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セルダーST-16をレビューする-最終回 [セルダーST-16]

長々とやってきましたが、今回のシリーズのテーマはセルダーST-16をレビューするということでしたね。
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このギターで評価できるのは前にも言ったとおり色です。基本的に黒く見えますが、光の具合によっては緑に見えます。しかし、その緑色をカメラでは捉えることができずどうしても青っぽく写ってしまいます。
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普段は透けて見えないからいいけど、ずいぶん安っぽい材を使っていますね。

で、肝心の結論はどうかというと、客観的に言ってこのギターは入門用として値段相応です。なので過度の期待をしなければ裏切られることもありません。音のほうはピックアップのパワーが足りませんが、なんとなくストラトっぽい音が出ています。とにかくギターの世界の扉を開くのには何の問題もありません(と言いつつ、フレットエンドの処理とかネックの仕込み角度の修正とかショップではタダでやってもらえないような調整作業を行っての話なので安易にはお勧めできないかも)。

と、好意的なコメントで締めようと思っていましたが・・・・・
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おいおいっ、ネックがねじれてきたぞ!!1弦から3弦の12フレットから上の辺りで音詰まりが・・・My Goodness!

さて、このセルダーのST-16ですが、クチコミを見るともうほとんどが止めとけというものばかりですね。でも、最初の一本が一生の一本である必要はないし、みんながみんなプロになろうと思っているわけでもないし。セルダーからどうしてこう極端な話になってしまうんでしょうねえ。

ちょっと例えを変えます。免許取り立てではじめてのマイカーを探している人に、コンパクトカーは貧弱だからもっと金を貯めてから中級クラスを買えとか、はじめから高級車を買ったほうがいいとは言わないでしょう?その人の予算の範囲で好みのものを選べばいいだけの話ですから。そんなことより、早く公道に出て経験を積むことのほうがよほど大事ですよね。それに中古車や軽を最初に買ったので運転が上達しなかったなどという話も聞きません。

まずは四の五の言わずに練習あるのみ。って月並みな結論だなあ。
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マネーケーキ [海外隠遁生活日記]

私は「お金を粗末にしたりお金で遊んだりしたらバチが当たるよ!」なんて言われて育ってきたんだけど。

所変われば品変わるとはよく言ったもので、これは結構なカルチャーショック。
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出産のお祝いパーティーに出てきました。みんなの祝い金でケーキを作ったものでこれを妊婦にプレゼントしました。別にバチは当たらないと思いますね。



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セルダーST-16をレビューする8 [セルダーST-16]

今日はいよいよヘッドの仕上げです。

せっかく艶のある塗装面ですが800番の耐水ペーパーで水研ぎして艶を落としました。
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心配ご無用。2000番まで順に番手を上げて水研ぎして艶が戻りました。
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ペグを再装着。
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今回はここで完成としました。セミグロス仕上げです。
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ここでコンパウンドを使って磨きをかければ鏡面仕上げができます。しかし、私はやりません。

缶スプレー(アクリルラッカー)で塗装した場合、塗装面の硬化が十分でなく、いつまでたってもなんとなく柔らかい感じがすることが多いです。

台湾スプレーもやはり硬化しないと踏んでいます。

こういう状態では完全に乾いたはずなのに、クリップチューナーを付けておくとしっかり痕が残ったりします。

なので自家塗装は塗装後の扱いに注意が必要です。

いづれにしても、インチキ塗装の割にはきれいに仕上がりました。悪戯で何かロゴを入れればよかったかなあ・・・などと思っております。

---続く



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セルダーST-16をレビューする7 [セルダーST-16]

今日はヘッドの本塗装です。

またまたマスキングから。
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スプレー塗装ですので飛沫予防にネックもボディーもすっぽり新聞紙で包みます。

塗装は晴れた日中に屋外でやりました。

軽めにまず一発。
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1時間後にもう1発。
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さらに1時間後にまた1発。
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都合2時間で3度塗りを行いました。

ここは熱帯なので乾燥時間を1時間にしましたが、日本ではせめて2~3時間、できることなら一晩置いたほうがいいかもしれませんね。

3回目の段階で塗膜にはけっこう艶がありますので、仕上げに自信のない方はここで止めるのもありです。

塗膜の硬化を待って仕上げは数日後に行います。

---続く



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セルダーST-16をレビューする6 [セルダーST-16]

ヘッド塗装に入ります。今回はグロス仕上げです。

まずは下塗りから。ヘッドの表だけ塗りますので必要のないところはマスキングします。
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砥の粉がないので、裏技を・・・・
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ベビーパウダーで目止めやつや消しっていうのは、おいら世代が模型少年だった頃には定番だったよなあ。

この方法、危険です。スプレー塗料を小さな容器に吹き込むと風圧で激しくはね返ります。絶対に中を覗かないでください。
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少量のクリアラッカーにベビーパウダーを適当に加えて混ぜれば即席フィラーのできあがり。
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これをハケ塗りしました。
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が、全然吸いません。ということは下塗りしなくて良かったということですね(汗)。

余剰分(ほとんどですが)は紙やすりで削り落とします。
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多少白く残ったところがフィラーを吸ったところですね。
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ベースがベビーパウダーということもあり、木地はすべすべになっています。

---続く

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セルダーST-16をレビューする5 [セルダーST-16]

セルダーのヘッドが生木のままではまずいので塗装をすることにしました。

熱帯の高温多湿の環境ではすぐにカビが生えてきますんで。

これまでギターは1本しかなかったので問題ありませんでしたが、現在のように複数のギターがあって、セルダーばかり弾いていると他の弾いていないギターはフィンガーボードにすぐカビが生えてしまうんですよ。

というわけで、塗装には顔料なしのクリアーラッカーを使うことにして、あちこち探してみたら見つけたんです!

ほらねっ!お茶のペットボトル?
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あれっ?ちょっと漢字の字体が違うみたい・・・・

これなんですよ。
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噴射漆ときたか!英訳するとスプレーラッカーですね。
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透明だからクリアーのはず。
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主要成分は特殊合成樹脂!って、なんだこりゃ??
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こいつは台湾人が経営する台湾製品だけを扱っている雑貨屋で売っていました。

台湾製なら大丈夫だよな・・・きっと。

-- 続く


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