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試作品完成 [昆虫標本]

先週の続きです。タッパーに樹脂を流し入れてガムシを封入したところで終わっていましたね。

一週間経ってカチカチに硬化したので、もう表面に触っても大丈夫です。でも濡れたようにみえるので最初は勇気が要ります。

で、問題はどうやって取り出すか?ということでしたが、いろいろいじくっていたらカポっと出てきました。たまご豆腐みたいにね。
Dscn6986.jpg

型から出てきたままの状態です。だいぶエアー噛んでますね。
Dscn6990.jpg

向きを変えてみると・・・・・別にヤスリをかけたわけではなく、タッパーのほうの小キズが精密に写し取られたのです。それにタッパーの底の形どおりに窪んでへそまであります。
Dscn6991.jpg
上面はとてもきれいなツルツル面が出ているのであえて研磨はしない予定ですが、底面は削らないとだめですね。

この樹脂がどの程度の硬度か分らないので、とりあえず、耐水ペーパーで削ってみることにしました。

前にギタスパさんから教わったように、リバース研磨で無駄にキズをつけないように・・・・と思って1000番から始めましたが、面出しをするには240番まで落とさなければなりませんでした。結局、240番、400番、600番と普通に水研ぎ作業となりました。

600番まで削った状態です。面はきれいに出ましたが、このすりガラスみたいなキズは消えるのかちょっと心配になりました。
Dscn6996.jpg

研磨はさらに800番、1000番、2000番、3000番と続きました。2000番で突如透明度が上がることがわかりました。

3000番で研磨が終わった状態です。
Dscn6998.jpg
2000番でサイドも軽く削りました。サイドは結構目立ちキズがありますが、今回はあえてそのままにすることにしました。

さあ、いよいよコンパウンド仕上げです。ここでもリバース研磨。極細、中目、極細の順で磨きました。
Dscn7000.jpg
きれいになった!

上面は樹脂そのままの艶です。面出しも行っていません。なので縁が上がっています。
Dscn7003.jpg
光線の具合で細かい気泡がかなり見えてしまいます。

下面は面出ししたのでまっ平らです。腹のところの白いものが気泡です。細かい気泡は硬化の間に凝集したようです。これは今後の課題だ!
Dscn7001.jpg

これで試作品は完成です。
Dscn7004.jpg
Dscn7006.jpg

試作品ということは、これから本番??オヤジさん何を始めるんだ?
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サトリーズ

なったくもう、ナニを始めるの?
by サトリーズ (2011-06-19 17:40) 

tiyo

震災以降、本業はほぼ休業状態なので、いろいろ企画していますよ!
by tiyo (2011-06-19 22:42) 

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