トラスロッドカバー [SONEX雑感]
SONEXのトラスロッドカバーはギブソンなのに3穴というだけでもレアなもの。そして、それはSONEXのキャラそのものでもあります。
これはCUSTOMの純正品です。
これが破損したり無くなってしまったので同じものが欲しいとなるとかなり面倒です。
時々、中古品がイーベイに出てくるので、それを気長に待つというのがベストだと思います。
しかし、最近はちょっと勘弁してくださいというくらい、強気のプライスが目立ちます。
そこで、自作あるいは業者にオーダーしてしまう人もいるようで。
これがそうなんですけど・・・・
だめだめ、こんなものギターのヘッドに付けちゃ。似ていないどころか、私には避妊具にしか見えません。
こんなんだったら、無いほうがましという例でした。
SONEXの裏面はキャンバスか? [SONEX雑感]
アフターマーケット・パーツ [SONEX雑感]
SONEXはギブソンのラインアップでも最下層のギターでした。そして絶版になるのも早かったギターです。しかし、アメリカではずっとアフターマーケットパーツが販売され、手軽にドレスアップを楽しむことができました。
(注:このピックガードは自作かもしれません)
SONEXはもう40年も前のギターになってしまいましたが、現在でもアフターマーケットパーツは存在します。そういうアメリカの懐の深さには、やはり感服しますね。
時々、イーベイにSONEX用として新品パーツが出てきます。現行品なのか、デッドストックなのか良く分からないものも多いです。
例えばこれ、かなり古いのではないかと思います。
はるか昔、オイラが小学生の頃、こういうチェック柄が流行りましたねえ。このピックガードを見ると、そういう昭和レトロな雰囲気のSONEXを組みたくなります。
ところで、このピックガードには黄色の丸いステッカーが貼ってあります。
ん、新品のSONEXにはこれが貼ってあったはず。ここまでコピーするのか?芸が細かいなどと一人で感心していましたが、
そのステッカーをSONEXの本物と比べてみると、
あれっ?書いてあることが違う!
別にコピーしたわけじゃないみたいですね。
って、何を一人でぶつぶつ言ってんだか、このオヤジは。
やっちまったARTIST [SONEX雑感]
SONEXシリーズの中には、ARTISTという上位モデルがありました。
実際、珍しいという以外にどうということのないギターですが、製造本数が少なく、現在では当然レアモデルという扱いです。
マニアなら一度は実物を拝んでみたいと思うはず??。
それはさておき、なんですか?これは??
ビンテージギターのオーラを全く感じないARTISTですね。
しかも、コントロール類の配置が・・・
本来はこうなっています。
ということは、さっきのシルバーバーストは、恐らくですけど、ムーグの基盤が壊れてしまって普通のパッシブ配線(2V2T)に改造したのだと思います。
ARTIST用の純正の基板は時々、イーベイに出てくることがあります。私は少なくとも3回見たことがあります。しかも1回は新古品でした。どこからそんなものが出てくるのやら??
それを気長に待って再生すれば、それなりに評価されたはずなのに。
ギブソンのビンテージレアギター(セットネックです)、色は人気のシルバーバースト、ケースはSONEXの純正品(しかも2本枕)。
なんてこった、こういう希少ギターのボディーに穴を開けちゃだめですよ。
くれぐれも。
SONEXの広告 [SONEXムダ知識]
マニアと呼ばれる人達は関連グッズなら何でも集めたくなる悲しい性、
当時ものの広告なんていうのは正しくそれですね。
今回のSONEXの広告は、雑誌の切り抜きなのか、はたまた、楽器店に置いてあるチラシ(フライヤー)なのか、ちょっとわかりませんが、珍しいフランス語バージョンです。
これはマニアの私も初めて目にするものであります。
しかし、フランス語という理由でこのブログのネタになったりすることはありません。
ここに出ているSONEXがなんか変なのです。
黒いほうは典型的なCUSTOM80です。市販されたものと同じ仕様です。
しかし、白いほうが・・・・・
電装から判断するとCUSTOMかSTANDARDですが、そのどちらとも違います。
特に困ったのはネックです。写真で見る限りローズウッドのフィンガーボードのようです。これに1フレットのポジションマークの入ったものは市販モデルにはありません。
なんじゃこりゃ???
余計な話)マニアって日本語ですよ。英語圏では発音も意味もまず通じませんので。ちなみに英語ではメェイニアって発音します。ここはもはや国際語になったOTAKUのほうがシンプルで通じ易いかも。
迷走時代 バイギブソン その3 [どうでもいい話]
舟型ジャックプレートを使い易く! [バッカス]
先週前振りしたストラトキャスターの舟形ジャックを使い易くするというネタです。数分でできるので動画で紹介したほうが良かったかも。
基本的に無改造ですので、いつでも元に戻せます。
まず、取り付けネジを緩めてアウトプットジャック一式を取り出します。
ジャックを取り外して反対側から取り付け、プレートもひっくり返して、ついでに上下も入れ替えて、またネジで固定するだけです。
この画像だけで何をしたかわかるでしょう?要は引っ込んでいたものが、出っ張るというだけです。
早速プラグを挿してみると・・・あれっ?
