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ネック取り付け準備 [SONEXプロトタイプ復元]

ネックをボディーに装着する際、SONEXでは実際に弦を張っての調整となるので、まず、弦が張れるようにしなければなりません。具体的にはナットとペグを先にネックに取り付けろということです。

で、ナットです。これは消耗品ですので新品に交換します。今回使うのはTUSQのギブソン用溝付きナット(下写真左)です。
tusq nut.jpg
私は溝切りヤスリを持っていないので、溝付き既製品を使うことにしています。

TUSQナットの幅はぴったりです。大抵の場合、高さの調整だけで使えます。ところが、このSONEXネックは指板のRが強め(80年製ネックの特徴?)なのでトップのカーブも合わせたほうがよさそうです。

そこで既存のナットの形状を紙に写してテンプレートを作りました。
template.jpg

そのテンプレートを裏返して、今度は新しいナットに型を写します。
nut trimming2.jpg

テンプレートで確認しながら紙やすりで形成していきます。
Dscn5039.jpg

指板のカーブに大体合いましたね。高さは弦を張りながら調整するので、少し高めのところで削るのは止めておきました。
nut trimming.jpg

しかーし、トップにカーブをつけたおかげで、1,2弦の溝がなくなってしまった。せっかく溝付きナットを買ったのに(涙)
nut.jpg

苦肉の策として、リューターのビットで彫ることにしました。さすがに回転はさせません。芯がブレブレの安物だから失敗するのは目に見えている。
Dscn5048.jpg
とりあえず筋だけは付いた感じ。まあ、あとは弦を張ってみないと分らない。

次にペグの取り付け。使うのはこの前手に入れたレスポールカスタムのやつ。ピッカピカさー。
Dscn5064.jpg
ロゴはないけど、ゴトーだよ。これだけであのジャンクギターの元は取れたことになる。

SONEXの純正ペグはメーカー不明。しかし、グローバー102と共通マウントなので、ゴトーのペグはポン付けできるはず。
Dscn5063.jpg

はい、ポン付けできました。
Dscn5066.jpg
しかーーし、わかりますかね?4,5,6弦側が少し下向いてません?実物で見ると、耐え難いほど気になります。しかも、この個体のペグ穴、左右対称じゃないですよ!

急遽、片側だけビス穴を埋めることに。これはもうネットでお馴染みの爪楊枝埋めの図。
Dscn5067.jpg

4,5,6弦ペグを気持ち上向きにセットして、なんとか左右のバランスがとれました。
Dscn5069.jpg

今日はもうネックをボディーにセットするの止めにしよう。ネックのクリアーの乾きがイマイチなんだ(握り続けると指紋が薄っすら付く感じ)。なので、このギターは恐らく組み立ててもまだスタンドには立てられないと思います。皆さんラッカー仕上げの後はどうしているんだろう?
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コメント 2

サトリーズ

ナットの溝堀も課題なんだよなあ。
まあ、なんとかやってみるけど・・・
by サトリーズ (2010-07-06 12:49) 

tiyo

専用のヤスリさえあればねえ。
しかし、高過ぎる。自分で買う気にはなれない。
これから先だって何度も使わないと思うし・・・
by tiyo (2010-07-06 20:54) 

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