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トムソンカスタムショップ誕生秘話2 [トムソン]

離島出張が突然キャンセルになりました。なので今日は前回の続きです。

トムソンのレスポールジュニアですが、オリジナルの画像がまったく残っていないので私がどんな改造をしたかという具体的なイメージがわかないと思います。

で、そもそも元はどんなギターだったかという点を検証したいと思います。

まずはこれをご覧ください。私のトムソンと同じ頃のギターです。
Image11.jpg
激レアモデルのグヤトーンのレスポールジュニアです。当時バーニー以外のジュニアがあったこと自体が驚きです。市場に流通したのでしょうか?

このグヤトーンはトムソンとは違い、コピー度の高いハイエンドギターです。パンケーキとはいえボディーはマホガニーですし、当然セットネック構造です。

ところが・・・このピックアップが私のトムソンにも載っていたのです。
Image1.jpg
トランスのコアのような鉄板を重ねた大変特徴あるポールで間違いようがありません。

次にこのビザールギターのヘッドにご注目。
Image672.jpg
これと同じ金属製のトラスロッドカバーがウチのジュニアにも付いていました。

それからトムソンのネックには0フレットがありました。そんな構造ギブソン系コピーモデルでは見たことがありません。0フレットといえばモズライトですよね。

そんなこんなでトムソンのレスポールジュニアはグヤトーン臭がぷんぷんしていました。木曽スズキってグヤのOEMもやっていたのでしょうか?真相はまったくわからないのです。

1999年のレストア中の貴重なデジタル画像が出てきました。この頃はまだフィルムのコンパクトカメラで写真を撮っていましたが、デジカメも持っていたのですね。作業は写真で記録していたのですが、例の火災ですべて焼失してしまいました。
Image6.jpg
ボルトオンネックにご注目ください。

以下、当時の画像です。
Image9.jpg
Image8.jpg

どうやったのかはご想像にお任せしますが、トムソンがセットネックになっている!?
P8310017.jpg

とりあえず弾ける状態になったレスポールジュニアTVですが、その後、焼失するまで細かい改造が続きました。38年もいじり続けられる素材ですよ。トムソンというのは。いくらやっても満足できないから。


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