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ダーティーフィンガーズ [pickup]

フォトジェニJRのタップが効かなくなってしまいました。そもそもピックアップの構造もよくわからないまま配線していたので悪いのは私です。そこで今回は後回しにしていたダーティーフィンガーズ(DF)ピックアップの構造をじっくり検討してみました。

SONEXのDFピックアップは、70年代のものとは異なりリード線が2本出ています。一見するとそれぞれのコイルから出ているように見えます。これが曲者です。テスターで調べると一本はハムバッカー(コイル2個直列)、一本はシングル(コイル1個)だということがわかります。早い話が一本はタップ線ということです。
DF.jpg

ばらしていないので断言はできませんが、おそらくピックアップの回路は下図のようになっています。ホットとタップそれぞれがシールドされているというわけです。もし、タップを行わない場合、黒ボビン側から出ているリード線①はハムバッカー、白ボビン側から出ているリード線②はシングルとして使用できます。
DFwiring.jpg

タップを行う場合は下図のようになります。実際のSONEXではシングル側のリード線の被覆シールド(コールド)はフリーで単純に芯線だけがタップ線として使われています。タップスイッチがオフだとハムバッカーとなり、オンだとコイル一個でアースに短絡するようになっています。
DFtapping.jpg

で、私のフォトジェニJRはといいますと、タップ線が断線していることになり、かろうじてハムバッカーとして機能しているようです。しかし、この伝説のピックアップにわざわざタップをつける意味はあったのでしょうか?




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