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このボディーは何者? [マローダー]

前後しますが、前のオーナーが苦労して取り付けたネックを外します。指板がフローティングタイプなのでスキマを目立たないように埋めてあります。
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パテで埋めましたね。表面はメイプルの付板が貼ってありました。本当はもっと埋めなければならないのだけれど、これ以上やるとネックが木ネジ4本で止められなくなる。結果、逆にブリッジが近すぎ。ぎりぎりでオクターブは合っていますが、約1センチくらいテールピース側に移動した方が良さそうです。セットに苦労したんだね。
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うわっ。ネックの仕込み角度の調整にドアの角から剥げたような薄い木片を噛ませてありました。
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これはちょっとまずいんでないか?厚さは4ミリ近くあるからちゃんとシムを作る必要があるな。
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ネックはこんな感じで装着されていました。この隙間で相当弦振動をロスしていたんだろうね。ぴったり付ければきっと鳴りは良くなると急に期待は高まるのでした。
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ところでネックポケットに現れたデートのスタンプ、なぜか製造年がないのですが、このスタンプの字体はギブソンのピックアップに押してあるスタンプに良く似ています。SONEXの経験から行くと韓国エピフォンあたりがこのボディの製作に深く関わっているような気がします。それから、このボディは恐らく未完成品で、塗装をされた形跡もないし(前オーナーが雑にニスを塗っただけ)、ストラップピンの穴もまだ開けられていませんでした。コンターがあれば81年か82年のネオマローダーのボディーの出来そこないと言えるんだが。カラマズー工場の放出品らしいのでGK-55として切り出されたもののか??結局これはという決め手が無く正体は迷宮入りとなりました。



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