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AKAIのピックアップ [pickup]

この前チャレンジャーから外したAKAIのピックアップだけど、なんか変なんだな。
Dscn6885.jpg

そもそもAKAIのギターというのを見たことも無いから、どんな音がしていたのかわからないけど、とても25万円くらいで販売されたハイエンドギターのものとは思えない貧弱な音だ。

でも、待てよ。あの4芯の結線はオイラがやったんだけど、ひょっとするとなんか間違っていたのかもしれない。

今日は初心に帰ってリード線の極性を調べてみよう。

リード線は一般的な4色。白か黒を基準にすればいいよ。で、オイラは白にするか。

まずは白と赤の抵抗値を調べます。
Dscn6886.jpg
値は点滅中。なのでゼロではなく無限大です。

次に白と黒。
Dscn6887.jpg
はいっ、値が出ました!8.5キロオーム。かなり高い値ですね。

もう、これで分ってしまいました。つまり、コイルの出力線はひとつが白x黒、もうひとつが赤x緑。

試しに赤と緑を測ってみます。
Dscn6889.jpg
こちらも同じ8.5キロオームですね。

これを直列にすると当然のことながら・・・・17キロオーム。
Dscn6900.jpg
これは20世紀末のギターにふさわしい大出力ピックアップです。なんであんなに音が小さいの??

お次は極性を調べます。これはファラデーの法則っていうやつですね。とりあえずやってみましょう。

テスターを直流電圧測定にして白x黒のリードをワニ口クリップで挟んでおいて・・・・

金属棒をポールピースにすばやく近づけてみます。電磁誘導ですから棒を止めてしまうと起電しません。よって値が出ている写真が撮れません。が、ちゃんと値は出ています(瞬間的だけど)。
Dscn6898.jpg
このピックアップはカバーがかかっていて直接ポールピースに触れることができないのでどうかなと思いましたが、カバーがあっても大丈夫です。どちらかのコイルが反応するはずです。そして近づけた時にプラスの値が出るほうがプラス(ホット)のリード線になります。このコイルの場合は黒でした。

裏っ側のポールピースビスなら直で反応を確かめられますよ。これだと起電力が大きい!
Dscn6901.jpg

次に反対のコイルでも同じことをしてみます。
Dscn6899.jpg
緑がホット、赤がアースであることが判明しました。

あれれっ、やっぱオヤジはチョンボしていますよ!前回はコイルの確認だけして、勝手にダンカンと同じだと決めつけていました。しかし、ダンカンとは赤と緑の極性が逆ですよ。このピックアップは。もしかすると前回の結線ではコイルは直列になったものの位相が逆になっていた可能性があります。

今度、ギターに乗せて検証してみます。AKAIのギターと椎野さんの名誉のためにも。








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