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まともな人もちゃんといるんだね [SONEX雑感]


この前、SONEXがEbayで100万円を超えているとネタにしましたが、今、こんなギターが出ています。
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ちょっとレアな銀のSONEXです。しっかりとしたハードケースも付いています。

これで600ドルからスタートしました。数日たって現在は620ドルです。
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私はほっとしましたよ。最近は1500ドル以上が相場になっていたので、こういうまともなオークションを楽しんでいるアメリカ人のおそらくギター好きの人達がいることに。


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この免許証は感慨深い [どうでもいい話]

コロナ禍のおかげで昨年今年と休暇一時帰国ができませんでした。よって、もう3年以上日本へは帰っていないことになります。

こちらにいるとコロナの心配もなく、特に困ったこともないのですが、日本の運転免許証が失効してしまったのは、ちょっと痛い。

この失効した免許証、よくみると突っ込みどころ満載です。
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下のほうにある免許証の発行年月日は昭和63年ってなっています。

実は私が免許証を初めに取得したのは昭和51年1月です。それを失効してしまい12年後の昭和63年に再交付を受けました。その理由は、なんと今いる国に滞在していて、更新ができなかったからです。その時、時代は昭和から平成に変わりました。

それから32年、また、同じ国で失効しました。今度は時代は平成から令和に変わりました。だから有効期限は平成33年のままですね。

公安委員会は家庭の事情があって神奈川県から東京都に変わってしまいました。今は本籍の記載は廃止されましたが、ずっと本籍住所共に神奈川県だったので何か自分の免許証のような気がしません。

東京都公安委員会はどのような判断でいつまで失効を認めてくれるんだろう?ゴールドは消えてしまうのかなあ?

などと心配していたところ、警察庁が粋な計らいをしてくれると大使館から連絡がありました。コロナ禍のせいで海外居住者でかつてない免許失効者が出ているからだそうです。

当分帰国できそうもないので、とても安心しました。日本の警察も捨てたものじゃないですね。

最後につまらないことですが、私の生年月日はあのマドンナさんと一緒です。



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100万円を超えた [SONEX雑感]


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今、Ebay にミントのSONEXが出ていますが、その価格は$9,995.99で円に換算すると100万円を超えています!ちなみに1983年当時の新品本体価格はわずか$369でした。
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私のリサーチでは、この個体のEbay初出は2018年7月でした。

その次に出たのは今年の4月、価格は$3,199でした。

私はそこまで細かく追跡していないので、過去に落札され今転売されているのか、はたまた、同じ出品者が再出品したのか、定かではありません。

しかし、商品説明を見ると12年以上所有していると書いてあるので、同じ人が何度も出品しているみたいですね。

その現在の出品に関する商品説明は、ギターの説明はほとんどなく、自分がどういう投資をしているのか、とか、このギターを売って銀を買うとか、ちょっとやばい感じです。

100万円を超える商品の写真がこれですからねえ。
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これでギターの状態が判断できる人いますか?



15年くらい前に、アメリカでSONEXのミントが次々と発見され、Ebayに出てきましたが、そのときは1700ドルとか、そのあたりの値段でした。

当時はまだ、中古SONEXが300ドルくらいで買えた時代ですから、新古品とは言えべらぼうに高かった印象があります。

安ギターとして楽しめなくなった今がSONEX研究から撤収するよい機会かも知れません。寂しいですけれど・・・





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赤紫のSONEX [拾い画像]


前回の紫とはかなりトーンが違うSONEXです。
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一瞬ラメ塗装に見えますが、鑑定の結果、ホコリにフラッシュが当たって光ったものと判明。
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最近ではSONEXも製造から40年が経ち、それなりの価格で取引されるようになったので、気軽に色を塗り替えて楽しむようなおもちゃギターではなくなりました。

しかし、その高価格はギターとしての再評価によるものではなく単に古いというだけで、このくらいまで吊り上げても買う人はいるかもしれないといった残念なものです。


全然関係ない話ですが、私は若い頃スズキのフロンテクーペという軽自動車を持っていました。
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まさしく、この小豆色でした。

幼馴染みから訳ありで貰ったものです。私はその時すでに就職して離島暮らしが始まっており、自分で乗る予定もなく、しばらく実家においていました。そのうち邪魔だということで親に処分されてしまいました。買い手はなくスクラップにしたそうですが、鉄くず扱いで1000円にもならず、引き取り処分費用で赤字だったとのこと。

今、その車はレストアベースでも友人が中古車屋で買った時の30倍以上の金額で取引されています。あのまま実家に置いておけば今頃お宝に・・・・

最近、古いものの値段が相応な価値以上に沸騰していて、おかしなことになっていますね。


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江戸紫のSONEX [拾い画像]


色の世界は深くておもしろい。実色はパソコンのディスプレーに再現できているのかわからないし、そもそも私の見ている色と他の人が見ている色が同じなのかもわからない。

今日のSONEXは、紫には違いないが、青みが強くて、すみれ色?はたまた江戸紫色?
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SONEXを塗り替えている方はたくさんいますが、なんか特殊な色を使ってんだよなあ。

