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ネックの反り [ジャンクベース]

ジャンクベースの整備は帰国後すぐに始めて、毎日ちょこちょこいじっています。

まず、はじめにレストア計画を立てるわけですが、

今回のベースはネックと電装を直してやればまだ十分に使えると思います。

そこでいじるのはネックからになります。

これが使い物にならなければレストアは即中止、部品を取ってサヨウナラです。

で、弦を張ってレギュラーチューニングをしてみると・・・
Dscn8976.jpg
がっつり反っています。12フレットの弦高は1センチ以上ありそうです!

ネックの反りはトラスロッドを廻して修正しますが、やり方はさらっと流します。

古くて使われていない楽器のネックをいじるのは大変なリスクを伴います。ので、経験の少ない方にはあまりお勧めできません。ここに紹介しているのも、仮にネックが折れても笑って済むようなジャンクの話だということをお忘れなく。

オヤジは弦を張ったままロッドを廻します。なので楽器用の先の短い6角レンチを使います。
Dscn8982.jpg
このロッドは完全にフリーの状態でした。おそらく廻すのも初めてのようです。

順反りを直すには、レンチでロッドを右に少しずつ回すということはどこにでも書いてありますが、実際にどうやって廻すかということはあまり書いていませんね。
Dscn8989.jpg
両手でボディーとネックをしっかりホールドしてください。ホールドに7、ロッド回しに3くらいの配分で力を加減するとうまくいきますよ。レンチを廻すときに硬くなると手のひらに体重をかけがちですが、力が入り過ぎるので要注意です。基本は指回しです。オヤジは2晩くらいかけて、様子を見ながらネックを伸ばします。

ネックが落ち着いてきたら、さらにナット弦溝とブリッジ高も修正して弦高を調整します。
Dscn8997.jpg
このベースの場合、1~3弦のナット溝が浅過ぎです。

弦を外しましたが判りますか?3弦の具合が特に悪いです。
Dscn9000.jpg
丸棒ヤスリで弦溝を深くして、ブリッジも下げて、試奏もガンガンやって、この段階でレストア完了時のイメージのセッティングにしてしまいます。

正確にチューニングをして、さらに3日間放置。時々、弾いてみては音の狂いでネックが落ち着いたかどうかを判断します。
Dscn9004.jpg
ここがDIYのいいところ。ショップではものの10分で調整は終わるでしょうが、その後のネックの挙動変化まではチェックしてくれませんからね。

なんだかんだで、ネックの反り修正には1週間かかりました。

次回はネックを外しますよ。
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