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1980年製ネックについて [ネック]

今日は、先週、問題提起のあった1980年製ネックでについて考えてみます。

これは私の所有していた1980年製Custom用のネックです。
cm80neck1.jpg
エボニー指板が目を引きますね。フレットは幅広で低いものです。

ネック本体はメイプルの3ピースです。
cm80neck2.jpg
ヘッド裏にしっかりとしたボリュートがあるのがポイントです。

アップにすると材がよく分りますね。質は良さそうです。
cm80neck3.jpg
いつもはシリアルナンバーを消しますが、もう消滅したものなので・・・涙

この時代のSonexのトラスロッドカバーは3穴なことから日本製が疑われるところ・・・・
cm80neck4.jpg
あれっ?中には標準トラスロッドが入っていますよ!!

1980年製のネックはDeluxeに採用されたマホガニー1ピースにローズウッド指板のものも、、
dx80head.jpg
この写真のように実はギブソン標準のトラスロッドなのです。(1980年製Standardは観察する前に焼失したのでネックの詳細は分りません)。

それが1981年になるとネックはグレードに関係なくマホガニーだけになり、国産ネックに普通にみられるガイド付きトラスロッドになります。
81head.jpg
DSCN2400.JPG
このネックが太いんです。実に安定感のあるいいネックです。数も一番出回っていますので多くの人はこれがSonexのネックだと思っています。

私はこの1981年以降1982年初期まで量産されたマホネックが日本(マツモク)製ではないかと思うんです。

じゃあ問題の1980年製ネックは誰が作ったの?ということになりますね。

私にもわからないんです。

ただ、可能性の話としてエピフォン(韓国サミック)というのもありかな?と思っています。


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