ナイロンサドル

ネックの装着前にブリッジのサドルを調整します。

40年以上経っているものなので弦溝周辺がかなり荒れています。

このプラスティック製パーツは単体で買うととても高いのでなるべく再生しましょう！

ギャランのブリッジはギブソンのABR-1のコピーで取り付け寸法まで一緒です。まず押さえのスプリングを外します。

この時サドルがバラけるので要注意！

サドルを外した順番の通りに並べてあります。

このタイプのブリッジは経年で中央が陥没してくるのでついでにチェックします。平らなところに逆さに置いてみるとすぐにわかります。今回はほとんど陥没していないのでこのまま使うことにしました。

ダイソーのミニバイスを使ってサドルを固定。こんなオモチャでも無いよりはマシ。


弦溝は温存させるのでとにかく順番は間違えないように。


ヤスリで荒れを丁寧に修正します。


元通りに組み直しました。


年季が入っていていい感じです。

音が出ない

唐突ですが、ピックアップの接続が終わりました。途中は割愛します。


出力ケーブルを外に引っ張り出してアウトプットジャックに接続。


市販のレスポール用ゴールドパーツ（中国製）を使用。


バックパネルを取り付けて配線完了です！



早速アンプテストをしてみるも・・・・音が出ません？？？

パネルを外して、中身をじっくりと観察。半田付けがちょっと怪しいだけで配線そのものは間違っていないけどなあ。

もしかして、とピックアップセレクターを調べてみると。。。。

見っけ。

断線していました。半田付けし直して音は正常に出るようになりました。

これにて配線は完了です。

コイルがきれい過ぎる

番外編です。

私はインスタをやっていますが、ギターとは全く関係ないあるテーマ限定なので、今さっき撮影した写真をこちらに投稿します。

パーツの整理のためギャランレスポールの断線したピックアップを分解したのです。


そしたらね、コイルのコアがとてもきれいでびっくり！！

こんなだったんだよ！


私のコンデジで色味が再現できるかなあ？


ジャパンビンテージ恐るべし！

バックパネル取付け準備

バックパネルの取付けには、例によって折れネジの取り除きが必要です。穴が４つ、うち２つにネジが残っています。

ここと、


ここ。


もう、やり方はいつものとおりで


すっかり熟練してしまいました。


あれまっ！破片がぼろぼろと出て来ました。


最後に割り箸で埋め木をしました。


いよいよ配線も最終段階です。次回で完了となる予定です。

ピックアップの装着

今日はピックアップを取り付けます。

フロントはなんちゃって化した既存のピックアップに戻すだけですが、リアは社外品を使うことにしました。そこで入手したのが、これまた中国製のハムバッカー。ゴールドでかつ安いというのが選考基準。完全に見てくれだけで、いまだに音を聴いたことがありません。

左がすでに断線して使用不可のギャラン純正ピックアップ。右が今回搭載することにした詳細不明のハムバッカーです。


取り付け寸法は同じですが、こうやって横から見ると純正品は全然厚みがないことがわかります。

コイルの巻きが少ないのかも！？

こうやって裏から見るとこの中華ピックアップはまともな部類のもののようですね。

確か新品のフロント・リアのセットで1000円もしなかったような・・・

抵抗値は？あれっ？意外にハイパワー？？

こういう正体不明のピックアップって博打みたいなもので、使えるやつに当たるとうれしいですよね。

で、こちらが装着済みの純正フロントピックアップ。


こちらが中国製リアピックアップ。

リングはギャラン純正品をそのまま使いました。

違和感はほとんどなく装着できました。


最後にサービスショットです。

リアのリングはアーチ型ですがフロントはほぼフラットですので。