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ネック仕込みのコツ [SONEXムダ知識]

SONEXのネックをもし外してしまうと。結構面倒なことになります。単純に組み上げるとネックが傾いてしまいます。下画像では左に傾いています(わかるかな?画像をクリックしてください)。いまどきのギターでは考えられないですが、SONEXは工作精度が極めて低く、ネックポケットもアバウト。他のギターではネックを取り付けてから弦を張るところ、SONEXはネックを固定する前に弦を張って調整する必要があります。この場合、調整用に張るのは1弦と6弦だけでいいです。ここでは写真に写るように糸を張っています。
necksetting.jpg

じゃーん。神聖なるボルトオン作業です。傾きが発生している場合、どのボルトを中心にして修正するか1本だけ仮止めして決めます(一番しっくりする穴を見つけます)。
necksetting1.jpg

あとは弦がバランスよくフィンガーボードに乗っているか確認しながら、ネックをぐいっと押さえつけて少しずつボルトを締めていきます。対角線で締めこむのは常識ですね。
necksetting2.jpg

どうですか?センターが出て、弦がフィンガーボードに正しく乗りました。さらにピックアップのポールにも正しく乗っています。SONEXはストックの状態でこれがずれている場合があり、そうなるとブリッジ移動の大工事になってしまいますね。
necksetting3.jpg

もしSONEXをお持ちの方がいたら、ご自分のSONEXをよく見てください。1弦がフィンガーボードから落ちそうになっていませんか?弦がピックアップの上を正しく通っていますか?普通にずれているのがSONEXですのでご安心ください。


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