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ナットの弦溝、やっつけ修理 [Legend]

レジェンドストラトはナットの弦溝がちょっとまずいことになっていました。
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全般に溝が深めで、特に4弦と5弦が深く、開放弦で薄っすらとバズっていました。誰がやったかわかりませんが、6弦だけはすでに瞬間接着剤のようなものを充填して弦を持ち上げていたようです。

これには入手時点で気が付いていたので新品のナットを買っておきました。しかし、単純にパーツ交換ではこのブログの存在意義がありません。なのでダメもとでオリジナルナットの修正をやってみます。

ところで、今、アメリカで一番人気の木工用接着剤はこのゴリラグルーです。
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屋外で表札をつけたりするのに釘代わりに使えるような強力なものです。試しに使ってみようかと思って買いましたが(日本の1/4くらいの値段で買える!)、結局今回は使い慣れたタイトボンドにしておきました。

溝をカッターの刃と折り畳んだ細目のサンドペーパーできれいにして、
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溝にタイトボンドを充填して、
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柔らかいうちに弦のきれっぱしで大まかに形成してから丸3日かけて硬化させました。
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最後にまたサンドペーパーで仕上げて完成です。

弦を張って、もしバズるようなら注意深く修正します。
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このときタイトボンドはカチカチに硬化しています。

弦を張りっぱなしで2ヵ月以上になりますが問題はありませんよ。タイトボンド恐るべし!
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でも、安ギターはナットの弦溝が浅過ぎるのが普通なのであまり役に立たない裏技でしたね。


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