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ネックの整備 [Lotus]

この手の良くわからないギターの場合、手始めにネックを外してみるといろいろ見えてきます。
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ネック本体の工作精度はそこそこ高いので90年代のギターでしょうか?ネックジョイントスクリューが錆びていないのは高得点です。この時代に粗製乱造されたギターは材の乾燥が不十分でスクリューが錆びています。

ネックポケットです。
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ぼてぼてのポリ塗装は安ギターのお約束。ボディー材はちらっと見える範囲でアルダー単板のようです。ただし、トップに5ミリ厚くらいの板が貼ってあります。

ネックに反りはなく、ロッド調整の必要はありませんでした。ただし、指板が・・・・
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手垢っていうんでしょうか?べっとり付いています。ばっちい!
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フレットも例によって切りっぱなし、くすみまくりです。

通常の清掃ではきれいにならず、普段はあまり使わないオレンジオイルで2回も洗浄。
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フレットは初心者練習用ということもあり、摺り合せヤスリで削り少し下げました。これでだいぶ弾きやすくなるはずです。もちろん、エンドの処理も実施。その後、指板は椿油でコンディショニング。

ネック装着前に、ネックポケット底面のレベルを出しました。
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スクリュー穴の拡大はもはや必須作業。
Dscn9865.jpg
これでネックをがっちり装着すると良くも悪くもギター本来の音が出るよな気がします。

続く・・・
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