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SONEXもどき [CORT]


このところ、毎週のようにSONEXの修復プロジェクトについてレポートしています。ここでちょっと一息。

Ebayネタです。

ただ今、こんなギターがドイツより出品されています。
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一見したところ何の変哲もないSONEX DELUXEのキャンディーアップルのようですが・・・

んっ? 何か違うぞ?
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ネックにバインディングが!

あれまっ!ヘッドのてっぺんに割れ目がない!
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そうです。これは韓国CORTのSONEXもどきですね。

出品者はちゃんとSONEXではないことを説明しています。が、多くの人はSONEXそのものを見たことがないだろうし、これがこのまま世の中に出てしまうとSONEXと間違われてしまうかもしれませんね。

私も別に欲しくはありませんが、ぜひ実物を見てみたい激レアギターではあります。


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ペグの装着 [SONEX再生計画]



ペグはSONEXのオリジナルをそのまま使います。可もなく不可もなくといったもので評判は悪くないです。ロゴはありませんが、あの国産メーカー製ではないかと噂されています。
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本来の精度はもう出せないかもしれませんが、とりあえずチューニングはできそうです。

ペグは油漬けで保存してありました。
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ところが、もう随分時間が経ったのに、まだ、火災の臭いがどこかに残っています。

こういうカプラーの内側とか見えないところに、まだヤニか何かがこびりついているんです。
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黄色の汚れが付いてくるところは臭うので丁寧に拭き取らなければなりません。

こちらで潤滑油といえばWD-40です。最新式のものはフレキタイプのストローノズル付です。
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折畳むと普通のスプレーノズルになります。
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これは素直にすごい。CRC-556のようにストローをいちいち差し込む必要はありません。

で、ペグ装着用のモクネジも油に漬けておくと油が黄色くなります。ここにも臭いの元が・・・・
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先日、チコちゃんが言っていたようにプラスネジの頭には本当に汚れが溜まるんです!


ペグの取り付けそのものは特にここで説明することはありません。
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元穴をそのまま使って装着するだけです。

ただ、SONEXはペグの向きがもともといい加減なので、なるべく6個が揃って平行になるように、ここで微調整をしています。
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その時、ボタンをこの向きにするとレベルを出しやすくなりますよ。




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ネックを何かが流れた?


ネックに何やら変な汚れが付いています。
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塗装が剥げるぎりぎりまで磨いても残っています。

当初、この模様はもっとはっきりしており、ネックじゅうにクラックが入ったか!と一瞬絶望したのですが、何らかの液体が指板のほうから流れた痕と判断しました。
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(火災現場から焼け出された際の貴重な写真です)


しかし、接近してみると・・・
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何かが流れたというよりも、塗膜が横に引っ張られてできた裂け目のようにも見えます。

塗膜の裂け目??何じゃそりゃ?

結局、分からずじまい。


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サイドポジションマーク [SONEX再生計画]


このウジ虫みたいなグロなものはサイドポジションマーク(プラ棒)です。
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このパーツはさすがに熱には弱いようで、くねくねしています。

すべてのマークは新しい面をカッターで切り出して差し込みました。
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ポジション穴11ヵ所に対して棒は8本しかないので、半分にカットした短いものがあります。が、外からはどれか分かりません。
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何度も言っていますが、このフレットはフレットレスワンダータイプです。異常に低いのは摺り合せをしたからではありませんので。

前回言った指板とネック本体の段差はこれでわかるかなあ?
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ここから剥離してこないことを祈ります。



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