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SONEX作るぞ [ハイブリッドSONEX]

お次はSONEX。このブログのテーマだからリキ入れてやります。今回使うボディは80年製CUSTOMのもの。まあ、SONEXはグレードに関係なくみんな同じボディだけど。あらあらこれはひどいペイントだ。本人の名誉のために誰がやったかは伏せておきますが、シルバーバーストにしたかったんだろうな。このボディ、実はサイケデリックペイントにする予定だったのです。今ヤフオクに出品されているハンドペイントのSONEXをかみさんに見せたら私もやると言い出し、芸術系の大学に行っている息子がデザインして、おとうが組み立ててと家族プロジェクトになるはず。が、うちはみんな口ばっかりで、実現しようという意欲に欠けている。あのサイケSONEXはマニアの間ではイエローサブマリンとして知られているやつで私のホームページでも取り上げています。本当にきれいなグラフィックですね。
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さて、このボディを提供したCUSTOMはイーベイで結構な価格で落札したのに実物はガタガタでした。キズだらけなのは納得の上とはいえ、ピックアップが断線、ブリッジの駒なし、サーキットの断線、ピックガードの大きな割れ、指板のひび割れと虫食い、ともうギターとして使える状態ではなかったです(ケースも損壊)。日本なら完全ジャンクとよばれるものですね。こんなやつでも手をくわえてやればまだまだいけるはず。
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これに限らずSONEXで一番問題になるのは、樹脂製のボディトップと芯材の剥離です。この個体もその現象が発生しています。別の個体でこれを修復したことがありますが、プレス機がなければまず不可能です。今回はそれほどひどくないのでそのままにすることにしました。
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このギターは製造から29年が経過したビンテージですので、実用に支障のないキズの補修はしません。全体をコンパウンドで磨くだけにしておきました。マウスサンダーがここでも活躍。
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ネックは81年製のCUSTOMのもので、DXやSTDと全く同じものです。わたしのホームページで述べているようにCUSTOMのメイプル3ピースにエボニー指板は80年製だけのものです。例えば81年製だとSTDとCUSTOMは全く同じ仕様なんです。このネックは日本ギブソンが国内販売したCUSTOMから外したもので、さすがに日本人が前オーナーですから大事にされたようです。
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ローズの指板、フレットも問題なし。
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オリジナルのペグはずいぶん前にヤフオクで売ってしまったので、80年製のほうから移植しました。多少キズがありますが、まだ、ガタは出ていないようです。
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ジョイント部も問題ないようです。SONEXはあまり問題なくネックのトレードができます。あのネックポケットの巨大な隙間があればほとんどの誤差を飲み込んでくれます。
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明日は配線のチェック、ハードウエアの選択の予定。できれば一気に組み上げてしまいます。




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