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実録ジャパンビンテージ [ジャパンビンテージ]

それではAriaProIIのステージキャスターを観察しましょう。

キズ、打痕多数で貫禄十分です。
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ざっと見るとパーツを含めてフルオリジナルのようです。この時代の国産ギターは作りがいいとよく言われますが、特に仕事が丁寧でもないし、精度が高いわけでもないし、強いて言うならばしっかりとした手作り感とでも言いましょうか。確かに最近の量産ギターにはない味があります。

ネックにも何だか分からないキズがたくさん。
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メイプルワンピースネックですので当然スカンク入り。かなり太めのネックです。

センですね、ボディーは。2ピースセンター合わせの。よって、とても重いです。
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フラッシュのせいできれいに写ってしまいますが、実物は相当黄ばんでいます。
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この時代のポリのクリアーコートは極端に変色するのが特徴!娘が黄色いギターと言ったのも当然。

眺めるのはこのくらいにして、早速弾いていみましょうか。

あれっ?あれっ?あれっ?あれっ?なんだこりゃ?

本当に音が合わないよ!

チューニングがまったく安定しません。音が上がったり、下がったり・・・・

これはもうギター初心者の中学生でも分かるくらい酷いぞ!!

チューナーはそれほど安物ではなさそうだし・・・・
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ひょっとすると弦の巻き方が良くないかな?
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きれいにたくさん巻いてあるけど、これが曲者だ。

ブリッジの方もなんか怪しい。
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アームの穴にネジが入っているし(笑)

チューニングは諦めてとにかく弾いてみると・・・・

あれっ?あれっ?あれっ?あれっ?なんだこりゃ?

生音が小さい!これは意外だ!もっと鳴りが良くなっているものとばかり思っていた。

それに音が濁っている。全体的にうっすらバズっている感じ。

アンプを通してみても、

あれっ?あれっ?あれっ?あれっ?なんだこりゃ?

これがジャパンビンテージ???

だめです。だめだめです。一度オーバーホールしないと。

今の状態じゃ、評価不可能です。音がまともに出ていません。

でも、きちんと整備すれば鳴りそうだという手応えというか予感はすごくあります。

年明けはこいつのメンテから始めましょう!


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