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仕上がりました! [昆虫標本]

今日はいよいよ仕上げ磨きの工程です。

使うのはこれだけ。
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右からウエス、ワセリン、コンパウンド、シリコンワックス、以上

ワセリン?
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これは手、特に指先の皮膚が荒れるのを防ぐためさ。オイラは手袋が嫌いでね。

今日は普通のコンパウンドは使わずに右のプラスチック用の研磨剤を使います。
Dscn7872.jpg
というのも、今回の標本はほとんどヤスリ傷は消えているので、無理にコンパウンドを使う必要はないからさ。あと、最後は左の楽器用クリーナーで締めましょう。

とにかく、研磨剤とは言えども、やさしく拭き上げるのがコツ。絶対に力を入れないでね!

さもないと、あっという間にヘアライン状の細かいキズが付いてしまいますから。

その意味で、ウエスは使い込んだ柔らかい、しかも織り目が均一で細かい生地がいいみたいです。今回は古いワイシャツを使いました。ハンカチなんかもいいと思います。

それから、擦る方向は縦、あるいは、横に直線的に!円を描いて拭くのは厳禁!!あとでキズを消せなくなりますので。

とはいっても、特に気を使うような作業ではないので、陽だまりでまったりとね。音楽でも聴きながら。
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はじめの樹脂の流し込みをやっている時なんか、ネコはおろか、覗きに来るカミさんまで怒鳴り散らして追い払っているからねえ。

で、仕上げが終わったところ。
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時々、明るい方にかざして見て、キズや曇りがだいたい消えたところで完成。

今回、問題だった化粧品の容器に入れて作った標本はというと・・・

ちゃんと出来ています。
Dscn7882.jpg
でも、とても変わった標本になっちまって・・・・

横から見ると、何事もありませんが・・・・
Dscn7883.jpg

上から見ると、変なリングが見えてきて・・・
Dscn7885.jpg

さらに角度を変えると、はっきりとリングが現れるという・・・
Dscn7887.jpg

きっとどうやって作ったのか聞かれるんだろうなあ。

でも、教えないよ。

これにて、プラスチック標本製作の第3弾は終了です。


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