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折れたペグ取り付けネジを外す [ギャラン]

夏に帰国した際、いじり素材を仕入れて郵便局から小包として発送しました。船便にしたためまだ到着していません。安いのにはそれなりの理由があります(笑)。当地まで3ヶ月くらいかかるのが普通なので特別遅れているというわけではありません。辛抱辛抱。

ということで今はスーツケースで先に運んだネックの調整くらいしかすることがありません。

前に錆び錆びのペグを取り外したギャランレスポールのヘッドにはまだ折れたモクネジが残ったままです。今回はこれを取り出してみましょう。
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このギャランは資料的な価値があるのでオリジナル重視のレストアを行います。部品交換も最低限にしたいと思っています。

さて、問題のネジは外から見えるものから穴の奥深くで折れているものまでいろいろあります。
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12本中9本が折れるという悲惨な事態となっております。

今回の作業に必要な工具はこれだけ。すべてダイソーで揃います。
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ミニドリルは2ミリと2.5ミリがセットで100円!「精密ハンドドリル」という商品名です。

まずミニドリルで折れたネジの両脇に穴を開けます。
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細いほうで先に下穴を開けたほうが狙い通りに穴を開けることができます。

こんな感じで穴が開きました。
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ここにミニラジオペンチを差し込んでネジをしっかりと掴みます。
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虫歯を抜く要領?で横に揺さぶりをかけて・・・

はいっ!無事に抜けてきました。
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ネジを抜いた穴は結構大きいです。これは詰め木で塞ぎます。
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穴を開ける時に木屑が出てきます。
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これはこれで集めておきます。でも、錆が混じって赤いので使わないほうがいいかも。で、よく見るとこのネックはそもそもマホガニーではないですね。安い南洋材のメンクランかなあ?

ポジションマークの周りに隙間ができているので木屑で充填しようと思っています。
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このギターはブロックインレイですが元々は角の丸いポジションマークを入れるように削られていますね。なんていう小さな発見がジャンクギターいじりの楽しみでもあります。

この1本を引き抜くのに約15分かかったので、全部抜くにはさらに2時間かかる計算です。いやーあ、参ったね。



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