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2.フレットレスのウクレレ [海外編4]

島で珍しいものを見かけました!

これなんですけど。ん?
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カスタムウクレレです。このウクレレにはなんとフレットがありません。で、ちゃんと弾けるのか?というと普通に弾けます。

そうそう、皆さん、南太平洋の辺境の地では、未だに裸で暮らしているのでは?などと想像されるかもしれませんが、そんなことはありません。この若者のようにまったく我々と変わりません。ただ、先進国側の人たちの勝手な期待に応えるために観光客の多いところなどではそういう演出をしているかもしれません。その一方で、彼らに服を着せたのも白人の宣教師のはずですがねえ・・・ちなみにこの地域の男性の伝統装束といえばかの高名なペニスケースです。ただし、こちらのものは勇壮なものではなく、まあ、例えて言うならチマキ?です。画像を出したいんだけど、大事なところの半分以上が丸出しなので自主規制します。

話が逸れました。ウクレレに戻ります。このウクレレのオーナーに特殊な裏側を見せてもらいました。
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ワンピースボデイどころの話ではなくネックまでワンピース!ホワイトウッド製できわめて軽量です。

ここは楽器のブログですから、もう少し詳しく観察してみましょう。

もはやウククレとは思えないほどのでかヘッド!ナットとペグは消耗品。その場で調達!!
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実際、このウクレレを弾かせてもらいましたが、ネックはレスポール並みの太さでした(笑)

こちらのウクレレの特徴はボディのざくりです。よーく見るとブリッジのところの丸い板で蓋がしてあるのがわかります。
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どうやらこの丸い蓋が共鳴板になっているようです。なので、このウクレレの出音構造は糸電話とまったく同じです。

そして、バックの小さなサウンドホールが甲高い音の肝となっています。
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それにしても、某楽器専門学校の卒業制作のような奇抜なシェイプですね。

でも、オヤジ的にはもう驚きません。これまでもすごいのをたくさん見てしまいましたから。一度、この国のカスタムウクレレを集めた展覧会でも開いたら?というほど個性豊かです。これもひとつの南太平洋文化なのでしょう。


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