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ナット溝の調整 [バスカーズ]

フレットエンドの処理は終わっております。大変根気の要る作業でした。

フレットは特に研磨はしないでウエスで磨いて終わり。休憩時間に指板のトリートメントもやってしまいました。
Dscn9985.jpg
いつものように椿油をたっぷりと塗布して放置しています。今の陽気だと浸透するより蒸発する分が多いのか、すぐに乾いてしまいます。


お次の作業は振動系。
Dscn9933.jpg
ブリッジは入手時点ですでに調整されていました。オクターブは合っていますし、高さもちょうどいいくらいでした。

となると、このギターが弾きにくいのはナットの方に原因が。

ナット側の弦がかなり高いので、テンションも強くなっています。
Dscn9948.jpg
この溝の深さを調整をしていないところが、安ギターの問題その2ですね。

これを適正な深さにしてやる必要があります。

使うのは目立てヤスリ。画像のものはナットの溝切り専用にして他の用途には使っていません。
Dscn9961.jpg
無垢のナットを加工するのではないので、このヤスリで十分です。ナットの溝切りヤスリセットなんていうのは、オイラのような素人には高くて手が出ません。あこがれの工具ですね!

こんな感じで少しずつ削っていきます。
Dscn9956.jpg
調整の仕方はググってください。たくさん出てくると思いますので。

オヤジはもうベタなやり方で、3フレットと4フレットのあいだを押さえた時に、弦と1フレットの間隔が名刺一枚くらいになるように調整しました。
Dscn9986.jpg
都合、1ミリ近くも深くしました。その結果、コードを押さえるのがずいぶん楽になりましたよ。

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