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まずはそのまま弾いてみますか [MAVIS]

MAVISのストラトです。とにかく、そのままの状態でチューニングして弾いてみました。

で、結論から言うとこのクラスのギターの欠点はすべて揃った、非常に標準的?なギターでした。

おなじみ、切りっぱなしのフレットエンドは不快感100パーセント。
Dscn9738.jpg
相変わらず、ノミの先のように鋭いです。

出っ張ったうえにねじ山のバリが鋭いサドルのイモねじも、これまた不快感アップ。
Dscn9737.jpg
この2点だけで、このギターを弾いてみようという気持ちが萎えてしまいます。

とりあえずアンプに繋げて、怪我をしないよう注意しながら弾いてみると・・・

ん?ん?意外にストラトっぽい音が出るじゃん?でも、音がどんどん狂ってくるぞ。

ということで、今回はパーツ交換はやらずに、各部の調整だけでこのギターがどのくらいの実力を持つのか調べてみましょう。

手始めは、ナット溝の調整です。これは単純にナットとローフレットだけの関係ですから。

2フレットと3フレットの間を押さえて、弦と1フレットの間隔を見ると・・・2、4、5弦の溝は少し浅く、6弦は溝の切り直しが必要な状態、一方、1、3弦の溝は深過ぎ(ぎりぎりセーフ)でした。うーん、これはいかんなあ。

早速目立てやすりと古い弦で調整しました。
Dscn9731.jpg
ヘッド側に向かって溝に傾斜も付けました。こういう細かいことの積み上げでチューニングは安定するのかも?

次にネックの調整をしようと思いましたが・・・トラスロッドのナットに合う六角レンチが無いので断念。おそらく4.5ミリです。これは普通のレンチセットにはないサイズなので皆さん購入時についてくるレンチは無くさないようにしましょう。

ネックは現状順ゾリがありますが、オヤジ的には全然気にならない範囲です。

このギターもチューニングは非常に不安定でしたが、例えばこんなところがユルユルになっていることが多いです。ここはねじを締めてトルクを強めにかけてやりました。
Dscn9749.jpg
ブッシュナットは緩んでいませんでした。

ブリッジがベタ付けになっていたので、スプリングを少し緩めました。
Dscn9750.jpg
このギターのロットが当たりだったのかわかりませんが、キャビティーのルーティングはまともです。ブリッジのセットも正確です。同じメイビスでもこの辺りの工作の悪いロットがあるみたいですね。

ギターは宝くじではないので、そういう外れ個体を流通させるというのは、売り手の意識に問題があります。これを買うのはギターのことがよくわからない初心者なのですから。

続く・・・・
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