人間は脳にいろいろ刷り込みされると、錯覚を起こします。今までと同じに見えてしまいますね。
でも、ボディーの外に出っ張っているからプラグをしっかりと掴めます。
今まで入らなかったL型プラグもすっきり使えるようになります。
演奏上、問題になることはありません。見た目も違和感なし。
実用上はいいこと尽くめではありますが、やはり、ストラトキャスターの様式美をぶち壊す行為であるわけで・・・・
改造は自己責任でお願いします。
舟形ジャックって使い難くないですか? [バッカス]
世界中のストラトキャスター愛好者の反感を買うことを覚悟のネタです。
ずばり、舟形ジャックって使い難くないですか?
さっそく、ネットでストラトの舟形ジャックについて検索してみました。しかし、多くの方は、あれが当たり前(ストラトの個性)と考えているようで、むしろ、あの形状による利点を上げる方のほうが圧倒的に多いです。
私が気になる問題点とは具体的にはプラグを抜き難いということなんです。グリップが短いものだとうまく掴めませんよね。グリップが長めのプラグでも結局同じです。
こういう指先掴みでは力が入らず、とても抜き難いです。
特にこのバッカスはジャックをスイッチクラフトに交換してあるので、余計に力が要ります。
ついついこうなりがちですが、もちろんNGです。
で、何かいい方法はないかと考えていたところ・・・・
1960年代の国産ビザールギターでこの問題を一発で解決できるジャックを発見しました。
メーカーはおそらくテスコさん??
しかし、その後、そのジャックはまったく普及していないので、もしかすると誰かが改造したものかもしれません。
次回、私がそれを再現してみますね(ネタがないので引っ張ります)。
GGCロゴって知ってる? [SONEX雑感]
私にとっては、もう当たり前のGGCロゴですが、一般のギブソンギター愛好家にはほとんど知られていないでしょうね。
なにせ、SONEXにしか使われていません。
ArtistもSONEXファミリーの一員ですから当然GGCロゴです。
さらに厳密に言うとGGC-700というレアギターがあって、それもGGCロゴです。
とにかく、これだけにしか使われていないレアロゴなのです。
で、SONEXの改造やリペアで困ってしまうのが、一度GGCロゴを消してしまうと、オリジナルに戻せないということです。仕方なく標準のギブソンロゴになっているSONEXをよく見かけますが、それをやるとなんちゃってギブソンそのものになってしまいます。なんせボルトオンギターですから。
ところが、さすがアメリカです。このほとんど需要のないと思われるSONEXの補修用ロゴ(水転写デカール)がネット上で売られているのを発見しました。
それが最初の画像です。アメリカ国内に限り、送料込みで12ドルです。私の住んでいるところはアメリカ国内扱いだから・・・この値段で買える!
それにしても、市場は小さ過ぎますから、こういう使い方が提案されています
おいおい、こんなもの欲しいと思うのはおいらクラスの鬼マニアだけだよ。
でも、僕は本当にこのマグカップが欲しいです。
べっ甲ピック 番外編 [オーガニックピック]
この1ヵ月で都合6枚のべっ甲ピックを作成しました。
それ以前に作ったものも入れると、合計14枚!
これらはたった一枚の鱗甲から作ったものです。
材料とした鱗甲は小さな無人島で拾ったものです。
この平和で美しい島もよくみると太平洋戦争の痕跡があります。真ん中あたりの岩が露出しているところに、明らかに直線で窓状のものが見えますね。トーチカです。こんな小さな島にまで日本軍は手を加えていたとは驚きです。
まさしく、あの日あの島でべっ甲を拾った時のオヤジ。まだ還暦前でした。オイラってこんなに短足なの?
白い砂浜は潮間帯なのでまっさらです。ゴミが打ちあがるのはそれより上、もう少し内陸寄りになります。
当日の写真は撮り忘れましたが、極く稀にこういう感じで波打ち際に打ち上がっています。
(これは別の島で、アオウミガメの鱗甲を見つけたときの写真です)
最近はまったくビーチコーミングをしなくなったので、もう手持ちの材料はありません。
さて、大量のべっ甲ピックをどうするか?
基本的にこの国からは持ち出せないし、日本にも持ち込めないのです。
遵法意識の高い私は、真剣に悩みます。
そして、毎回、同じ結びになります。
「どうなったかはご想像にお任せします。」
本シリーズはこれにて終了します。