SSブログ

出音良好 [オーバーホール]

今日はカスタム80を仕上げるぞ。画像満載でいきますが、他のギターの参考になるんだろうか?

まず、パーツ類の仕込みから。

TOMブリッジは長期間使っていると、間違いなく中央部が陥没してきます。こいつもほらね!
Dscn6379.jpg
注:平面の上に逆さに置いています。

でもご安心を。こうやって、文字通りブリッジにして真ん中をハンマーでこんこんやると・・・
Dscn6381.jpg

ほんと簡単に元に戻りますよ。
Dscn6382.jpg
注)工作用の小さな金づちを使っています。軽くこんこんですよ。絶対に力を入れ過ぎないでくださいね。強く叩くと反対に反ったり、最悪折れてしまいますので。

外した駒も金ヤスリで調整しておきましょう。大抵の場合、山のところが荒れているでしょう。
Dscn6384.jpg
溝は触らないのがオヤジ流。というかサドルも消耗品です。ひどい場合は交換しましょう。

えーっと、工程全て写真撮る必要もないでしょうから、途中はどんどん割愛します(ペコリ)。

お次はネックとボディーの合体。いきなり合体でもいいんですけど・・・・ちょっこし悩んで、やっぱ、きれいにしてからということに。塗装を剥いで木部同士でチョクに合体といきましょう。

ネックはこうなっているのじゃ。
Dscn6389.jpg

機械でやっちゃいます。一応、面を出すから目の高さでね。
Dscn6393.jpg

一瞬で作業終了。いやあ、パワーツールはすごい。
Dscn6396.jpg

一方、ネックポケットは・・・・機械が使えない。塗料もぼってりしてるし・・・
Dscn6397.jpg

紙やすりでシコシコ。でも、面倒くさいのよ。よって、この美しくない仕事となる。
Dscn6401.jpg

さあ、いよいよ合体、とはいかず、はじめにピックガードを乗っけてしまいました。今回はオリジナル重視なので、アース配線にはいつものギボシコネクターは使っていません。
Dscn6402.jpg
このまま別のギターに近づけて最終的な動作チェック。問題なーし。

こんどこそ合体!ボルトオンのやり方は前にも書いたはず。いつだっけ?
Dscn6405.jpg
ふつうの先の長いドライバーを使うと溝をなめるので、オヤジはスタビドライバーを使っています。手のひらに体重かけてぐいっとね。なんて、偉そうなこと言っていたら、溝なめてしまった。とほほっ。

只今、溝の修復中。こういうところにオヤジのこだわりが?
Dscn6408.jpg

途中、大幅に割愛!

あとは弦を張るだけとなったが・・・ストップバーのアンカーが浮き気味。
Dscn6404.jpg
このくらいなら、まっいいか。まだ、がっちりしてるし・・・・

弦張って、弦高、テンション、イントネーションの調整やって、はいっ、作業完了。パチパチ。
Dscn6410.jpg

このギターの音ははじめて聴くから、オーバーホールでどう変わったのかは、よくわからない。で、このギターの感想はというと・・・・・出音がたいへんいいということかな。SONEXにはめずらしく、ピックアップとコントロールの関係が非常にはっきりしている。
Dscn6418.jpg
生鳴りは標準以下、SONEXに特有のウナリもあまりなく、あたり(いわゆるMOJOが付いたってやつね)の出ている気配もない。でもね、しっかりと

70年代のギブソンギターそのものの音がする!感動した!










nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。