に枯渇した資源を取り戻す試みをやっていたんです。

例えば母集団の移植ね。
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放流場所は村のしきたり(=タブー)のもと厳格に管理されています。

ところが業務仕分けでフォローの予算がなくなりました。この貴重な資源が増えていかないと、将来、わが国でも国宝の螺鈿修復などに支障が出ると思うんだけどなあ。

ギターのインレイとオヤジの接点がこれでお分かりでしょうか?





迎春2011年 [その他]

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
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今年は昨年のような派手なご挨拶はありません。国内外のB級ギター限定で、気取らず目立たずひっそりと、ネット社会の隙間でムダ知識を提供して参ります。

さて、一年の計は元旦にあり。ということでざっくりと今年の予定です。

いつものB級、C級ギターいじりは当然として、今年何とかしたいのは、インレイギターを作りたいということかな。作るのはちょっと無理なら(私は職人さんではありませんので)、せめて1本くらいは工房ギターが欲しいと思っています。

ギターは楽器であると同時に工芸品であります。音以外の技を見せる要素というのもあるわけで。オヤジはインレイが大好きです。こんなリキ入ったやつが欲しいんです。
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で、ごくごく私的な話なのですが、オヤジは水産業界でこういった伝統工芸分野で原材料となる貝類を扱っています。実は供給サイドのプロフェッショナルなのです。インレイワークというのは自分にとって、自分自身の存在意義のようなものです。私がこの世界で生きてきた証明としてホントに凄いのが一本欲しいんです。材料は準備できるけど、誰か作ってくれない?とりあえずおれがやってみるか、ってね。

あらあら、お屠蘇気分の酒気帯び状態で書いてますので、随分えらそうな話になってきた。

とにかく、今年もよろしくねーーーー。



H.S.Anderson [その他]

もう、ご存知のことと思いますが、とてもいい本が出ました。椎野秀聰さんの「僕らが作ったギターの名器」文春新書です。
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あーオヤジは久々に感動した!そして、いろいろ、もう、本当いろいろ考えさせられたさ。ぜひ、皆さんも読んでみてくださいね。

で、巻頭カラーに出ているマッドキャット。これ懐かしい。胸キュンだ!
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オヤジはリアルタイムでこいつを知っているんだけど、実物はもちろん触ったこともないよ。

中学生の頃かな。地元の楽器店で、H.S.Andersonのカタログをもらってきて、それはもう毎日眺めたもんだ。ロゴがあまりに垢抜けしていて輸入楽器だとばかり思っていたよ。あれをたった2人の凄腕職人さんが作っていたなんて知らなかった。どうりで地方の楽器店の店頭には展示されていなかったわけだ。

同じ頃、楽器ショーかなにかで、マッドキャットの実物を見る機会があった。価格的にははるかに高いギブソンやフェンダーと並んでも存在感は十分でとても試奏する勇気はなかったなあ。

実はその時の貴重なカタログを数年前までもっていたんだ。でも、そいつはヤフオクに出品してしまった。まあ、マイナー楽器のカタログとしてはそこそこの値段で落札されたけど、今は大後悔。売るんじゃなかった(涙)。今なら相当高く売れるぞっていう卑しい話ではなく(本当か??)、裏事情を知ってしまった今、その価値に改めて気が付いたってわけ。

とにかくだ、椎野さんっていうのは数少ない信用できる大人って感じだ。って、オヤジすっかりギター少年に戻ってしまっているぞ。


いくらなんでもこれはないだろう! [その他]

いつものようにSONEX関係の情報を収集していたら、アルゼンチンのパチモンギターサイトにこんなものが出ていた。
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うりゃ?なんじゃこりゃ?

