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SONEX ARTIST ってどうなの? [ボディー構造]

SONEX ARTIST の抜け殻がeBayに出ています。即決300ドルだそうです。
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そもそも、SONEXのARTISTは相当レアなもので、オイラがSONEXのコレクションを始めようとしたときに、手に入れるのが一番難しそうなモデルでした。ところが、ほどなくしてヤフオクにひょっこり出てきて、いとも簡単に手に入ってしまったんですよ。オーナーは実はご近所さんで、実物を確認して購入することが出来ました。こういうのはほんと運とタイミングですね。

オヤジは完品のARTISTをすでに持っているので、こんな抜け殻は特に欲しいということはないのですが、せっかくですからちょっと観察してみましょう。珍しいボディー構造もちょっこし見えていますし。

このモデルにはMOOG社のトーンコントロール回路が搭載されています。これがどのように効くのか実はよく分かりません。自分のARTISTは特に試奏をするわけでもなくギター庫の奥に入れてしまったので、もう何年も触っていません(汗)。
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この状態で見ると、SONEXの後継のINVEDERに似ていますね。このように特殊な回路が取り外されたギターはレストアするのは大変でしょうし、実際、使い道はあるのでしょうか?

裏から見るとザクリがL字型に大きくとってあります。そして注目すべきはセットネックだということです。
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ボディーは他のSONEXと共通のレゾンウッドで、ネックはおそらくカスタムと同じメイプル3ピースです。ジョイントはふつうのSONEXのままです。これがグルーで取り付けられているだけなので、なんとも心細い限りです。ちょっとの衝撃で外れてきそうなのです。ネックが取れてしまったらオヤジは迷わずボルトオンにします。

ヘッドがはげちょろげで木地が見えています。出品者はウォルナットではないかと言っていますがどうなんでしょうね?
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GGCロゴがSONEXファミリーであることを主張していますね。

いづれにしても、この抜け殻は手を出すにはちょっと問題が多いです。

ところで、ギブソンは同じ頃、いくつかのARTISTモデルを発表しました。そのなかからレスポールのARTIST(1980年製、拾い画像)をお見せします。高級感があって目の保養になりますね!
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画像で見る限り、レスポールもSONEXも同じ回路やパーツのようですね。SONEXはレスポールの1/3以下の価格に設定されていたけどどんな人が買ったのでしょうか?(追記:価格は1/3どころじゃないような気がしてきました。今手元ににプライスリストがないので帰国後に調べてアップします)

ARTISTに支持されなかったARTISTモデル。これもギブソンの闇の歴史に残るギターですね。





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