と思ったら、グレコが江戸紫色としてこんなギターを販売していました。
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英語のスペックはこんなことになっています(笑)。
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グレコのギターの画像は「御茶ノ水楽器センター」さんのWEB広告から借用しました。




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ODカラー [拾い画像]



今回のSONEXもなかなかのインパクトですね。
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もろ陸上自衛隊仕様だもの。

この塗料は自分で調合したのでしょうか?でも、似た色なら見たことがあります。

この緑はオリーブドラブ(OD)です。
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タミヤカラーだとこんなところかな。

一部マニアのかたには堪らないギターでしょうね。



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想像を膨らます [拾い画像]


昔々あるところにこんなSONEXがあったとさ。
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このギターはDELUXEを改造したようです。リアピックアップが交換されています。そして、赤丸で囲んだところにミニトグルスイッチが2個増設されています。

これらはタップスイッチだろうと軽く流そうと思ったけれど、そう簡単な話では無さそうです。

というのもフロントはオリジナルのベルベットブリックのようですからリード線は単芯で、これに普通タップは付きません。もちろんピックアップそのものを改造するツワモノもいますから何とも言えませんが。
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となると、リアのピックアップにスイッチが2個ついていることになります。

いったい何?ひとつはタッピング、もうひとつはコイルのシリーズ、パラレルの切り替え??


私のSONEXも似たようなスイッチがついています(赤丸右)。それで今回のギターが目に止まったわけです。私のギターの場合はフロントとリアそれぞれのタップスイッチです。
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SONEXの本来のタップスイッチは1個でアウトプットジャックのところについています(赤丸左)。私のギターはここにフェイズスイッチを付けていましたが、現在はダミーです。

要するにはじめの画像のSONEXのスイッチは何のためについているのかわからないのです。

こういうのをあれこれ考えるのは、ボケ予防になります。マジで。

で、結局はダミーだったりして。


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こういうのが一番困る [ネック]


つい最近、某オークションにイギリスから出品されたSONEX-180のSTANDARDです。
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よく見るとピックアップが純正ではないなど、ちょっと気になるところがありますね。

しかし、マニア的に見るとこの個体はとてもヤバいんです。

1フレットにポジションマークがあるのです。指板はローズウッドなのにです。
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ヘッド形状がでかヘッド(パドルヘッド)でグロス塗装(艶あり)というのもちょっと珍しい。

ここにポジションマークがあるのは1980年製のCUSTOMだけで指板はエボニーです。
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普通のSTANDARDはこういう仕様です(すげーミント状態!)。
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ネックのサイドを指板までしっかり塗装してあるのが1980年ローズ指板モデルの特徴ですから、今回の個体は1980年製のDELUXEかSTANDARDで間違いありません。
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そこで、秘蔵の画像コレクションでSTANDARDのポジションマークを調べてみました。

サンプル62本中、1フレットにポジションマークがないのが61本、有りは0本、不明が1本という結果でした。

つまり、今回の個体が1フレットにポジションマークが確認できた唯一のものになります。

こういうのが出てくると困るんですよね。出品者はもちろん、このギターがそんな希少なものとは知らないんでしょうね。


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ピックアップ上面の角度調整 [SONEX再生計画]

SONEXの場合、ピックアップの作業は弦をそのままにして大丈夫です。もちろん、少し緩めるとやりやすくなります。

まず、リングごとピックアップを外しまして。
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次にリングを取り外しました。
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削る部分を見易くするために、マスキングテープを貼りました。
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黒い部分を削ってしまおうというわけです。

削りに使うのは普通の紙やすりです。
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粗目の適当なもの(今回は80番)で、できれば新品を使いましょう。

意外に簡単に削れてしまうので、削り過ぎに注意!
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うん、こんな感じかな。
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見た目、気にならなくなりました。ただそれだけのこと。
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これで気が収まったかね、おじいさん。
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SONEXちょっとウンチク:オリジナルのSONEXはピックアップが3点支持なので面の角度調節ができます。

ダーティーフィンガーズなど、このようにわざわざ2穴を3穴に改造されています。
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優れているのに普及しない、こういうことって世の中にたくさんありますね。


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エスカッションの修正 [SONEX再生計画]


今日のお題のエスカッションですが、これ前にもこのブログで書いたけど英語圏では聞き慣れない単語です。

このパーツはピックアップリングとかピックアップ・マウントリングっていうのが普通なので、以後、呼び名はリングで統一します。

で、またまた登場の被災SONEXです。
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高野豆腐のようなピックアップを搭載しております。

このブリッジ側のピックアップがどうも気に入らんのです。
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音の話じゃないですよ。

ネック側とブリッジ側でピックアップの角度が微妙に違うというか・・・
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ネック側は理想的なセッティングとなっております。
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しかし、ブリッジ側はピックアップの面と弦が平行ではありませんね。えっ?わからないって?
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で、今回のプチいじりはリングの削り直しをしようという試みです。
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面が黄色の線のようになるように修正します。

ちなみにこのリングはアーチドトップのレスポール用のものをやっつけで削ったものです。もともとはこんなでした。
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作業は次回のお楽しみ。とネタを引っ張るだけ引っ張るオヤジ。



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