GIBSONにS-1っていうのがある。それにもちょっと似てるけど、どちらかというとSONEXとストラトを怪しく合体させたって感じだよね。しかも市販品みたいだぞ。

実はオヤジのいじり計画リストに「SONEXをシングルコイルピックアップ仕様に改造する」というのがあるんだ。すでにパーツの物色中だったのだけれど、なんとなくイメージがこれに近い。んで、ちょっとびっくり。

このサイトには他にも訳の分らないギターが満載なのだけれど・・・・・・
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http://www.carverdoug.com/wang.html
さすがにこれはないだろう。

注:当ブログの品位を著しく傷つけるので画像公開は期間限定にします。

ノンフィクション-私の原点 [その他]

1972 年の春、東北の地方都市に住んでいた私は中学校の同級生4人とロックバンドを結成した。結成して最初にやったのはレコードジャケット用の写真撮影。将来ビッグになったときに絶対に必要だというわけのわからない理論でバンドは動き出した。しかし、メンバーの誰も楽器をやったことはないし、そもそも誰も楽器を持っていなかった。楽器店(当時はレコード店)にはまだGS時代のビザールギターがたくさん売れ残っていた時代で国産レスポールやストラトの誕生前夜の話である。それでもブリティッシュ系?のハードなロック音楽がやりたいという純粋な気持ちに突き動かされていた。大人たちはこんな我々を何故か不良と呼んでいた。

私はベース担当になり、さっそく質屋を中心に中古のベースを探しはじめた。友人は運良く質屋でドラムセットを買うことができたが、ベースはどこにもなかった。ある日、電気店でとてもきれいなギターが陳列されているのを発見した。それはそこの店員さんが店頭の高級ステレオのマイクミキシング機能を実演するために私物のギターを置いていたものであった。まだ怖いもの知らずだった私はその店員さんに譲ってくれるように頼んでみた。はじめは売り物でない、とやんわり断られたが、最後は私の情熱に負けて売ってくれることになった。値段は中学生でもぎりぎり都合できる5千円だった。これが私の屈折したギター人生が始まった瞬間である。

そのとき手に入れたギターはあまりに古い話で、記憶も曖昧ですが、先日、ヤフオクで再会してしまいました。
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記憶ではアライかアリアかモラレスかダイヤモンド、確かその辺りだったのですが、まさしく私の記念すべき1号機はこの写真のものなのです。正解はアリアのモズライトもどきでした。このギターは当時まだ売られていた新品のグヤやテスコのものよりずっと作りがよかったと記憶しています。ところで、皆さん、変だと思いませんか?私の担当はベースだったはず。

いきなりですよ。私の人生が狂ったのは。

私はアリアのモズライトギターをベースに改造しました。2弦用と5弦用のペグを外し、ナットとブリッジは2弦からから5弦の溝を使ってベースの弦を張りました。ペグボタンは大きなものを工作して取り付けました。遠目にはショートスケールのベースに見えなくもないしろもの(と思っていた)。そうそう、アンプはトランジスタラジオを改造してヘッドホンで練習できるようにしました。

で、メンバーの楽器もなんとなく集まり(というか楽器が手に入った3人だけで3ピースバンドとして再結成)、さっそく練習開始。人生初の課題曲はユーライアヒープの肉食鳥!!!なんでいきなりこんなマニアックな曲を。教則本も譜面もなし。独学でベースの弾き方を覚え、ベースとボーカルを耳コピー。そして、1曲完成したところで、もう、人前で演ってました(笑)。レパートリー1曲だけで。今思えばキッズバンドのはしりで、先輩の大人達にはずいぶん可愛がってもらったなあ(しみじみ)。

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だから、こいつを見るとあのモズライトと当時のことを思い出してしまうんだ。すまん涙が。。。。。

マカロンケーキ [その他]

今日で16連休が終わった。明日からうまく仕事に復帰できるかな?今日はギターいじりはお休みして、これまで先延ばしにしていた雑多な私事を一気に片付けた。家のパソコンのネットワーク化、サーフボードの冬用ワックス落とし、真冬のウエットスーツの手入れ、仕事着の衣替えなどなど。それから、母の日ということで娘とケーキ作り(私はひたすら生クリームの攪拌)。えらい忙しい一日だった。それでマカロンケーキというのを作った。このマカロンと駄菓子のマコロンは別物らしい。
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さあ食べましょうとマカロンを外すとあらきれいっ!これは想定外だった。
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今日、E-Bayに84年製チャレンジャーのボディーが出品された。やっぱり我がマロレンジャーのものとはまったく違う。私のはマローダーのボディーだったようです。コピーモデルでもコンター加工はすると思うので、それ以前にラインからはじかれたものかなあ。しかし、チャレンジャーのボディだけで325ドルというのはあんまりですね(せいぜい100ドルですよ)。私のマロレンジャーは今日をもって名前を変えます。新しい名前はニセマロです。これは呼びやすい。
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