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指板の補修・・・失敗だな [オーバーホール]

本日、2度目の登場です。

相変わらず雪が降り続いております。なので家で大人しく指板の補修に挑戦しました。結果はどうだったかというと・・・・・

指板のキズ補修の方針はほとんど固まっていたんだけど、問題は材料。CUSTOM80はエボニーだからねえ。

で、あっちこっち探し回って、いいものを見つけたのさ。バリ島の木彫りの台座(写真は底のほう)。
Dscn6261.jpg
一瞬、黒檀か!?という角材だね。

取りあえずノコで切ってみました。この切り粉が今回必要なのさ。
Dscn6262.jpg
あらっ?切り粉が紫色。ということは黒檀ではなく紫檀?なんてことは無いわけでして・・・切り口の深いところは白いじゃないの。・・・・・やっぱり塗りだったか。

この材はかなり重量があり、まあ、密度的にはOKなので、予定通り切り粉を集めることにしました。

色のついたところを得るために浅く切っていったら・・・
Dscn6263.jpg
フレット溝を切っているみたいになってしまいました。

粉があつまったので、さっそく、やってみましょう。ものごと、いきなりは何なので小さい打ちキズで練習してからね。
Dscn6256.jpg
1フレットの脇の角に小さな打痕があります。わかりますか?

綿棒にアセトンをつけて脱脂してから、瞬間接着剤を針で塗りまして、切り粉をぱらぱら盛ります。
Dscn6264.jpg
すみません。一連のスピード作業なので写真がうまく撮れませんでした。盛った部分に焦点が合っていませんね(汗)。

で、乾いたところで余分の粉を飛ばして磨くと・・・・
Dscn6269.jpg
まあまあですね。キズが目立たなくなりました(円内)。

それでは本番です。このキズを隠すのね。
Dscn6257.jpg

接着剤を塗って、切り粉を盛って。
Dscn6271.jpg

飛ばして。
Dscn6272.jpg

均して着色して。
Dscn6275.jpg

さらに削って。
Dscn6283.jpg
14フレット脇の直線キズは目立たなくなりましたが、弦の押しキズは・・・・・はっきりわかります。とりあえず、陥没はしていないので機能的には回復してるんですが。やっぱり、失敗という結果でしょうな(ふうーーっ)。

今回、指板のキズ修理をやってみてわかったこと。
1.方法はこれでいい。
2.切り粉ではなくもっと粒子の細かい、やすりくずを使う。
3.材料には同じ木を使う。
4.本格的な面の仕上げにはフレットを抜く必要がある。

まあ、皆さんも機会があったらやってみて(あくまでも自己責任で)。


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コメント 2

サトリーズ

よく見つけますな、そういう物を(*゜.゜)ホ・(*゜。゜)ホーーッ!!
おいらは演奏に支障が無い程度の傷は、気にならなかったりします(^^;
でも、そうも言ってられない場合、真似してみるよ~
by サトリーズ (2011-02-11 19:01) 

tiyo

私も普段弾き用のギターなら多少のキズは全然気になりません。

今やっているのはリペアの真似事だね。単なる好奇心!
by tiyo (2011-02-11 21:59) 

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