新旧比較 [MAVIS]
今日はだいぶ古いメイビス(真っ赤)と少し古いメイビス(レッドサンバースト)を比較してみます。
これらは現行モデルとは違いますので、これからイシバシ楽器でギターを買おうという初心者の方には何の参考にもなりませんので。ただし、どちらもジャンク市場でかなりコンディションの良いものが激安で入手できますので、そういうの買ってみようかという方には多少参考になるかもしれません。
ここでは単純にプロダクツとしての比較です。
比較の基準となるのがなんちゃってスクワイアに変身した新しいほうです。ロゴとネックジョイントプレート以外は完全オリジナルです。
それでは見てみましょう。
私にはどちらも普通のストラトキャスターに見えますが・・・
赤のヘッドは短くてぼってりしていますね。
しかーし、裏から見ると赤のヘッドのほうが長い?不思議ですね。
ペグは赤がカバードタイプです。一見精度が悪そうに見えますが、意外に狂いません。ぶっといネックのせいもあるでしょうが、この個体に関しては問題ありません。赤のネックは相当太いですよ!厚みもあるので初心者の方にはきつかったかも。私はこういう太いのが好きですけど。
赤のぼってり感を増幅するのがヘッドの厚さ。
こうやって並べてみるとあまり違わないように感じるかもしれませんが、上が15ミリ(ぴったし)、下が16.2ミリ前後(場所によってばらつきあり)。人間って、この1.2ミリの違いをはっきり感じることが出来るのです。
赤のぼってり感のもうひとつの原因は、そもそも形が違うこと?
上(左半分)の形状はほぼ同じだけれど、下(右半分)がかなり違いまして。赤は角が太く短く外に開いています。
コンターの形状も違います。
新しいものはスパッと削られているのがわかりますか?赤はなだらかです。
バックのコンターも相当違います。
新しいほうがでかくて深くえぐられています。赤はあくまでなだらか。
当然ですが、身体へのフィット感が違います。
どちらがいいのか?好きなのはもちろん赤のほうです。
こうやって、眺めてみるとやっぱ違いますね。ピックガードも角の辺りがかなり違います。あっ、それから古いほうは21フレット仕様、新しいほうはツバ出し22フレット仕様になっております。
華奢でかちっとした近年もの、マッチョでアバウトな古いものというのが私の感想。ちなみに重量は前者が3.6キロ(ちょっと重い)、後者が4キロ(しっかり重い)です。ちょっと待てよ。4キロ代のストラトというと・・・もしかして、古いほうは中国製ではなく、韓国(サミック)製では?
最後にブリッジです。こちらが古いやつ。
ネックの調整をしていないので、例によってイモネジが出っ張っています。バリはひどくありません。痛いけど怪我をするほどはないです。
こちらが新しいもの。このイモネジを引っ込めるのに、ネックの仕込角を変える必要がありましたねえ。
両者のトレモロアームは径が異なり、せっかく手に入れたアームは新しいブリッジには使えませんでした(汗)。試しに韓国製ロータスでは・・・やっぱり径は合いました。メイビス韓国製疑惑は深まるばかり。
でもって、結論。古いメイビスのストラトはただのビザールギターです。
おまけ画像。
安ギターのお約束、未処理のフレットエンド問題はというと・・・・この時代はちゃんと処理されています!!必要以上に丸めたりはしていませんが、引っかかり感はありません(12フレットより上では多少感じる)。いつからこの工程を省略するようになってしまったのでしょうか?
次週は古メイビスの電装関係をチェックします。
これらは現行モデルとは違いますので、これからイシバシ楽器でギターを買おうという初心者の方には何の参考にもなりませんので。ただし、どちらもジャンク市場でかなりコンディションの良いものが激安で入手できますので、そういうの買ってみようかという方には多少参考になるかもしれません。
ここでは単純にプロダクツとしての比較です。
比較の基準となるのがなんちゃってスクワイアに変身した新しいほうです。ロゴとネックジョイントプレート以外は完全オリジナルです。
それでは見てみましょう。
私にはどちらも普通のストラトキャスターに見えますが・・・
赤のヘッドは短くてぼってりしていますね。
しかーし、裏から見ると赤のヘッドのほうが長い?不思議ですね。
ペグは赤がカバードタイプです。一見精度が悪そうに見えますが、意外に狂いません。ぶっといネックのせいもあるでしょうが、この個体に関しては問題ありません。赤のネックは相当太いですよ!厚みもあるので初心者の方にはきつかったかも。私はこういう太いのが好きですけど。
赤のぼってり感を増幅するのがヘッドの厚さ。
こうやって並べてみるとあまり違わないように感じるかもしれませんが、上が15ミリ(ぴったし)、下が16.2ミリ前後(場所によってばらつきあり)。人間って、この1.2ミリの違いをはっきり感じることが出来るのです。
赤のぼってり感のもうひとつの原因は、そもそも形が違うこと?
上(左半分)の形状はほぼ同じだけれど、下(右半分)がかなり違いまして。赤は角が太く短く外に開いています。
コンターの形状も違います。
新しいものはスパッと削られているのがわかりますか?赤はなだらかです。
バックのコンターも相当違います。
新しいほうがでかくて深くえぐられています。赤はあくまでなだらか。
当然ですが、身体へのフィット感が違います。
どちらがいいのか?好きなのはもちろん赤のほうです。
こうやって、眺めてみるとやっぱ違いますね。ピックガードも角の辺りがかなり違います。あっ、それから古いほうは21フレット仕様、新しいほうはツバ出し22フレット仕様になっております。
華奢でかちっとした近年もの、マッチョでアバウトな古いものというのが私の感想。ちなみに重量は前者が3.6キロ(ちょっと重い)、後者が4キロ(しっかり重い)です。ちょっと待てよ。4キロ代のストラトというと・・・もしかして、古いほうは中国製ではなく、韓国(サミック)製では?
最後にブリッジです。こちらが古いやつ。
ネックの調整をしていないので、例によってイモネジが出っ張っています。バリはひどくありません。痛いけど怪我をするほどはないです。
こちらが新しいもの。このイモネジを引っ込めるのに、ネックの仕込角を変える必要がありましたねえ。
両者のトレモロアームは径が異なり、せっかく手に入れたアームは新しいブリッジには使えませんでした(汗)。試しに韓国製ロータスでは・・・やっぱり径は合いました。メイビス韓国製疑惑は深まるばかり。
でもって、結論。古いメイビスのストラトはただのビザールギターです。
おまけ画像。
安ギターのお約束、未処理のフレットエンド問題はというと・・・・この時代はちゃんと処理されています!!必要以上に丸めたりはしていませんが、引っかかり感はありません(12フレットより上では多少感じる)。いつからこの工程を省略するようになってしまったのでしょうか?
次週は古メイビスの電装関係をチェックします。
2014-03-09 12:34
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