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SONEXのネックはマホガニー? [SONEXムダ知識]


ここに剥げちょろげのSONEXヘッドがあります。
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あれっ?このネックはワンピースじゃないぞ!

いわゆる3ピースネックです。
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しかも、センターにはギブソンの標準トラスロッドが仕込まれています。
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SONEXはなんでわざわざ3穴ロッドカバーにしたのでしょうか?
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恐らく、このギターのネックは企画の段階で、日本のxxxx社のOEMで量産化すると決まっていたのではないでしょうか?

SONEXのネックにはちょっとした誤解があります。

市場で最も流通したのが1981年製のDELUXEなので、そのマホガニー1ピースネックがSONEXのネックの代名詞になっています。同時期のCUSTOMもやはりマホネックだったので、これはこれで間違いではありません。しかし、それ以前はDELUXEとCUSTOMがメイプルネック、STANDARDがマホガニーネックだったのです。
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このようにマホネックは使い込むと塗装がずるずるに剥げてしまうのが、マニアにはたまりません。ただし、これは黒のマット塗装だけの話です。これが嫌な人はメーカーオプションでグロス塗装も選択できました。

1981年にはSTANDARDがラインナップから消えますが、ボディーだけは残ります。そして、グレードに関わらずSONEXはそのワンデザインとなります。つまり、1981年のDELUXEとCUSTOMはSTANDARD由来の共通の本体を持ち、電装が違うだけだったということになります。

しかし、SONEXの代名詞であるマホガニーネックは1982年には廃止され、ふたたびメイプルネックに戻ります。同時にCUSTOMも消滅しました。以後、SONEXは生産終了までDELUXEのみとなります。
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しかし、このネックは確かにメイプル3ピースですが・・・まさか工場の半端材の処理にSONEXを作っていたんじゃないでしょうね?

後期のSONEXではロッドカバーは2穴になり、見た目はギブソンギターのネックそのものになります(ボルトオンですが)。
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というわけで、SONEXのネックは必ずしもマホガニーではないということです。

でもねえ、1981年のマホネックは太くていいんだよねえ。実際。


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