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アリアのストラト3 [ジャパンビンテージ]

今日はステージキャスターのネックです。自分の勉強も兼ねていますので画像多めです。

ネックといえばお馴染みの反りチェックですね。

このネック、驚くことにまったく反っていません。ねじれもなし!
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手を離したのにスケールがひとりで立ってますよ。よって、ロッドの調整はやりません。今回はフレットの調整だけ。

このギターのネックはワンピースなので指板は当然ネック本体なわけで、ローズのように気を使う必要はないのですが・・・

クリア塗装がされていますので、キズ予防にいつものようにマスキングします。
Dscn8357.jpg
マスキングも以前は面倒だったけど、馴れてしまうと・・・・どうってことないです。テープを張る前に手垢は落としておきました。うまい具合に大掃除で使ったクリーナーが目の前にあったもので。

さすがにローポジのフレットは減っています。4、5フレットは弦の窪みもちょっと大きいです。
Dscn8360.jpg
今回は凸凹を若干修整するだけにして、すり合わせはやりません。自分のギターになるなら大事なフレットを無理に削るようなことはしません。いよいよ演奏上問題があるという時に考えればいいことですから。

もう何度も出てきましたが、オヤジはスポンジやすりでフレットを磨きます。そして、仕上げは金属クリーナーです。
Dscn8369.jpg

ヤスリはこんな感じでタテヨコ自在にかけられるんですよ。
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作業が終わったところ。
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やはりこれだけ汚れますから面倒でもマスキングをしないとだめですね。

ハードウエア類を戻しました。
Dscn8382.jpg
ペグは機能チェック、クリーニングとオイルアップしてあります。

ペグの磨きにはフレットで使った金属クリーナーを使いました。クロームメッキのものには使っても大丈夫ですよ。
Dscn8379.jpg
ペグのガタツキはなかったのですが、ペグボタンがユルユルでした。これもチューニングが安定しなかった原因のひとつかも知れませんね。

一応、完成したので安全なところに保管(笑)。
Dscn8405.jpg

オマケ画像

今回のプロジェクトはフルオリジナルのジャパンビンテージと呼ばれるギターを観察し、音を鳴らしてみるのが目的です。そのため各パーツの清掃、点検、調整で現状復帰が原則です。キズの修復も機能に問題が無い限りやりません。

しかしですな、このネックは相当キズだらけですよ。
Dscn8415.jpg
一体、何をしたらこんな風になるんだろう??

ネックはハードメイプルですが、ちょっとこれ見てください。えっ、見えませんか?フラッシュのちょっと左に人間の目のようなもうのがあるんです。
Dscn8412.jpg
こんなところに年輪が出ているっていうのは・・・・やっぱまずいんじゃないでしょうか?

それに、ヘッドの付け根に板目が出ていたり。
Dscn8418.jpg
これも強度上、問題ありだよな・・・・

最後にネックの取り付けベースです。
Dscn8409.jpg
マニアの方、何かの参考になりましたでしょうか?

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