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アリアのストラト4 [ジャパンビンテージ]

今日はボディーを見てみましょう。画像はピックガードを外して掃除機で軽くホコリを吸った状態です。

表側です。
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裏側です。
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まず、このボディーで感心するのは2ピースの接合処理です。
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中心で合わせてあるのですが、わかりますか?

アップで見てもよくわかりませんね。(フラッシュの左のところに注目)
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何故なら、トップは木目まで合わせてあるからです。

この角度から見るとなんとかわかるでしょう?エンドピンの穴の右側のところです。
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継ぎ目の段差もないし、うっかりすると見逃してしまうほどよくできています!

キャビティーは今の加工レベルで見るとどうっていうことないですが・・・・・
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当時のことを考えるとやっぱりよくできているかな。底まできれいに面を出すなんてことしてませんでしたからね。
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ネックポケットはオヤジが専門にしているGIBSONのSONEXより遥かに精度が高いです。
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シムが噛ませてありました。画像では黒くてわかりませんが、ベッコウ柄です。へぇー!

バックのブリッジ関係の入るところ、ここの加工はちょっといけてますよ。
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まるで、トップに突き板を貼っているの?って感じに見えませんか?
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もちろん、そんなことはありません。すばらしいルーティング技術です。

ところで、もうすでにお気付きの方も多いかと思いますが・・・・

リアピックアップのところに、怪しいマーキングが・・・・
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このギター、実は前オーナーの女子中学生のお父様がもともとの所有者だったらしいのです。SSHにしたかったんですね!でも、ほんと良かった。もし、ここザクられていたら、もう、お宝的価値は著しくダウンですからね。

そんなこんなでボディーはカーワックスできれいに磨いて作業完了です。キズへこみは全部そのままで。
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お父さんの青春の想い出は、悪いけど消させていただきました。除光液で簡単に拭き取れました。このボディーはポリ塗装なので、除光液OKですが、ラッカー塗装でこれやったら大変なことになりますので。言うまでも無いですね。



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