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ナットをどうしようかな [SONEX再生計画]


修復作業中のSONEX CUSTOM80は、とりあえず弾ける状態まで復活したので、今度は少し細かいところをチェックしました。

これが現状のナット周辺なんですが・・・・弦間のバランスが悪いよなあ。
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1弦と2弦の間が、いくらなんでも狭過ぎるっしょ。
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火事でエボニーの指板が縮んだくらいだから、ナットも変形したんだろうか?

あるいは、もともとこんなだったのだろうか?

で、画像ストックの中から他の個体を観察してみました。

あれっ?ナットの弦間隔は普通ですよ!
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それよりヘッドのギブソンロゴのセンターが、かなり1-3弦側にずれていますね(笑)。

こちらはパーフェクトなサンプルだこと。しかもマット仕上げです(SONEXの黒のフィニッシュにはグロスとマットがあります・・・ウンチク)。
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ロゴはセンターの定位置です。ナットもこれが当たり前だろ、というくらい普通です。

他の個体もいくつか調べましたが、ナットの弦溝は特におかしなところはありませんでした。

では、私の個体はどうしてこんなことに??

で、画像ストックの中から私の個体が、被災する前の写真を発見しました!

あれまっ!弦間は今のままです。ナットを交換した様子もありません。ということはギブソンともあろう大メーカーがこんないいかげんな個体を市販したということですね。
4.jpg
それから、3弦の溝欠けも火災とは関係ないですね。入手した時からのようです。

もうこのギターは楽器として本気で使うことはないし、SONEXの工業製品としてのばらつきが激しかった貴重な証拠(ネタ)にもなるので、このままにすることにしましょう。


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