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JOLANA ONYX その2 [チェコギター]

前回のギターの正体はといいますと、
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1985年製、チェコスロバキア(当時)のJOLANA社のOnyxというギターです。

そうか、東欧か!完全に忘れていた。チェコはビザールギターの宝庫ではないか!

ネタ元は例によってEbayなのですが、このギターはキーワード検索にもひっかかってこないので、見つけたのは本当に偶然です!!

1985年製というと、本家GIBSONのSONEXの生産終了が1984年ですから、ヨーロッパではこのタイプギターの需要はまだあると踏んだんでしょうか?

いづれにしても、社会主義政権下で、独自の美意識でエレキギターが作られ続けてきた背景は研究してみる価値が十分ありそうです。

というわけで、Onyxを観察してみましょう(画像はEbayから転載、出品者様のコメントよりダウンロードOKと判断しました)。

まずは裏っ側。
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くびれのところにコンターがありませんね。このギターはトップ、バックともフラットです。

ネックジョイントプレート。ここからすでにビザール臭が・・・
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ペグはゴトーに換装されていますね。オリジナルはカバードタイプのゴツいやつです。
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ブリッジ、ストップバーともに標準装備のもの。ブリッジのサドルは前後左右に動きます。がなんとなく精度が悪そう。
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ブリッジピックアップは社外品に換装されています。オリジナルはネックピックアップ同様、黒ボビンのオープンハムです。

コントロールノブはSONEX純正品に似ています。
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というか、こっちのほうがカッコいい。

こりゃ貴重なサーキット画像。
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30年ものにしてまっすぐなネックが好感度アップ!
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さすが楽器製造に古い歴史のあるヨーロッパ製品。

0番フレット+アルミナットという憎いこだわりも。
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この角度のギターが好きです。
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マッチングヘッドにOnyxのロゴ。1982年初期のSonexロゴを彷彿とさせます。

早い話がCORTのコピーよりまじめに作られた感じが伝わってくる良さげなギターです。
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本物を見たい。触ってみたい。弾いてみたい。チェコに行ってみたい!

ちなみにこのギターはEbay USAにチェコからの出品で、260ドルにもかかわらず長いこと入札ゼロ。えっ?誰も欲しくないって?

そんなもんかなあ・・・・




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